小泉首相は「現代の聖徳太子」だ。中国、韓国などに負けるな!

2005年12月06日 18時15分56秒 | 靖国問題
首相「靖国はもう外交カードにならない」 (朝日新聞) - goo ニュース

 小泉首相が5日、日中韓3か国の首脳会談について「私はいつでもいいが、向こう(中国)が延期する(言ってきた)。それでも結構だ。中国次第だ」と語ったという。よく言ってくれたとエールを送りたい。
 小泉首相の靖国神社参拝が原因だという指摘に対して、首相は「中韓が外交カードにしようとしても無理だ。一つの問題で意見が違うからといって、ほかの関係も悪くする考えはない」とキッパリと突っぱねており、なかなか頼もしい限りである。
 日本のマスコミはもちろん、中国や韓国のマスメディアも、なぜ共産党一党独裁の中国北京政府や韓国左翼政権が小泉首相の靖国神社参拝を非難するかについて、真相報道をまったく行っていない。 中国や韓国にとって、小泉首相が靖国神社に参拝しようと、しまいと何の利益もない。本当のところは、どうでもよいはずである。一体、胡錦濤主席にしろ、盧武鉉大統領にしろ、靖国神社を見たことはあるのだろうか。見たこともないとすれば、「亡霊」に戦いているとしか思えない。ましてや、中国の李肇星外相が東条英機とヒトラーを同列に見るというのは、歴史の歪曲以外の何ものでもない。東条英機は、ユダヤ人虐殺など野蛮な行為をしていない。それどころか、ドイツとの対決を想定して、多くのユダヤ人に「ビザ」を発給したという話もある。ヒトラーの「ホロコースト」「ジェノサイド」を持ち出し、東条英機を誹謗中傷する前に、しっかりと世界史を勉強しろと言いたい。中国の歴史教育のレベルが知れるというものだ。
 それはともかくとして、共産党一党独裁の中国北京政府や韓国左翼政権が、小泉首相の靖国神社参拝を非難するのは、別の目的があるからである。その目的を達せんがために「靖国神社」を口実に使い、心理作戦を行っているのである。中国や韓国は、日本人が大東亜戦争を持ち出して、「圧力」をかけると「何でも聞く」というこれまでのパターンを飽きもせず続けている。事実、中国や韓国は、まるで総会屋のようなやり口で、日本政府を脅し、嫌がらせをしてその都度、「カネ」を引き出させてきた。その最たるものが「ODA(政府援助)予算」であり、「商品借款」というものあった。
 ところが、日本の政治家の大半は、「ニイハオ」「ニイハオ」と北京詣でやソウル詣でを繰り返して、「ヘイコラ」してきたのに、小泉首相ばかりは様子が違うので、頭にきているのである。
 折しも、日本ではいま、平成18年度政府予算案の編成作業の真っ最中である。昨年秋、町村外相は、共産党一党独裁の中国北京政府に対して「ODA予算の打切り」を通告していた。これに北京政府が激怒したのは、言うまでもない。
 もういい加減にせんかい! 小泉首相は、はっきりと言えばよいのだが、外交の手前、そうは言えない。やはり品良く応対する必要がある。「国民の血税は、無駄にはできない」というのが、小泉首相の本音である。
 共産党一党独裁の中国北京政府の目的は、日本から「資金」を将来にわたって引き出したいということの一言に尽きる。
 韓国左翼政権は、100年前の日韓併合条約そのものを「無効」として、「歴史の巻き戻し」を主張している。竹島(韓国名・独島)もそのときに日本に取られたと抗議している。そのうえでの「損害賠償」「補償」を求めている。要するに、こちらも「金銭問題」である。また、韓国は40年前の「日韓基本条約」も、「不平等条約」として、異議を申し立てているのである。条約の締結のし直しを要求しているようである。
 盧政権が、韓国保守勢力とはまったく違う「学生運動上がり」の政治家たちが中心になっている左翼政権であり、保守勢力が行ってきた外交関係を根底から覆そうとしている。この盧政権の持っている「歴史認識」と違うからといって、日本側が、それに1から10まで従わなくてはならないというものではない。
 しかも、政府どうしが、正式に締結した条約を、いまさら「無効」あるいは「対等に締結されたものではない」とはいっても、国際法上は、通用しない。
 従って、日本は、中国や韓国との「友好関係」の維持や発展を慮り、「相手の言い分を何でもかんでも飲むことが友好関係」と考えるのは、根本的に誤りであることを、よく認識し、冷静な対応をする必要がある。
 この点で、小泉首相は、冷静であり、中国や韓国に媚を売っているような日本の政治家の方が、むしろ、「感情的」である。
 日本は、共産党一党独裁の中国北京政府や韓国左翼政権が、何を言ってこようとも、また、一見して「友好関係」にヒビが入るのではないかと憂慮されようとも、「過去を巻き戻すことはできない」との基本認識を持ち、それぞれの国との関係を処理していくのが、望ましい。
 小泉首相は、雑音に煩わされることなく、「正道」を歩み、日本としての気概を示して欲しい。「日出る国の天子、日没する国の天子に申して曰く」と言われた聖徳太子の気概を日本の政治家は、持つべきである。小泉首相は、現代の聖徳太子だ。

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