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なぜ「セブン」は近所に何店舗も出店するのかビジネスモデルでわかる小売のしたたかな作戦

2021-09-28 15:45:20 | Weblog
うん、いい事しか書いてないね(笑)
地域ドミナント戦略というやり方はいうなれば「王国」を作っちゃうこと。
その街のあちこちにセブンイレブンという看板があれば、ファミマやローソンが出店しづらくなるという心理的な部分も加味してるし、記事にあるように配送コストや在庫の管理などもスムーズにできる。
ある意味ではコンビニ本部としては理想的なシステムではあるんですよ。

本部的にはね。

引っかかってくるのは直営店ならいざ知らず、大抵の店舗がフランチャイズ加盟店という事。
以前加盟店とセブンの本部がトラぶった時、本部はなんて言ってました?
「加盟店と本部は対等の立ち位置です」
つまり、店舗運営の責任は店舗側にある訳ですよ。
それが証拠に廃棄とか人件費は全て店舗側の負担。セブンは利益の40%だったかをロイヤリティーでもらい、代わりにセブンの看板と商品、それと宣伝広告費や備品を提供するという形。

何となく50:50の雰囲気は出しつつ、あくまで店舗運営は店側。
近隣にファミマやローソンができようが同じセブンができようが、ライバル店が出来た事に変わりはない訳ですよ。
そして売り上げが下がるとフィールドカウンセラーなる店舗指導員がやってきて、売上を上げろと言う。
本部は店舗には絶対売り上げを上げろなんて言わない。あくまで店舗管理をしているフィールドカウンセラーに「責任を問う」訳です。
恵方巻とかクリスマスケーキの予約もそれと同じで、店舗側に本部からは言わないんですよ、実は。自社の社員であるフィールドカウンセラーに
「〇〇店の売上が下がっているけど、お前の店舗管理がぬるいんじゃないか?」
と叱る訳ですよ。
原因は単純明快で数十メートル先に新しいセブンが出来たからなんですけど、そんなモノ言い訳になりません。
だから、そのフィールドカウンセラーは店舗に売り上げの確保を要求するという仕組み。

これが地域ドミナントの裏の部分なんですわ。

本部からすれば新店がオープンしたらその分ロイヤリティーが増えるし、その影響で1店舗閉店してもプラマイ0ですから、さしたる影響はない。
責任追及はあくまでフィールドカウンセラーにしているので、本部としては店舗に世人追求をしていない、あくまでフィールドカウンセラーが店舗指導の一環として売り上げ促進を促しただけ。

きれいごとではないのです。

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