10月29日(土)晴れ
語ります!
今日は。
なので、いつものおもしろおかしいブログ(←本当におもしろおかしいか?は置いておいて)ではありませぬ。
結構、真剣です。
でも、
「まあ、そんな日もあるさ!」
と、夕暮れの屋上で缶コーヒー飲んでいるサラリーマン気分で気軽に読んで下さい。
事の発端は、ワークショップ。
今日明日で、第9期菅野臣太朗ワークショップが終了します。
毎度のごとく、稽古終わりに飲み屋へ直行したのですが、とにかく語りました。
色~んな事を。
特に、演劇に付いてね。
語りながら、ふと…
「自分が何の為に演劇をやっているのか?」
って言う原点をおさらいしました。
前から声を大にして言っているのは、
「日本の演劇界の向上」
「日本を元気にする演劇を作る」
です。
端から見れば、
「あ~、勝手にやれば?」
的な目的です。
実際、ありますしね。
そーゆー意見。
しかし、自分は自信持ってます。
それに関しては。
じゃあ、どうしてそう思ったのか?
もう1歩深く追及してみました…。
3年前の3月。
ロボトミーと言う舞台を作りました。
精神分裂病(←今は、違う呼び方なんですよね?思い出せなくてすいませんm(_ _)m)になった夫を支える妻とそれを取り巻く人間の距離感を珍しくシリアスなタッチで上演した作品です。
その当日パンフレットが急に読みたくなり、クローゼットを開け、当日パンフレットを読んだ瞬間、ハッとしました。
そうかそうかと…。
今、菅野臣太朗と言う演出家が演出家として立ち続ける事が出来るのはこれだったのかと…。
日々生きていくと、沢山の人や状況や経験によって、自分の根本を見失う事がある訳です。
積み重なってしまった何かの重さを支える事に目が行ってしまって、根本を見失う事がある訳です。
今日は、そんな事を深く深く考えてしまったので、こんな事を書いてみました。
ね?
語っちゃったでしょ?
たまには、いいね?
ワークショップで必死に演劇に食らい付いているみんなを見て、
初心を思い出したのでした。
参考までに、ロボトミーの当日パンフレットのコメントを載せてみちゃったりしてみます。
「眠れる夜の哲学」
今年の正月に実家に帰った時。
ヰタ・マキを旗揚げする時に作った「ヰタ・マキノート」なんて物が出てきた。
何気なく開いたノートの1ページ目には、
筆ペンで「役者は夢を売るのが仕事」なんて書いてあった。
最近ずーっと考えてるのは「演劇でどうやって日本を変えてやるか?」
おいおい、なに言っちゃってんだよ…冗談だろ?
…な~んて思われそーだが、かなりマジに考えてるんですわ
高校の演劇部からはじめて13年。
人生の半分近くを演劇に費やしている事になる。
そんな、いい歳をした売れない演劇人がいつも考えているのは、
「どうしたらプロデューサーと仲良くなれるか?」
だったり、
「とにかく演劇界の友達を作る!」
とか、
「マスコミ関係者と知り合いたい」
などと言う、
いわゆる『売れる』ための方法ばっかりだった。
でも、
昔書いたノートは忘れかけていた事を気付かせてくれた…。
これから書く事はキレイゴトだし、
売れない演劇人の負け犬の遠吠えかもしれませんが、まぁ読んで下さいな。
自分はお客さんに「夢」を買ってもらいたかったのに、自分の「夢」を売りつける事が目的になってしまっている現状にハッとしたんですな。
売れる売れないは結果論であって、今、日本で演劇と言うメディアでどれだけの人に夢を売り続けていく事が出来るのか?
どれだけの人をハッピーにさせる事が出来るのか?
考えなきゃいけない。
何故なら僕らはお客さんに「夢」を買っていただいて生活している訳だし、
「夢」を買っていただいて生きている…。
生きていくエネルギーとは、
「自分を何とかしたい!」
ではなく、
「人をなんとかしたい!」
って言うエネルギーの事なんだと改めて確認できたのでありました。
本日は忙しい中、来ていただいてありがとうございます。
楽しんで行って下さい。
演出
菅野臣太朗
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語ります!
