今日は天気も良く、寒さも少し和らいだので埼玉県のB川へ行きました。
ここはヘラブナ釣りで有名なところですが、少数派ながらタナゴを始め
小物釣りの釣り人も集まります。
冬の平日ということもあり、ヘラ師はそれなりに居ますが小物釣りをやって
いる人は見当たりませんでした。
取り敢えず、タナゴポイントで竿を出します。
ここは夏はベテランのおじさん達が陣取っているところですが、今日は
レギュラー陣が誰もいませんのでルーキーの私が独占です。
しかし、一時間経ってもウキはピクリともしません。
そのうち風が吹き始めて波が立ってきたので、未だお昼ですが納竿しようと
片付けました。
釣り道具を持って川べりの遊歩道を歩いていると遊歩道と川の間に芦原が
広がります。
ふと見ると人が何とか通れそうな空間が目に入りました。時間も早いので
芦を掻き分けながら入ってみました。
踏みつけられて道のようなものがあります。そして現れたのは小さな池です。
こんなところに池があるとは知りませんでした。
湿地の中に出来た池のようですが、スノコが二箇所に置いてあるのみで
釣る場所は限られています。
幸い芦に囲まれているので風の影響も余り無く、水面も波立っていません。
もしやタナゴの隠れポイントかと思い、早速、スノコに釣り道具を置いて
竿を出してみました。
五分ほどでウキに突くようなアタリが出始めました。
そして一気にウキが沈み込み合わせると今日の一匹目、モツゴが釣れました。
モツゴとしては大き目で7センチくらいありました。
最初の場所が全くアタリが無かったので、モツゴといえど結構嬉しいです。
ますます期待感が高まりますが‥‥。
モツゴが続き、‥‥。
更にモツゴが続き‥‥。
とにかくモツゴばかりが入れ食いのように掛かりますが本命が釣れません。
池と川の距離はそれほど無いので、どこかで繋がっているのではないかと
思いますが、もしかすると完全に陸封されてタナゴはいないのかも知れません。
ふとスノコの左側を見ると半分寝ているようなミシシッピアカミミガメがいます。
ツルツルの変な甲羅です。
水面には雲の切れ間から太陽が覗いています。
この後、太陽が雲に隠れ急に寒々としてきたので、今度こそ納竿となりました。
記念撮影して全てリリースです。
結局モツゴだけでしたが、殆ど食わなかった魚たちがいよいよ活動を始めた
ような気がします。
この池がモツゴだけの池なのか、本命もいるのか、楽しみが増えました。
さて、小魚が活動を始めたのならば、家の睡蓮鉢で飼っているヤリタナゴも
餌を食べるかもしれないと、帰宅してから数日前まで厚い氷が張っていた
睡蓮鉢を覗いてみると氷は既に溶けています。
餌を少し撒いてみると、しばらくして水面に上がってきて食べ始めました。
この睡蓮鉢にはヤリタナゴが4匹とここで生まれたニッポンバラタナゴ2匹が
いますが、写っているのは埼玉で釣った2匹のヤリタナゴです。
釣りが楽しめる春は確実に近付いているようです。