県民の森で、初藪こぎをしてきました。
県民の森がある西彼半島一帯の山は、炭焼きの森でした。切られた後から萌芽(ほうが)が一斉に伸びるので、林床に光を入れるため、間引きをします。
ただ、どれでも切ってしまうと、森の特徴がなくなったり、希少種を切ってしまうこともあるので、残してほしい木をマーキングする作業をしています。
私は、先生たちの後についてお勉強をしてきた感じです。←全く選べない(^^;
森の中に入ると、葉が上のほうにしか付いていないので、樹皮が目印。これはリョウブです。鹿の子の模様のように樹皮がはがれていくのが特徴です。
林床に、大量のアカガシの枝が落ちていました。虫が切った様子はないのですが、まだ緑の葉をつけた枝が、そこここに落ちています。
「なんでだろう?」という疑問から、折れた枝を拾い集めて観察していくと、1本の枝から虫の卵らしきものを発見!!! どうも、虫が傷つけた部分が弱くなり、強風に耐え切れず落ちたようです。
枝がたくさん落ちていても、森の中だからあたり前と思ってしまうのですが、何度も歩いている人には、『何かが変だ』と感じられるんですね。
自然観察の基本なんですが、少々感動しながらの作業になりました。
これは、ジュズネというそうです。
ちょっとめずらしい木のようです。何度も歩いているのに、気付かずに通り過ぎる植物もたくさんあります。
何度通っても、新しい発見があるのも、自然観察の楽しさですね。同定待ちの植物もありますから、結果が楽しみです。
自然観察は、名前を知っていることよりも、『いつもと違う』と気付く感覚がとっても大事だなぁと痛感しました。まだまだだ(^^;
名前を知っていることも、役に立つんだけどね。。。
今年は、お勉強の一年にしたいなぁ~
先輩方、ご迷惑かけますが、どうぞよろしくm(_ _)m