年式は今手元に資料が無いので解らないのですが、見た目よりかなり古いジャノメのロックミシンです。
フットコントローラーが今は新品での供給が無い。
国産初のコンピューターミシン ジャノメ メモリア5001と共通ですから、どれだけ古いかってとこですな。
ロックカッターの刃が刃こぼれして、布が綺麗に切れませんでしたので、取り外してディスクグラインダーで研磨いたしました。
刃を取り付けて試し縫いをしますと、布は綺麗に切れますが、ところどころ目飛びしてしまう。
ロックミシンの目飛びの場合、針がダメで目飛びすることも多いので、針を新しいのに変えて見ましたが、それでも目飛びが出てしまっていました。
後は、上・下ルーパーと針のタイミングの狂いですな。
サービスマニュアルが有りますので、各項目ごとに調整していきますが、ミリ単位の調整が必要で、専用のゲージが有れば良いのですが無いので、物差しを3センチくらいに切ったものを当ててゲージ代わりに使います。
滅多にやらない修理なので、中々ピタッと合いませんでしたが、最後にはタイミングがバッチリと合ったようです。
目飛びはもちろん無く、途中で異音がすることも有りません。
後は外装パーツを外して縫い埃を取って綺麗に磨けば完璧です。
また一台、古いミシンが蘇りました。