ジューキ SPUR98 deluxe 2017-09-02 12:14:58 | JUKI 先日下取りさせていただいたジューキの高速直線ミシンですが、油の刺しすぎで、全体に油染みが酷いです。 下カバーの中もドロドロ・・・ 洗浄剤で余分な油を洗い流しました。 フットコントローラを踏んでも動いたり動かなかったり・・・ その原因は先日のロックミシンと同じくモーターのカーボンブラシが駄目でした。 新しいカーボンブラシを取付けたら問題なく動くようです。 油染みも綺麗に落ちました。 磨き上げてピッカピカ。 これも中古ミシンの在庫となります。
JUKI TOHAN TZF-860 2017-04-30 09:13:36 | JUKI しばらく使ってなかったけどまた使いたいと言う事で分解掃除を承りました。 あちこち固まっててこれではやっぱり使えません。 ベースのアルミ合金?の地金が中々美しいです。 下軸の動きも軽く成り返し縫もちゃんと出来るようになりました。 下糸巻きが全く動かなく成っていました。 潤滑剤を刺したぐらいではビクともしません。 ここまでバラす事は滅多に有りません。 紙やすりで磨いてピカピカに、組み立て直して軽く回るように成りました。 角ばったデザインもアルミのプレートもメッキ装飾も、昭和の男が好きなデザインですな(笑)
JUKI SPUR98 deluxe 2016-03-17 11:43:13 | JUKI JUKIの高速直線ミシンですが、自動糸切りが出来なくなったと修理依頼を頂きました。 油切れとかで糸切りの動きが悪くなったか? 布端とか糸くずが絡んだか?そんなとこだろうと思いましたが・・・ 固定メスを外してみましたら動メスの形がなんか変。 あれ?動メスが折れてる? 下カバーを外してみたら折れた刃先が落ちていました。 問屋さん通じてJUKIから部品を取り寄せて交換しまして調整して修理完了ですが・・・ 小さい部品ですがこれが意外と高くって・・・ メスの形状はジャノメの高速直線ミシンの糸切りと同じものの用に見えます。 同じものならジャノメ本社から取り寄せたほうが安上がり。 本社に問い合わせて見ましたが良くわからないってことで・・・ お客様急ぎじゃなかったら、ジャノメのでも合うか試したかったんだけどな~
JUKI ALLOWNE 2016-02-18 18:51:09 | JUKI 数日前に持ち込みで修理依頼を頂きました。 動かない。との事でしたが電源を入れてみるともっさりとですが動きます。 長いこと使っておられなかったそうで、多分油切れしているのでしょうと分解掃除をすることに成りました。 針板も錆びていますし針も錆びていましたから、本当に長いこと使っておられなかったのでしょう。 分解して注油して汚れも綺麗に落として、各部の動きも良くなったので、これで大丈夫だろうと思いました。 試縫いして針目も綺麗に出るのですが、長く縫うとガチャガチャッと音がして糸が切れてしまいます。 布を外して裏側を見ると上糸が引っ張られてぐちゃぐちゃに絡まって糸が切れています。 これは上糸調節が効いていないときの症状です。 普通のミシンの上糸調節はバネの張力で調節してますが、このミシンは電磁石の力で調節しています。 綺麗に縫えているときは正常に機能しているのでしょうが、基盤か電磁石自体がNGの様です。 20年以上前のモデルですからメーカーにも部品は無いと思われ、これは修理不可能ですな・・・
JUKI ジュレーブ HZL-010 2016-01-16 18:52:52 | JUKI 以前こんな凄いミシンは他にないと紹介したHZL-010Nの一個前のモデルです。 電話でお話を伺った時はこの機種だとは思わず、「ミシンのモーターの交換って出来るのか?」って修理依頼でしたので、モーターのカーボンブラシが飛んじゃったか?糸掛け間違いで天秤に糸が掛かってないだけか?と思いましたが、このミシンで完全自動糸通し機の不具合でした。 矢印の所のサメの背ビレみたいな部品ですが、完全自動糸通し器のボタンを押すと、正常なら見えなくなるまで下がります。 これが中途半端にしか下がらないので、上糸掛けが正常に出来なくて、天秤に糸が掛かっていないのと同じ状態で縫えないのでした。 稀に寒くなると本体内の油が固くなって同じ現象が起きることが有りますが、お客様宅は暖房も効いてましたしミシンも温まってましたから、その可能性は低いかと・・・ この糸通し器を使わないで手で糸掛けをする方法もお伝えしましたが、これじゃ不便じゃ! って事で、安いミシンですがこれを下取りにして買い替えて頂きました\(^o^)/ 直してお返ししなきゃいけないミシンだと冒険は出来ませんが、最悪直らなくても良いのでバラして見ました。 ベルトカバーと液晶画面が付いてる前カバーを外しまして、そこにでっかいコンピューター基板が付いてます。 この基板の裏に付いてるステッピングモーターがサメの背ビレを動かしているのですが・・・ ここの油が固くなって正常に動作してない事が以前有ったのですが、これは正常に動いてました。 手で動かして様子を見ているうちに「ピン!」と音がしてどこかの何かが外れちゃったみたい。 直らなくても良いミシンとは言え悔しいので(笑) 後ろカバーも外したらバネが飛んじゃった所が分かりました。 後ろカバーも外してみたらサメの背ビレが下がらない不具合箇所も、何となくですが分かりました。 ここを調整したら正常に上糸掛け出来るように成りましたから。 JUKIさんのサービスマニュアルが貰えれば完璧に直せると思うのですが、それは出来ないので・・・ 普通のミシンには無いこの装置は中々難しいですな。 以前下取りさせて頂いた正常に動く010Nと見比べながら整備しました。 上糸掛けはこれで完璧に直った様ですが、自動下糸巻きがどうも正常には動きません。 ま、正常な010Nも自動下糸巻きが上手く行かないことも多々有るので、ここまで直れば立派なものかと思います。 完璧に直ってないので中古にも出来ませんが、バラしてみていい勉強に成りましたな。