荒川河川敷でのヒラタクワガタ探しも三週目、今日でダメなら今夏は諦めるつもりでした。
猛暑となった週末、まだ朝9時ごろなのに車を降りると直ぐに汗ばむほどでした。
辿り着いたヤナギには、カブトのメスとノコギリクワガタくらいしかいませんでした。
準レギュラーのゴマダラカミキリやアオガエルはいますが、カナブン以外の甲虫はほとんどいません。
オオカマキリもじっと獲物を待ち伏せていました。
見切りをつけて、少し離れたヤナギを見に行きました。
ぱっと見回してもカナブンとスズメバチがいるくらいでしたが、奥の枝にカブトムシが見えました。
カブトムシの横にクワガタが見えましたが、実際は暗くて良く見えずコクワガタと思っていました。
一応、念のため良く見てみると、
えっ、ヒラタ? ……。
まさかと思って手に取るとやはりヒラタクワガタでした。
この辺りに仮にいても大きくは無いだろうなと思っていましたが、やはり小さく40ミリに届きませんでした。
しかし、やはりヒラタクワガタ。小さくても力強く威厳さえ感じます。
気を良くして狭山丘陵にも足を延ばしました。高いクヌギの上のメクレの下にノコギリクワガタが見えました。
恐らく結構大きな個体だと思いますが、手に取って見ることは出来ませんでした。
次のクヌギではウロにクワガタが見えました。
引っ張り出してみると、ノコギリクワガタでした。
良く見ると、根元にもいました。
欠けた顎が樹液場の戦いの厳しさを教えてくれます。
近くにいたコクワガタ
ルリタテハも樹液を吸っていました。
カブトムシばかりだった狭山丘陵ですが、カブトの数はめっきり減ってしまいました。
そして、肝心のヒラタクワガタの気配を感じることは出来ませんでした。
メクレの多い木も少なくないですが、河川敷にしろ、雑木林にしろ、夜行性のヒラタクワガタを昼に
見つけるのは本当に難しいと思いますが、今日は運に恵まれた一日でした。