11月23日 勤労感謝の日に、県民の森では森と遊ぼうという企画で、『ウォーキング大会』『オリエンテーリング大会』『どんぐり教室』と三つのイベントを同時に行うと言う、県民の森インタープリター会(森の案内ボランティア組織)にとって初めての大イベントを行いました。
私は、『どんぐり教室』のお手伝いをしてきました。(^^)v
今年の県民の森は、どんぐりが大豊作でした。ただ、どんぐりが落ちる時期から少し経っているため、イノシシなどに食べられたりして数はだいぶ少なかったんですが・・・
みんなで、どんぐりを拾いに行きました。どんぐりと言ってもたくさんの種類があり、私たちの班が回っただけでも、アカガシ、スダジイ、ツブダジイといろんなどんぐりを拾うことが出来ます。
特にスダジイは、そのまま食べてもおいしいため、もう拾い出したら止まりません(笑)
野外を散策しながら、いろんな話を聞きましたが、森林館の中で『どんぐりのひみつ展』のパネルや展示を見ながら、どんぐりと虫や動物、人との繋がりを、更にくわしく聞きました。
また、長崎県内で見られるどんぐりが勢ぞろい。どんぐりの形や大きさの種類の多さに、本当にびっくりします。
栗もどんぐりの一種です。どんぐりも食べられる種類がかなりあり、その中で、長崎県北部では、江戸時代、平戸藩が飢饉対策に植えさせたマテバシイの林がたくさん残っています。
そこで、ちょっとアクの強いマテバシイの実を煮たり、クッキーにしたりして、実際に参加者の皆さんに食べていただきました。大好評でした!\(^o^)/
ちなみに、飢饉用には食べるのが面倒なものがよいのだそうです。
なぜかって?おいしかったら食べちゃうでしょ!(笑)
今回も、拾ってから、海水で食べられる実をより分けて、1週間ほど天日干しにし、殻を割って実を取り出し圧力釜で煮てマテバシイの餡子のようにしてから、小麦粉と卵を加えてクッキーにしました。かなり時間がかかる手間の多い作業ですね。
午後からは、拾ったどんぐりや木の実、木切れなどを使って、クラフトを行いました。
みなさん、1時間という限られた時間の中、力作ぞろいでした。
飛び入りお手伝いに近い形での参加になってしまった今回のイベントですが、なんだか私まで楽しませていただいたようで、申し訳ない気分です(笑)
冬苺の実もおいしかったし、前日泊り込んでの、クッキー作りも楽しかったぁ
あんなに森にあふれていたどんぐりの実も、だんだんと消えていくのが不思議です。1本のどんぐりの木に起こる、さまざまな出来事をじっくりと観察するのも楽しいですね。
きっと、来年も実施しますから、興味があったら遊びに来てください!