ジャノメミシン米沢店

Yahoo!ブログから引っ越して来ました。

ジャノメ マイロック203S

2018-03-05 19:11:46 | JANOME
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以前お客様から下取りして、修理整備してあったのですがこの度再整備しました。


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前出の213Dの前モデルに成るのかな?

後ろカバー兼用の鋳物のフレームが213Dより丈夫な感じがします。

作動送りが無いのでニット縫いは213Dに劣りますが、使った感じはカチッとしてて現行モデルよりもしっかりした良いロックミシンと感じます。



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天蓋から注油したときの油を軸に染み込ませるための綿紐が外れていたので赤矢印の所に刺し直しました。


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天蓋外した状態ですが、ここのフェルトに注油したのが綿紐伝って可動部に油分を送ってくれます。

型は古いですが、まだまだ使えるし中古で十分それなりのお値段で売れるミシンですが、今年はこれを息子の母校の養護学校に寄付する事にしました。

今週中にお届けに行ってきます。


ジャノメ マイロック213D

2018-03-03 18:47:15 | JANOME
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先日、シェーネ5250と一緒に修理依頼頂いたジャノメの三本糸ロックミシンです。
色替えしてますが現行のマイロック231EXと全く同じロックミシンです。

しばらく使っていなかったって事で、固くてフットコントローラーを踏んでも動かなく成っていました。



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バラシて手でこじりながら油を差せばすぐに直るだろうと思いました。

程なく手では回せるようになったのですが、どうにも固さが取れません。

ロックミシンは可動部分が多いのでどこが固着しているのか見つけるのが大変です。

固着箇所が見つからなくて苦労したことは何度も有りますが、本当に今回はどうにも見つかりません。

もう他にどこも見落としている可動部は無い筈ですが、それでも軽く動いてくれません。


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僅かな隙間の油が固く成っているのか?と洗浄剤をたっぷりと掛けてみました。

その後もう一度全体に注油しましたがそれでも固さが取れません。

これはお手上げか?

と、思いましたが思いつきで一部のネジを緩めてみました。


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ベースに主軸を固定している六角ネジを2本緩めてみました。

そしたらウソみたいに軽く回る様に成りました。

何らかの理由で主軸固定具とベースの隙間が無く成っていたのかもしれません。

苦労しましたが、これで正常に動くように成りました。


ジャノメ JF-450

2018-02-22 17:38:32 | JANOME
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布が切れなく成って、他所のミシン屋で見てもらったけど「部品が無くて直せない。」と言われたとの修理依頼を頂きました。

こういう故障は初めて見ましたけど・・・


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下メスの鋼の部分が剥がれておりました。

刃が無くては切れません。

このモデルはもう売られていないようですが、部品の殆どは現行機種のマイロックとかドリームロックと共通ですから、部品が無いと言う事は有りません。



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新しい下メスと交換したら修理完了です。

ついでにバラシて各部の注油もして置きましたけど・・・


このモデルはトーカイとかで売ってたモデルですが、外装パーツが違うだけで、私が扱うマイロックやドリームロックと同じミシンと思っていましたが、上メスの下げ方とか細部の仕様は違ってましたな。

下メスの刃が取れるって事は今まで経験ないですから、耐久性も若干弱く作られているのかもしれませんな。


ジャノメ 766-TL

2017-10-29 09:38:14 | JANOME
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先日下取りしたジャノメの足踏み職業用ミシンを整備しました。


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押さえを上げれば正常なら糸調節機はフリーに成るはずなのですが、これはそれが成りませんでした。

糸調節機をバラして組み立てなおしてみましたが、それでも正常に戻りません。


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マニュアルがないので、廃棄予定の763を参考にしながら押え上げ機構をバラして調整して組み立て直し、これで糸調節機は正常に動作するようになりました。



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釜に糸くずが絡みついてましたのでこれもバラしてタイミング調整しました。

これで全く正常。

先日のリッカーの職業用と合わせて2台の足踏み職業用の中古在庫に成りました。


ジャノメ 863-LM

2017-10-07 19:15:07 | JANOME
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息子の母校の養護学校から修理依頼をいただきました。

ロックミシンですが全く動きません。

フットコントローラーを踏み込むとモーターは唸りますから、モーターの故障じゃない。

はずみ車を手で回そうとしてもびくともしません。

現場で診た時は下ルーパーと針が噛み込んでるように見えて、変形して噛んじゃったのか?

と、思いましたが・・・

材質的に、折れることは有っても変形はしないはず。

油切れしたかどこかが焼き付いたか?そういう判断に成りました。

潤滑剤を考えられる箇所全部に吹き付けて時間を置いても中々動きません。

油切れで固まることが多いのは針棒・・・


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もしくは上ルーパーのここ・・・


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固定ネジを緩めるとタイミングが狂って合わせるのが面倒に成るのでなるべくやりたくないのですが・・・

どっちも緩めてみました。

そしたらどっちもスイスイ動くので、ここが固まった訳じゃないことがわかりました(ToT)


潤滑剤が浸透すればそろそろ動き出しても良い時間経ってますが、はずみ車はびくともしない。


スパナ噛ませてコジッてやったらギギギと言いながらようやく動き出しました。

それでもガチガチで、はずみ車は半回転した所から動きません。

こりゃもう力任せに動かして潤滑剤が入っていくようにするしか有りません。


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グリグリ動かしていると写真中央の注油口から錆混じりの潤滑剤が吹き出してきます。

一般向けのロックミシンなら本体上部に注油口が有って、ここと綿紐が繋がっているのですが、それが省略されてる?

本体上部に注油口が無いですから、劣化して綿紐が取れたわけでも無いようです。

サービスマニュアルも無いので面倒でしたが、タイミング調整も長年の勘で合わせて無事使えるように成りました。




863-LMのLMってLook Misinの略?

んじゃ863って何だろう?(笑)