MAKO’s日記

身の回りでの出来事

病状 急変

2008-06-04 21:10:22 | 癌性腹膜炎

●昨日(6月3日)、
 阪大付属病院へ入院し、免疫療法を受けるための詳細な検査を待つ、という状況で安心しきっていたところへ、  突如、阪大から電話が…。
 腸閉塞が悪化し、外科の先生に診てもらったところ、人工肛門の緊急手術をしなければ、1~2日の命になるだろうと…。

 一瞬、頭が白くなった。
 が、そんなことをしている間はない。
 「すぐ、大阪へ行く。20時半から21時頃に着く。」、と言い放して、そそくさと帰宅兼出発の準備をした。
 ちょうど、仕事が終わり、「さーーて、今日の夕食は何を食べようかなーー。」などとのんびりしたことを考えながら、煙草を吸っていたところだった。 17時半頃だった。
 緊急手術で、よく状態を調べることなく手術するので、リスクが非常に高い、ということだった。
 最悪のことも考慮しなければならない。
 妻のお父さんに連絡をとり、実家まで迎えに行くことにした。
 これで、1時間大阪に着くのが遅れる。
 病院側は、21時頃には手術が終わる頃だろう、ということだった。

 とてつもなく車を飛ばした。
 制限時速は全く無視。
 一般道路は80km/h、高速道路は120km/h で飛ばした。
 高速道路の途中で、ちょっと一休み。ついでに、夕食のつもりで軽く食べるパンを買った。
 車の中で食べようと思ったが、運転が忙しくて、食べている暇が無かった。
 阪大付属病院へ着いたのが21時半。 予定より30分落ち。

 車は適当に乗り捨てて、病室へ向かった。
 ちょうど、免疫療法担当の責任の先生とあった。
 「どんな状況?」 「腸の中身を出そうと試みたが、全くダメだった。しょうがなく、人工肛門の緊急手術に踏み切った。もう終わる頃だと思う。出血の量は少ないようなので、悪い状況ではないと思う。」
 それを聞いて、少し安心したが、まだ結果ではない。
 「とりあえず、外科病棟へ行ってみよう。」
 という事で、いそいそと移動した。

 ちょうど手術が終わったところで、担当した先生方が出てきた。
 「詳しく説明する。」 という事で、対話室へ通された。

 外科を担当された先生は2人。
 手術は成功した。 ということだった。
 状況は、元の癌が再発して大腸にとりつき、腸内を塞いでいる状況と判断した。 癌は拳大になっている。
 やむなく、人工肛門の緊急手術をした。 ということだった。

 腸に取り付いている癌を取り除くことはできないのか? と確認したら、 不可能に近いし、仮に取り除いたとしても他への影響が予測できない。寿命を縮めることになる可能性が高い。 ということだった。
 今後の、免疫療法にかけるしかない。 といわれた。


 手術後の妻に会いに行った。 比較的軽い手術だったのだろう、意識はしっかりしていて、少し笑っているように見えた。
 「ちょっと、予定より早く人工肛門になっちゃった。」 などと言っていた。
 やれやれ、また一安心。 よかった。

 その後、翌日の10時半頃までいて、帰って来た。

 疲れた……