ササゴイとコムクドリ 2017年07月29日 | 森や丘陵、公園の散策 東京湾に面した公園は多くの野鳥が集まります。 アオアシシギとコアオアシシギが仲良く並んで餌を探していました。 ササゴイの幼鳥は既に魚とりの名人でした。 池の周りのミズキの実をコムクドリが食べに来ていました。 (頬に班があるのがオス、無いのがメスです。 左二羽がオス、右がメス) オス メス 6羽くらいの群れが幾つかいるようで、交代で集まってきていたようですが、初めて見る野鳥がまた増えました。
田園のキジとモズの幼鳥とウチワヤンマ 2017年07月22日 | 森や丘陵、公園の散策 池と田んぼが広がる田園地帯を歩きました。 蓮池ではチョウトンボが舞っていましたが、美しい羽は既にボロボロでした。 池の周りでは色々な種類のトンボが飛んでいましたが、一回り大きなトンボが目立ちました。 ウチワヤンマ(オス) 腹部の先端が団扇の様に広がっているので、この名が付いたようです。 名前はヤンマですがサナエトンボの仲間で、飛び続けてなかなか止まらないヤンマ類と違って直ぐに枝先などに止まります。 昆虫の多さに比べ、鳥は暑さも影響してか少なく殆ど見かけませんでしたが、木の梢でホオジロが囀っていました。 少し大きなヤナギの木から鳥の鳴き声が聞こえてきました。近づいてみると… くちばしの形状からおそらくモズの雛、幼鳥ではないかと思いますが、親は見かけませんでした。 そして、田んぼの畔から出ると足元からキジの親子が飛び出して、雛は藪に逃げ込みましたが母鳥は立ち止まり、こちらを警戒しています。 そして、雛たちが藪に逃げ込んでからしばらくすると、ゆっくりと藪に消えていきました。 体を張って雛を守る姿は凛として見えましたが、近くではイタチも見かけました。外敵は少なくないのでしょうが無事に巣立ってほしいものです。
アオバズクとクロツグミ 2017年07月17日 | 森や丘陵、公園の散策 巣立ちが近いアオバズクの巣の近くにオスとメスが止まっていました。 右の木の上にメス、左の木の下にオスがいます。 アオバズク(オス) メス 早々にアオバズクの元を離れ、山間の林道を歩きました。 この時期の林道は人影も少なく、林道で会ったのはたった二人でした。 キビタキが近くに止まりましたが逆光でシルエットだけです。 キビタキを見ていると横を黒い鳥が飛び去って行きました。追ってみますが姿を現しません。 諦めて振り返ると道の先に黒い鳥が足早に遠ざかっていきます。 虫?を銜えたクロツグミでしたが、これも日陰で暗くてしかも逆光ぎみでおまけに動きが早いという、残念ながら古いコンデジが最も苦手とするタイプの被写体でピントがまったく合いませんでした。(腕が悪いのを棚に上げていますが…) クロツグミ(オス) 初めてのクロツグミで写真は残念でしたが、取り敢えず会えたのは幸運でした。
オオヨシキリの幼鳥?とタヌキ 2017年07月16日 | 森や丘陵、公園の散策 久しぶりに行った河川敷のヤナギにはコクワガタやノコギリクワガタがいました。 クワガタを見られて満足し、少し離れた田んぼの葦原に向かいました。 葦原ではオオヨシキリの鳴き声があちこちから聞こえ、葦原を飛び交っていました。 しかし動きが早い上、警戒して近づけないため中々写真が撮れませんでしたが、何とか数枚撮りました。 オオヨシキリにしてはスマートでくちばしも少し小さめ、もしかするとコヨシキリかセッカと思いましたが、オオヨシキリの幼鳥の可能性が最も高いような気がします。 帰り道、田んぼの畔で視線を感じて見てみると、 一瞬、野良犬か野良猫かと思いましたがタヌキでした。 夏毛でスマートというより少し痩せているような…。親か子供か分かりませんがタヌキの餌探しも大変そうです。