今日は。
なので、いつものおもしろおかしいブログ(←本当におもしろおかしいか?は置いておいて)ではありませぬ。
結構、真剣です。
でも、
「まあ、そんな日もあるさ!」
と、夕暮れの屋上で缶コーヒー飲んでいるサラリーマン気分で気軽に読んで下さい。
事の発端は、ワークショップ。
今日明日で、第9期菅野臣太朗ワークショップが終了します。
毎度のごとく、稽古終わりに飲み屋へ直行したのですが、とにかく語りました。
色~んな事を。
特に、演劇に付いてね。
語りながら、ふと…
「自分が何の為に演劇をやっているのか?」
って言う原点をおさらいしました。
前から声を大にして言っているのは、
「日本の演劇界の向上」
「日本を元気にする演劇を作る」
です。
端から見れば、
「あ~、勝手にやれば?」
的な目的です。
実際、ありますしね。
そーゆー意見。
しかし、自分は自信持ってます。
それに関しては。
じゃあ、どうしてそう思ったのか?
もう1歩深く追及してみました…。
3年前の3月。
ロボトミーと言う舞台を作りました。
精神分裂病(←今は、違う呼び方なんですよね?思い出せなくてすいませんm(_ _)m)になった夫を支える妻とそれを取り巻く人間の距離感を珍しくシリアスなタッチで上演した作品です。
その当日パンフレットが急に読みたくなり、クローゼットを開け、当日パンフレットを読んだ瞬間、ハッとしました。
そうかそうかと…。
今、菅野臣太朗と言う演出家が演出家として立ち続ける事が出来るのはこれだったのかと…。
日々生きていくと、沢山の人や状況や経験によって、自分の根本を見失う事がある訳です。
積み重なってしまった何かの重さを支える事に目が行ってしまって、根本を見失う事がある訳です。
今日は、そんな事を深く深く考えてしまったので、こんな事を書いてみました。
ね?
語っちゃったでしょ?
たまには、いいね?
ワークショップで必死に演劇に食らい付いているみんなを見て、
初心を思い出したのでした。
参考までに、ロボトミーの当日パンフレットのコメントを載せてみちゃったりしてみます。
「眠れる夜の哲学」
今年の正月に実家に帰った時。
ヰタ・マキを旗揚げする時に作った「ヰタ・マキノート」なんて物が出てきた。
何気なく開いたノートの1ページ目には、
筆ペンで「役者は夢を売るのが仕事」なんて書いてあった。
最近ずーっと考えてるのは「演劇でどうやって日本を変えてやるか?」
おいおい、なに言っちゃってんだよ…冗談だろ?
…な~んて思われそーだが、かなりマジに考えてるんですわ
高校の演劇部からはじめて13年。
人生の半分近くを演劇に費やしている事になる。
そんな、いい歳をした売れない演劇人がいつも考えているのは、
「どうしたらプロデューサーと仲良くなれるか?」
だったり、
「とにかく演劇界の友達を作る!」
とか、
「マスコミ関係者と知り合いたい」
などと言う、
いわゆる『売れる』ための方法ばっかりだった。
でも、
昔書いたノートは忘れかけていた事を気付かせてくれた…。
これから書く事はキレイゴトだし、
売れない演劇人の負け犬の遠吠えかもしれませんが、まぁ読んで下さいな。
自分はお客さんに「夢」を買ってもらいたかったのに、自分の「夢」を売りつける事が目的になってしまっている現状にハッとしたんですな。
売れる売れないは結果論であって、今、日本で演劇と言うメディアでどれだけの人に夢を売り続けていく事が出来るのか?
どれだけの人をハッピーにさせる事が出来るのか?
考えなきゃいけない。
何故なら僕らはお客さんに「夢」を買っていただいて生活している訳だし、
「夢」を買っていただいて生きている…。
生きていくエネルギーとは、
「自分を何とかしたい!」
ではなく、
「人をなんとかしたい!」
って言うエネルギーの事なんだと改めて確認できたのでありました。
本日は忙しい中、来ていただいてありがとうございます。
楽しんで行って下さい。
演出
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