のんびり里山日記

里山を次の世代へ引き継ぐために、何かできることはないかな? のんびりと考えながら、里山のできごとを紹介していきます。

虫と花の話

2008年05月18日 | 自然観察

Spict1993
 昨日、雲仙諏訪の池ビジターセンターで、『昆虫と花の関係』をテーマに虫の観察会があり、参加してきました。
 ちょうど、諏訪の池付近は、花の端境期だったようで、花に来る虫を観察するには少々残念な感じだったのですが、やはり「フィールドに出ると出会いがある」 まさに今回もそんな感じで、楽しく虫の観察をさせてもらいました。

 私のカメラは接写ができないので、お見せできないのが残念なほど!
 花粉をつけたコハナムグリや、オトシブミがクヌギの葉を切って卵のゆりかご作りをしている姿など・・・

 大人も子供も、虫を追って走ったり、野イチゴや、ヤマザクラの実を食べたり、楽しい観察会でした。

Spict2003
 講義では、少々大人向けの話だったのですが、花と虫との関係についてわかりやすくお話をしていただきました。

 特に印象に残ったのは、植物同士が虫を介して複雑に絡み合っている生態系の話について・・・
 かなりシンプルな例でいくと、この辺りではよく見かけるリョウブと言う木がありますが、この花の受粉を行うハナカミキリは、アカマツの倒木に卵を産み、幼虫期はこの倒木の中で過ごすそうです。
 そう言われると、リョウブをよく目にする場所には、アカマツが多い場所だと思い出します。なるほど・・・
 近くにアカマツ(モミノキでもいいそうですが)の倒木がない場所では、リョウブは育たないんですね。

 特定の希少種だけを保護して、その周辺を開発してしまったために、受粉を助ける虫の生息域を壊してしまい、希少種そのものを危機に追い込んでいる場所もあるそうで、リョウブの例はかなりシンプルですが、実はもっと複雑に、虫を介して多くの植物が繋がっていると言うことがわかりました。
 その繋がりはとても複雑で、解明してそこだけを保護しようとするのには大きな労力がかかりますし、そもそも、全てを解明すること自体、無理でしょう。 だからまず、周りの生態系も含めて保護しようと考える方が、早く確実なんですね。

 1年前は、虫ってちょっと敬遠気味だったんですけど、ドンドン虫の魅力に引き込まれそう!

 先生曰く、「虫は感情で見るのではなく、理性で見てください。虫が気持ち悪いと思っても、自然を守るためには必要な奴らなんですから」

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みどり

2008年05月11日 | 自然観察

Spict1935
 2ヶ月前野焼きが行われた岩屋口へ行ってみました。
 昨日までの雨のおかげで、緑がピカピカで、風が爽やかできもちい~~~\(^o^)/

Spict1968
 野焼きの後には、ワラビ、ササ、クズ、ハギなどが芽を出してグングンと育っていました。
 案外地面は見えるものですね。クヌギの木の幼木などもあり、来年の野焼きで、生き残るのか否か? ちょっと興味があります。

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 あまりに景色がよくて、少し急斜面を登って写真をとってきました。空気がおいしい!!!

Spict1974_2
 緑がきれい。。。

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海岸調査 その2

2008年05月09日 | 自然観察

Spict1889
 海岸は、いろんな工事が行われます。この護岸は、石を積んだだけじゃなく、コンクリートで固めているので、全く海岸植物が入り込む隙間がありません。

Spict1913
 何も手をつけていない場所は、いろんな植物、虫たちが暮らしています。
 この写真は、上の1枚目の写真の一番奥の岩場を写したものです。同じ海岸でも、虫の生息にも植物にも、大きな影響があるんですよね。
 本当に、はっきりと生息種の数に差が出るから、自然は正直です。

 もちろん、防災上必要な工事はやむを得ないと思いますが、あってもなくてもどうでもよい工事は、やっぱりやめた方がいいと思うのです。
 今年の夏、海水浴に行ったとき、ちょっとそんな目で海岸線を眺めてみてもらえたらと思います。

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海岸調査

2008年05月07日 | 自然観察

Spict1871
 連休最終日、すごくよく晴れたこの日は、島原半島の海岸調査に出かけました。
 この暑さで、海岸の植物も花盛り。私でもかなり植物の名前がわかるぞー!!!(^^)v
 花が咲いてないと、なんなのこれ???っていう具合なので。。。

 ここは、島原半島でも人気の海水浴場です。花は、ピンク色がハマヒルガオ、黄色いのがコマツヨイグサです。

Spict1884
 こちらはハマボウフウの花とアオハナムグリ(カナブンみたいなやつ)です。ハマボウフウの花には、コメツキムシとか、ゴミムシダマシの仲間とかがいっぱいで、虫たちに大人気です。
 防風林の松林には、ハルゼミの大合唱・・・だと思っていたんですが、ハルゼミは体の割に声が大きいらしくて、実はあまり数はいないんだそうです。
 その証拠に、1時間近く防風林内を探しましたが、蝉の抜け殻を見つけることはできませんでした。←去年の蝉の抜け殻調査の時も、ハルゼミの声は聞けども、抜け殻はなかったもんなぁ

Spict1896
 こちらも海岸でよく見るトベラです。花を見たのは初めてでした。
 ジャスミンのようなとってもよい香りがしていました。

 これから海岸は花盛りです。人の少ない海を、お花見に出かけるのも、いいですよね!

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オタマジャクシ

2008年05月01日 | 自然観察

Spict1801
 めずらしく、父が「これなに?」と私に聞いてきました。
 綿のような、泡のようなかたまりが、父がさつきの挿し木をしているブランターの中に埋もれていました。

 中で動いているのは、オタマジャクシのようです。
 シュレーゲルアオガエルかな? と思いますが、はじめてみたので、どうなんだろう?
 ネットで調べると、オタマジャクシは案外簡単に飼えるようなので、飼育してみようかと思っています。

 それにしても、挿し木のプランターの中で孵ったオタマジャクシは、どうやって水辺に行くんでしょうか? とっても水はけがいいので、ここが水溜りにならないのは、わかるような気がするんだけど・・・

 カエルの観察をしたことないので、ちょっと経過を見てみようと思います。
 新たな発見があったら、またご報告します。

Spict1806
 写真はモッコウバラです。庭は花盛り、日々彩りがかわって、目を楽しませてくれています。

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