今年の夏は今年しかない

８月１日(土)




去年の秋。
突然懐かしい名前からの着信。
「臣太朗、芝居一瞬に作らねえか？」
聞けば現役高校生のみのミュージカルを作りたいと。
面白そうですね、と即決。
もちろん企画自体の面白さもそうだが、引き受けたもう1つの大きな理由は【恩返し】だった。


高校は演劇部だった。
ここで演劇に出会ってなければ、今の僕は無い。
微塵も無い。
人生の半分以上を演劇に費やしている。
演劇に出会ってなかったら、何をしてるか想像も付かない。
演劇が僕を救ってくれたと言っても過言では無い。
だから高校演劇部出身の僕が、俳優を目指す高校生に何か出来る事は無いかとずーっと思っていた。
そんな僕にはこの高校生ミュージカルは、ピッタリの仕事だった。
むしろ使命感でさえ感じていた。


このプロジェクトの良い所がもう1つ。
それは高校生達に金銭的な負担が無い所だ。
よくあるlesson費やら公演参加費やら、チケットノルマなどそういう類の物が無い事も僕が参加した理由の1つである。


オーディションしてlessonが始まって、春にプレビュー公演があって、本公演の稽古が始まって、いよいよ今日が公演初日だ。
約1ヶ月のロングラン。
ただただ真っ直ぐに。
ただただひたすらに。
ただただミュージカルがやりたくて集まった、彼女たちの夏を堪能して欲しい。



高校生ミュージカル「SUMMER SONG」
本日開幕。



to be continued…