のんびり里山日記

里山を次の世代へ引き継ぐために、何かできることはないかな? のんびりと考えながら、里山のできごとを紹介していきます。

秋の県民の森で遊ぼう!

2007年11月25日 | 自然観察

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 11月23日 勤労感謝の日に、県民の森では森と遊ぼうという企画で、『ウォーキング大会』『オリエンテーリング大会』『どんぐり教室』と三つのイベントを同時に行うと言う、県民の森インタープリター会(森の案内ボランティア組織)にとって初めての大イベントを行いました。
 私は、『どんぐり教室』のお手伝いをしてきました。(^^)v

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 今年の県民の森は、どんぐりが大豊作でした。ただ、どんぐりが落ちる時期から少し経っているため、イノシシなどに食べられたりして数はだいぶ少なかったんですが・・・

 みんなで、どんぐりを拾いに行きました。どんぐりと言ってもたくさんの種類があり、私たちの班が回っただけでも、アカガシ、スダジイ、ツブダジイといろんなどんぐりを拾うことが出来ます。
 特にスダジイは、そのまま食べてもおいしいため、もう拾い出したら止まりません(笑)

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 野外を散策しながら、いろんな話を聞きましたが、森林館の中で『どんぐりのひみつ展』のパネルや展示を見ながら、どんぐりと虫や動物、人との繋がりを、更にくわしく聞きました。
 また、長崎県内で見られるどんぐりが勢ぞろい。どんぐりの形や大きさの種類の多さに、本当にびっくりします。

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 栗もどんぐりの一種です。どんぐりも食べられる種類がかなりあり、その中で、長崎県北部では、江戸時代、平戸藩が飢饉対策に植えさせたマテバシイの林がたくさん残っています。
 そこで、ちょっとアクの強いマテバシイの実を煮たり、クッキーにしたりして、実際に参加者の皆さんに食べていただきました。大好評でした!\(^o^)/

 ちなみに、飢饉用には食べるのが面倒なものがよいのだそうです。
 なぜかって?おいしかったら食べちゃうでしょ!(笑)

 今回も、拾ってから、海水で食べられる実をより分けて、1週間ほど天日干しにし、殻を割って実を取り出し圧力釜で煮てマテバシイの餡子のようにしてから、小麦粉と卵を加えてクッキーにしました。かなり時間がかかる手間の多い作業ですね。

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 午後からは、拾ったどんぐりや木の実、木切れなどを使って、クラフトを行いました。
 みなさん、1時間という限られた時間の中、力作ぞろいでした。

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 飛び入りお手伝いに近い形での参加になってしまった今回のイベントですが、なんだか私まで楽しませていただいたようで、申し訳ない気分です(笑)
 冬苺の実もおいしかったし、前日泊り込んでの、クッキー作りも楽しかったぁ

 あんなに森にあふれていたどんぐりの実も、だんだんと消えていくのが不思議です。1本のどんぐりの木に起こる、さまざまな出来事をじっくりと観察するのも楽しいですね。

 きっと、来年も実施しますから、興味があったら遊びに来てください!

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母の思い出

2007年11月19日 | 日々のこと

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 『大収穫』でも、少し触れましたが、明日は母の命日です。
 このブログを書きながら、母のことを思い出すことがよくあります。
 私が自然大好きになったのは、畜産の専門官で、植物を見るのも育てるのも好きな父の影響はとても大きいのですが、同じく自然が大好きで、昔ながらの生活を大切にしていた母の影響も、やはり大きいのだと思うのです。

 写真の本は、母が愛用していた本です。
 父はもちろん研究職でしたから、父の資料のまとめ方は、庭の植物でも、園芸でも、記録を残し整理してあり、さすがだなぁと思います。
 でも、母も負けていません(笑)

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 新聞や雑誌に関連記事を見つけると、どんな細かいものでも貼り付けてあります。
 料理だけではなく、健康に関するものもきちんと残してあるんです。

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 特に、味噌作りにはとても気合が入っていました。今では忘れつつある母の味ですが、母が亡くなった後、2年分の味噌が残されており、それがなくなったときは寂しい気持ちになったものです。
 メモの中には、「みの日(父が巳年のため)はみそをつけていはいけない」とあります。
 こんな言い伝えまで、しっかりとメモしているあたり、母の熱心さと、教えを大事にする心が読み取れるようで、そんなメモを見つけるたびに、ほほえましく、笑ってしまいます。

 母が亡くなって22年経ちますが、私は、足元にも及ばないことばかり。
 もう、母と暮らしたより長く生きてきて、寂しさも悲しさも感じなくなりましたが、今の方が母に聞きたいことが多いんですね。
 一緒にお漬物をつけてみたかったとか、お味噌作りは、ぜひ秘伝を教えてほしかったとか・・・。
 情けないほど何も出来ない娘で、自然観察も何もかも、未だに両親に適わないんですよね。

