◆古川元久戦略担当相が9月17日午前11時半からのテレビ東京の番組「週刊ニュース新書」(番組ホスト=田勢康弘・日本経済新聞社客員コラムニスト、番組進行役=大江痲理子アナウンサー、中川聡アナウンサー)に出演して、国家戦略室で何をして、これからどうしようとしているのかなどについて話していた。
民主党政権が誕生して2年18日を経ていながら、これまでに何らの成果も上げていない。単なる飾り、悪く言えば、盲腸のような機関である。スタッフ40人は、無駄働きだったとも言える。
歴代の戦略室長は、初代・古川元久(鳩山由紀夫内閣)、2代・平岡秀夫(菅直人内閣)、代行・玄葉光一郎(菅直人内閣、菅直人改造内閣)、歴代の国家戦略担当相は、初代・菅直人(副総理兼務)、2代・
仙谷由人(行政刷新担当相兼務)、3代・荒井聰(消費者及び食品安全担当相、経済財政政策担当相兼務)
4代・玄葉光一郎(民主党政策調査会長兼務)、5代・古川元久(経済財政政策担当相兼務)である。
だが、国家的に言えば、どの戦略担当相も、名ばかりで、みな無駄メシを食わせてきた感を拭えない。
このポストは、民主党のマニフェストのなかで、以下のように明記されていたことが基になっている。
「官邸機能を強化し、総理直属の国家戦略局を設置し、官民の優秀な人材を結集して、新時代の国家ビジョンを創り、政治主導で予算の骨格を策定する」としたのを受けて設けられた。
ところが、「国家戦略局」すら、いまだに実現していないのである。実にお粗末な状況と言える。されにしても、なぜ、こんな体たらくになってしまっているのか。この原因は、以下のようなことが考えられる。
①民主党自体、いまだに「民主党綱領」を持たず、「烏合の衆」になっており、政党の体をなしていない。従って、新時代の「国家ビジョン」を創ろうにも、焦点を定め切れない。
②「官民の優秀な人材を結集」とシンクタンク機能を目指しているようなのだが、日本の官僚機能は、元来「シンクタンク機能」有しているので、屋上屋を重ねていて、無駄な組織になっている。
戦略局(室)は、軍隊で言うならば、「大本営」あるいは、「参謀本部」「軍令部」である。 国家ビジョンを実現するための方途、すなわち、戦略や基本計画ともいうべき「作戦立案」を本務とすべき組織であるはずなのに、この使命、役割を果たしていない。
実のところ、「国家ビジョン」は、政権トップである総理大臣が、本来は、就任前から用意しておかなければならないものである。
③国家戦略を実行、実現するには、「政・財(業)・官・学界」の実力者による「仕掛け人チーム」(5人~10人)を編成することが、先決である。
しかるに、総理大臣はもとより、戦略担当相には、そのための使命、役割が十分に認識、理解されていない。これでは、戦略担当相が単なる「作文づくり」の担当相に止まり、実効力を発揮することはできない。
④「政治主導で予算の骨格を策定する」と偉そうなことを書いているが、「予算編成権」を財務省に握られている限りは、「予算の骨格策定」すらおぼつかない。政治は大局観に立って、国家の進むべき方向、大本を示すことに全力を上げればよいのである。これが全くできていない。
さて、古川元久戦略担当相は東大法学部(在任中に司法試験合格)、大蔵省入省、コロンビア大学大学院留学などと輝かしい経歴の持ち主に限である。だが、政治の世界は、学力、学歴などでバワーがつくほど生易しくない。広い人脈を基に、「人とカネ」を生かせる「政治力」が身についていなければ、大きな仕事はできないのである。
民主党全体に言えることだが、「政治力」を持った政治家は少ない。歴代戦略担当相が、何らの実績を残せなかったのはこれがためである。
菅直人、仙谷由人というベテラン政治家といわれる政治家でさえ、「政・財(業)・官・学界」の実力者を動かす力を備えておらず、みな失敗に陥っている。
この意味で、古川元久戦略担当相は、「頭デッカチ」な政治家として実績を上げられないことは、火を見るよりも明らかである。野田佳彦政権も失政で終る。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
もし米中戦わば、日本は米軍に味方するのか、高見の見物か?
◆〔特別情報①〕
本日も、中国共産党1党独裁北京政府の胡錦濤国家首席に近い筋による情報である。「もし米中戦わない」という想定で米軍・国防総省(ペンタゴン)がシュミレーションした結果を中国人民解放軍が入手しているというのだ。その結果とは?
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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊

もくじ
3章 社会党が"野合連合"をした裏にあった台所事情
―官房機密費の蜜の味を求めた社会党
―細川護煕と武村正義の不仲のワケを突いた、渡辺美智雄のカン
官房機密費は、欲望の渦巻く中央政界において、政治家たちが狙う一つの大きな獲物である。お金をめぐる争いだけに、それは熾烈を極める。
清潔イメージで誕生した細川連合政権でさえ、最後は、この官房機密費の取り合いが原因となって、仲間割れが生じた。
このことを長年の政治家歴を持ち、鋭い動物的カンで察知した一人が、渡辺美智雄元副総理(外相)だった。第一二九回国会の平成六年二月十八日に開かれた衆議院予算委員会で、渡辺美智雄元副総理(外相)が、質問に立った。そのときの予算委員長は、社会党の山口鶴男一現在、総務庁長亘であった。委員会でのやりとりを再現してみよう。
つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.131
第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
此等の事柄は益々世界のユダヤをしてロシヤ政體を破壊してユダヤ解放を決行せざる可らざる如く輿諭を喚起したるや明かである。
殊に米國に於てウィルソン大統領などの奔走は露國の革命に拍車をかけた事も確であろう。
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―官房機密費の蜜の味を求めた社会党
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