野田佳彦首相と谷垣禎一総裁の与野党コンビが、断末魔の悪あがき

2012年06月02日 02時05分20秒 | 政治
◆「待ったなし」の時間制限に追い詰められた野田佳彦首相と谷垣禎一総裁の与野党コンビが、展望のない政局のなかで、断末魔の悪あがきを続けている。いずれも、結果を焦るあまり、いつ転倒してもおかしくない危うさに苛まれているのがありありだ。
 このコンビには、いずれも腹心であり、議会運営に不可欠な「寝業師」が張り付いていないという人徳のなさが、禍している。素人集団なのだ。
◆まず、野田佳彦首相は、野田派25人の弱小派閥、それも前回代表選挙のときは、前原誠司政調会長が立候補すると聞いて、11人が逃げて、「前原支持」に回った。忠誠の希薄さは、度し難い。国対や議運のプロは皆無なので、心底、野田佳彦首相のために汗をかく同志は皆無なのである。それだけに、恩人である輿石東幹事長に頼るしかない。そうかと言って、「どじょうと心中」するほどの「悪趣味」は輿石東幹事長にはない。野田佳彦首相は、内閣改造により日教組の闘士である輿石東幹事長を文部科学大臣に据える約束を提示して、消費税増税法案採決に尽力してもらうつもりかも知れないが、「死に体」の首相とともに運命を共にする覚悟を輿石東幹事長に求めるのは、酷というものだ。それにしては、時間がなさすぎる。
◆一方の谷垣禎一総裁が野田佳彦首相に突きつけている要求は、あまりにも理不尽だ。消費税増税に賛成しているのに、その採決に応ずる条件として、参院で問責決議されている田中直紀防衛相と前田武志国土交通相を「クビにすること」と「話し合い解散を確約すること」を求めている。これは、ヤクザの言いかがりと何ら変わりはない。消費税増税とどんなかかわりがあるというのであろうか。まったく筋違いである。しかも、本業が弁護士というから呆れ果ててしまう。衆院議員の定数是正をしないで違憲状態のまま、解散総選挙を強要して、日本国憲法第99条「憲法尊重擁護義務」を無視するつもりなのであろうか。自民党総裁選挙で再選を果たすことしか念頭にない政治家に、天下のご政道を委ねることは、とてもできない。こんな総裁に、自民党総裁再選を許してはならないのである。
 【参考引用】時事通信社が 6月 1日午後6時56 分、「採決日程の明示困難=首相、輿石氏が会談―民主」という見出しで、以下のように配信している。
 「野田佳彦首相は1日午後、首相官邸で民主党の輿石東幹事長と会談した。21日の会期末を控え、自民党は消費増税関連法案の修正協議に入る条件として衆院採決の日程を明示するよう求めており、首相らは対応を協議したとみられる。一方、民主党の樽床伸二幹事長代行は1日の記者会見で、あらかじめ採決日程を示すことは困難との考えを明らかにした。首相と輿石氏の会談は、2人きりで約1時間行われた。首相は会期内の法案採決を目指す意向で、輿石氏に自民党との修正協議の具体化を急ぐよう指示したとみられる。 自民党は、民主党分裂を懸念する輿石氏が採決を先延ばしすることを警戒しており、修正協議の条件として輿石氏自らが採決日程を明示するよう要求している。これに関して、樽床氏は会見で「日にちを決めないと応じないというのは、協議する気がないのかと思ってしまう」と自民党を批判。「合意して採決するのが基本だ」と述べ、修正協議を調えた上で採決日程を決めるべきだと強調した」 

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