 里山の話題を取り上げないことも多い里山ブログですが、不肖の娘、もうちょっとがんばろうかと、母の命日を前に思っているところです。。。

コメント (8)
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大収穫

2007年11月19日 | 里山

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 日曜日は、秋晴れの良い天気でした。風は冷たかったのですが、青空が素敵です。
 明日、11月20日は母の命日ということで、日曜日に叔母たちが寄ってくれました。仏壇とお墓にお参りして、みんなでご飯を食べる、取り立てて特別なことは何もしないのですが、みんなで集まれることが嬉しいですね。

 お腹もいっぱいになったところで、いつものごとく畑へ行って、秋の味覚を収穫しました。
 今回のメインは、柿でした。かなり大きな木なので、脚立に乗って、更に高枝切りバサミまで・・・(^^;
 甘柿も渋柿も、みんなで連携プレーで収穫しました。
 他にも、生姜やヤーコン、ササゲ豆とか・・・

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 そして、なぜかスイカ・・・(^^;
 今年の夏、雨不足で育っていなかったのが、秋になりグングンと大きくなったようです。
 父は、もうちょっと大きくしよう(?)と、ツルが枯れるまでいいかなぁ?と、のんきに考えていたようです。
「それ、もうおいしくないんじゃない?」 と、冷たい視線を送ると、おばちゃんが、「いいかげん味見をしたら?」と一言。収穫することになりました。

 まぁ、さすがに少し熟れすぎだったのですが、しっかりとおいしいスイカになっていました。
 肌寒い日に、スイカを頂くことになるとは・・・ 
 ただ、味は良かった理由は、きっとスイカもがんばって寒さに耐えていたからかも? 包丁では辛いくらいに、皮が硬く、のこぎりで切りたい気分。
 スイカ割に使ったら、絶対割れないと思うほど(笑)

 この巨大スイカは、近所にもお裾分けをし、お返しにイチジクのジャムを頂きました。(^^)v
 あと1個残っているスイカ、どうしようかなぁ~

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ほろ酔い気分

2007年11月15日 | 里山

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 写真の写りは悪いのですが、今日出かける途中で子たぬきと出会いました。
 しばらく、逃げずにいてくれたので、シャッターを押しながら近づいて、どうにか・・・でも、たぬきにピントがあってない辺りが・・・(^^;

 毛艶が悪く、苦労してそうな子たぬきくん。
 最近、たぬきの死骸を良く見かけます。今年は多いんです。昨日も、この道沿いに1匹の死骸を目にしました。
 たのきが多くなったのか、それとも、住処を追われた?食料を求めて?
 本当のところはわかりませんが、もう少し目を開いて状況を見ていきたいと思います。

 さて、タイトルは・・・ 現在、私がほろ酔いだからなのですが(^^;

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 今日が解禁日だったボジョーレヌーボー、何年かぶりに頂きました(^^)v
 父と2人で空けてしまった(^^; なかなかおいしかったです。
 まぁ、そんなにワインに詳しくないので、おいしく頂けたってだけですが、ヌーボー独特のフレッシュさより、もうちょっと大人びたと言うか、落ち着いたというか・・・ ←表現が変ですね(笑)

 でも、ヌーボーの楽しみは、おいしければ、数年後に出てくる成熟したワインですよね。
 『2007年』ものを、楽しみに待っていよう\(^o^)/

 今日の文章のおかしさは、ワインのせいにできるなぁ~ 

コメント (4)
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虫を食べる

2007年11月14日 | 里山

Spict0271 夕べ、師匠とチャットをしていたとき、なぜだか、ゲテモノ食いの話になりました。
 子供の頃、東北で育ったので、イナゴの佃煮のおいしさはよーく知っている私ですが、幼虫系はどうにも、見た目でダメです。
 何せ、いくらおいしいと言われても、ナマコはできれば食べたくない(長崎だと、宴会でよく出てくるんですよね(^^;)ほど。。。

 ただ、父たちが飲むと、クサギムシはおいしかったと、口を揃えて言うんです。九州の方では、あまり虫を食べる話を聞かない中、おじさんたちの中では、クサギムシは普通におやつだったという発言。
 長崎出身の師匠もそんなことは聞いたことがないと言うし、だいたいクサギムシってどんなのだい?と言う話になりました。

 現代と言うのは、なんて便利なんでしょうか?
 チャットをしながら、ググってしまったんです。二人で・・・(^^;
 出てきましたとも、大量に・・・そして、言うまでもなく、幼虫の写真が~(--; 鮮明な写真が・・・
 二人で、これ以上のこの話を続けると具合悪くなりそうと言うことになって、打ち切りました。
 しかし、すでに胃がムカムカしていた私 (・・、)

 イナゴを嬉しそうに食べる私は、長崎ではかなりなゲテモノ食いに見られるんですが、やはり、虫食い初級の私には、幼虫系は無理のようです。

 野イチゴを汚いと言って食べない子を、悲しい目で見てしまう私は、おじさんたちから悲しい目で見られているのでしょうか? ちょっとむかつく胃をさすりながら、そんなことを考えた秋の夜長でした。

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