ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

今日は検査日デス!!

2012年06月21日 08時00分00秒 | 診療&トピツクス

毎週木曜日(午前診療)は検査日です。ですから一般外来はAM10時から

になりますので御了承ください。検査はAM8:30から始まりますが、いろい

ろ検査しますので、GTFあるいはCF、そして腹部エコーや心エコー(ドプラ)

などの症例が混在する場合が多く、今日はGTF1名、腹部エコー1名そして

心エコー3名のメニューであり、予定通り行っても1時間30分はかかります。

したがって外来診療は10時がギリギリとなります!検査医としてはゆっくり

施行させて頂きたいと思っています。十分な観察のためには余裕(ゆとり)が

必要であります。GTFでは経鼻内視鏡も導入しており、最近では経口よりも

経鼻を希望される方が多い(7:3)です。CF(大腸ファイバー)も最新型の可

変式を導入しており、挿入も比較的スムーズです。安心して御利用ください!

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淋しい父の日!

2012年06月18日 08時43分57秒 | プライベイト

 昨日は父の日(6月第3日曜)であったが、何もなく静かで淋しかった。

母の日はあんだけ盛り上がるのに何故?なのであろう。子供らにとって

父親が居なくてもさほど問題ないが、母親が居ないと困るとの危機感から

感謝しているとの反応を無意識の内にしているというのであろうか?

個人的な感謝なら誕生日祝いで十分と思うし、付け足しの父の日は気が

重く止めてほしいとさえ思っている(いじけているのは私だけでしょうか?)。

父親とは辛いものである。子供らにその存在感をアピールすればするほ

ど虚しくなるのは何故でしょうか?ですから、自然体の父親像を目指して

頑張る後ろ姿を魅せるしかないのであります。多くを語らない父親が我慢強

く、いぶし銀のように貴重なのかもしれません。・・・・・・。・・・・・・。・・・・・。

父親は家庭では居場所がないのであります。やはり”母親は強し”ですネ!

【追伸】月曜日の電話では次男と長女からTシャツのサプライズがあるとの

極秘情報が入り、ニンマリしている所であります!

 

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最新型心エコー(ドプラ)導入!!

2012年06月17日 08時51分52秒 | 趣味

 当院では2年前から最新型新エコー”prosaund α7”(アロカ)を導入して、

特に高齢者の心機能の評価を行っております。65歳を過ぎると急に心不全

(軽症~中等症)の患者さんが増加します(約6~7倍)。しかも日常生活では

ほとんど自覚症状がない方でも、心機能が低下しているケースもあり注意が

必要であります。同時に心房細動などの持続性不整脈がある方では左心房

内に血栓が形成され、頭部に飛ぶと脳梗塞(30%前後)となることがあります。

したがって、心臓機能は基より、心筋の肥大や血栓の有無、弁の動きなどを確

認する必要があります。検査は15~20分ほど掛かりますが、無痛の検査であ

り寝ていても検査出来ます(食事制限なし)。当院導入の新機種ドプラはMモ-ド

はもちろんカラードプラ・パルスドプラ・連続波ドプラおよび組織ドプラも検査可能

な優れものであり、今注目されている弛緩性心不全の診断も可能であります。

当院では降圧剤や抗不整脈剤およびDM治療薬により心臓(特に左室)改善

効果に注目しており、外来症例のモニターを定期的に行い、治療効果判定に

役立てています。実際ECGや聴診だけでは分かりずらいものも多く、より客観的

なドプラによる心機能評価に期待する所であります。御希望の方は是非当院院長

まで御相談ください!!

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味覚異常(障害)について!!

2012年06月15日 09時24分38秒 | 診療&トピツクス

 最近「何を食べても味がしない」「食べると苦みや異味感がある」など

味覚異常を訴えて来院する患者さんが増加傾向にあります。本来耳鼻

科領域の疾患ではありますが、内科的見地から指導して改善している

方もおられます。一般に高齢者で、多くの薬剤を服用されている方が多

いと感じます。先ずは舌の状態が重要で形態的異常がないか診察させ

て頂きます。内科的に重要なのはDM(糖尿病)やシェーグレン症候群

などの免疫疾患です。また薬剤性も重要で、患者さんの内服薬の吟味

もさせて頂いております。特に長期に内服中の高血圧や安定剤、ホル

モン関連薬剤がその原因になることがあり、必要があれば減量・中止

するべきものもあります。その病因では味覚に関係する味覚センサー

である味蕾(みらい)が舌や上顎の奥に約7000個分布しており、味の

成分が味蕾中の味孔から味覚神経を経由して脳に伝わりますが、この

味蕾の異常では微量元素のZn(亜鉛)やFe(鉄)の欠乏が原因とされ

ており、血液検査で判ります。当然欠乏例ではこれを補充する薬剤や

食事指導(海産物や豆類、緑茶など)が有効であります。

我々が食べるファーストフードや清涼飲料水などではフェチン酸やポリリン

酸などの食品添加物が多く含まれており、Znの吸収を妨げる作用があり

ますので取り過ぎに注意が必要であります!!

味覚異常でお悩みの方は是非一度当院に御相談下さい!

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第7番目のARB”アジルバ”の勉強会

2012年06月13日 17時18分07秒 | 診療&トピツクス

今日昼に武田製薬主催の勉強会があり、新薬ARBのアジルサルタンに

ついてプレゼンがありました。いまさらARBとの感もありますが、この薬剤

は従来のサルタン製剤とは薬剤の構造が異なっており、カルボキシル基は

はそのままで、テトラゾール基をオキサジアゾール基に置換したものであり、

新型の持続性AT1受容体拮抗薬であります。そうすることで脂溶性となり

組織移行性や受容体選択性および持続性が数段高まり、安定した高い降

圧効果と持続性を実現することが可能になりました。臨床的には降圧不十

分症例や夜間高血圧およびモーニングサージ症例にも有効性が確認され

ております。この使用により、心血管イベントの優位な改善が期待されます。

剤型は20mgと40mgの錠剤で一日一回の内服となります。当院では降圧

剤はARB/ACE-IにCA-Bの併用が多く、その合剤も一剤で済むので選択

する症例が増加している現状にあります。DM症例では2剤でも降圧が不十

分症例が多く、選択的アルドテロン阻害薬(セララ)を追加することでさらなる

降圧が得られると考えておりますが、若干高K血症など注意すべき点もあり、

慎重に内服指導しております。

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