東シナ海で新たに資源探査 中国、「春暁」付近で (共同通信) - goo ニュース
決して中国の味方をしたり、肩を持ったりしたいわけではないが、モータリーぜーションが急ピッチで進む中国はつくづく気の毒に思う。
東シナ海の海底油田やガス田の開発に躍起となるあまり、日本の権益を侵し、あるいは侵しかねない状況を知れば知るほど、エネルギー資源の確保が中国にとって死活問題であることがよくわかる。
公称13億人の中国の民が、続々とマイカーを求め、それらの需給に応えて、日本からは、トヨタをはじめ、日産、ホンダ、三菱自動車などがこぞって中国に進出して、自動車を大量生産して、中国の人々に売りつける。
ところが、ガソリンの確保については、各社とも知らん顔である。
中国には、ロクな油田もガス田もない。中国政府は、どのようにして石油や天然ガスを確保しようとしているのか。
振り返ってみれば、文明社会の仲間入りをするということは、資源争奪戦争に参戦することに等しい。歴史を振り返ってみると、資源争奪戦争は、石炭争奪戦争から石油・天然ガスの争奪戦争、ウラン争奪戦争へと推移してきた。この過程で、世界大戦が2度勃発し、多くの人々が死んだり、殺されたりした。
まさしく「文明社会」というのは、罪深い「業(ごう)」を背負っているものである。 この地上から戦争を無くすることは、この資源戦争の根源を絶つしかないとさえ言い切れるだろう。
このように文明社会を生きる我々は、「消極的な意味での戦争賛成者」あるいは「間接的協力者」であることは逃れられない事実である。なのに、戦争反対のプラカードを持ってデモ行進するデモ隊の中に、自動車が混ざっている光景をみかけることがある。実に滑稽な話なのである。
少なくとも、自動車を利用している人、物品の流通・消費なども含めて、自動車の恩恵を受けているすべての人は皆、資源争奪戦争に加担していることになるのだが、その自覚すらほとんどない。
現代の戦争の本質は資源争奪であることを、心して確認なければならない。
日本においては一日も早く、石油・天然ガスを争奪する戦争から抜け出す道、すなわち石油・天然ガスを使わないでも文明を維持できる道に国民こぞって歩み出す必要がある。
中国による、東シナ海の油田・ガス田の開発と、「愛・地球博」とが一本の線で直結していることを痛感させられる。

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決して中国の味方をしたり、肩を持ったりしたいわけではないが、モータリーぜーションが急ピッチで進む中国はつくづく気の毒に思う。
東シナ海の海底油田やガス田の開発に躍起となるあまり、日本の権益を侵し、あるいは侵しかねない状況を知れば知るほど、エネルギー資源の確保が中国にとって死活問題であることがよくわかる。
公称13億人の中国の民が、続々とマイカーを求め、それらの需給に応えて、日本からは、トヨタをはじめ、日産、ホンダ、三菱自動車などがこぞって中国に進出して、自動車を大量生産して、中国の人々に売りつける。
ところが、ガソリンの確保については、各社とも知らん顔である。
中国には、ロクな油田もガス田もない。中国政府は、どのようにして石油や天然ガスを確保しようとしているのか。
振り返ってみれば、文明社会の仲間入りをするということは、資源争奪戦争に参戦することに等しい。歴史を振り返ってみると、資源争奪戦争は、石炭争奪戦争から石油・天然ガスの争奪戦争、ウラン争奪戦争へと推移してきた。この過程で、世界大戦が2度勃発し、多くの人々が死んだり、殺されたりした。
まさしく「文明社会」というのは、罪深い「業(ごう)」を背負っているものである。 この地上から戦争を無くすることは、この資源戦争の根源を絶つしかないとさえ言い切れるだろう。
このように文明社会を生きる我々は、「消極的な意味での戦争賛成者」あるいは「間接的協力者」であることは逃れられない事実である。なのに、戦争反対のプラカードを持ってデモ行進するデモ隊の中に、自動車が混ざっている光景をみかけることがある。実に滑稽な話なのである。
少なくとも、自動車を利用している人、物品の流通・消費なども含めて、自動車の恩恵を受けているすべての人は皆、資源争奪戦争に加担していることになるのだが、その自覚すらほとんどない。
現代の戦争の本質は資源争奪であることを、心して確認なければならない。
日本においては一日も早く、石油・天然ガスを争奪する戦争から抜け出す道、すなわち石油・天然ガスを使わないでも文明を維持できる道に国民こぞって歩み出す必要がある。
中国による、東シナ海の油田・ガス田の開発と、「愛・地球博」とが一本の線で直結していることを痛感させられる。

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