「僕は超能力者だ」から始まる無茶な小説「岐路」でした。
お前はその超能力を何か他のことに役立てられなかったのかと言いたい。
どっちを選んでも何かしら嫌な気持ちが残る選択を、
主人公は何の迷いもなく選びます。
そこには「自分の損得」しかない。
それが醜く、且つ今の日本だなと思っている次第。
いずみも多分、同様の状況に置かれたら同じ選択をするでしょう。
何せ、「目の前の困った人を助けられる」というのが強い。
結果その人を助けることで何百何千の人が困っても、
「いや目の前で人が轢かれたら救急車呼ぶのが普通だし」
と言える。
腹の底では別の計算が出来上がっているのにね。
日本が裕福な国で、主人公が裕福な人ならまた違った答えが出たでしょう。
しかし、日本は貧しくなり、国民の心も荒み切っていると思います。
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