あどけない森の「忍者」? 2017年07月15日 | 森や丘陵、公園の散策 いつものように森を歩いているとカラスがうるさく飛び回っています。 あたりを見渡しても鳥の気配はありませんが、何度か見直すと写真の中央、クヌギの枝分かれの部分に違和感が… そして少し動いたような… 森の賢者の幼鳥でした。 本当に木と同化してまったく気づきませんでした。 それにしても前回見た場所から数百メートル離れていて、結構移動していることに驚きました。 先ほどのカラスはこちらを気にもせずに威嚇を続けていましたが、少し離れた場所で何かが飛び立ちました。 飛び去ったのは賢者の兄弟でした。 視線の先には親鳥がいたようで、こちらの気配に気づいて飛び去りましたが音だけで姿は見せませんでした。 数時間後、帰り途中に最初の場所を再び通りがかると枝分かれの「忍者」は既に起きていました。 賢者、満面の笑み? 雛は小さな体で木に同化し、親は気配だけでも飛び去ってしまう。 この鳥は、「森の賢者」というより「森の忍者」の方が合っているように思えました。
あどけない森の賢者 2017年07月08日 | 森や丘陵、公園の散策 森を歩いているとカラスが警戒して鳴いています。 よくあるパターンは人が巣に近付いてしまった場合と近くに猛禽がいる場合なので、周りを注意深く見渡します。 大きなクヌギの木の上に「森の賢者」の巣立ち雛が止まっていました。 二羽が寄り添うように止まっていました。 夜行性なので基本的には寝ていますが、カラスの鳴き声でゆっくり寝ていられないようです。 周りに親鳥の姿はありませんでしたが、どこかで見守っているのでしょう。 あまり驚かさないようにコンデジの武器である高倍率ズームで離れて撮影しましたが、早々に離れることにしました。 巣が近くにあるのか雛は全部で何羽なのか分かりませんが、あどけない雛でも森の賢者の風格を少しだけ感じました。
オオタカとチョウトンボとノスリ? 2017年07月02日 | 森や丘陵、公園の散策 自転車で近所の公園へ行くと、湿地にチョウトンボが舞っていました。 名前の通り蝶のように飛ぶトンボで、ひらひらと綺麗ですが飛んでる姿を写すのはコンデジでは難しいです。 湿地を離れると遠くの木にオオタカが止まっているのに気づきましたが、直ぐに飛び去ってしまいました。 公園からの帰り道、もう一つ公園に寄ってみました。 森の中から幼鳥の鳴き声が聞こえました。 二羽のオオタカの幼鳥でした。(二本の杉の間、上と下に一羽づついます) 二羽は別々に飛んで一度離れました。 一羽は違う木に飛び移りました。 もう一羽は下に降りてツグミの様に落ち葉を払ったり、飛び跳ねながら遊んでいるようでした。 幼鳥が飛び跳ねて遊んでいると近付いた藪から猫が飛び出してきました。幼鳥は間一髪かわすと慌てて逃げていきました。 その後、二羽は木の上に集まり、親に自分たちの居場所を伝えているようでした。 二羽は何度か飛んでは別の木の上に止まりました。 幼鳥たちから離れ、帰り際に池を覗くと木の上に幼鳥が止まっていました。 三羽目のオオタカ幼鳥だと思って見ていましたが、良く見るとどうも違う。ノスリの幼鳥ではないでしょうか? ノスリは留鳥ですが、個人的には冬のイメージが強いので初夏に会うと不思議な感じがしました。
ツミとオナガの子育て 2017年07月01日 | 森や丘陵、公園の散策 住宅街のさほど大きくない公園にツミの巣がありました。 巣には巣立ち前の二羽の雛がいました。 通りかかった地元のおばあさんの話だと雛は五羽で二羽が少し育ちが遅かったとか。 探すと近く木に三羽の巣立ち雛がいました。(左下に一羽います) 母鳥は三羽がいる木と二羽がいる巣の間の電線に止まっていました。 時々執拗に絡んでくるカラスに向かっていきました。 そして姿を見せなくなるとしばらくして餌を持って帰ってきました。 この餌は三羽の内、左下にいた雛が貰いました。 次に捕まえてきた餌は巣にいる左側の雛に与えられました。 ツミの巣を見ていると、やたらとオナガが鳴きながら飛び回っています。 オナガがカラス対策のためツミの巣の近くに営巣することは有名ですが、探すとこのツミの巣の周辺にもいくつかオナガの巣がありました。 巣には三羽の雛がいました。(一羽は後ろにいますが一緒に写せません) 三羽は時々餌を貰っていましたが、暫くすると一羽が巣から枝に飛び移り木の上に出てきました。 そして10メートルくらい離れた木へ飛び移ると鳴き始めました。 直ぐに親鳥が飛んできました。 すると残りの二羽も飛んできました。巣立ちの瞬間でした。 市街地の公園という小さな空間にも自然が溢れていました。