ジャノメの支店に入社したとき、一番最初に売ったのがこれだったかも知れないです。
今じゃ家庭用ミシンでは殆ど見なくなった垂直半回転釜のミシン。
ジャノメでも家庭用の垂直半回転釜はこのタイプ350が最後だったかも知れません。
このミシン、下糸巻き器はプラスチック製の天板の軸に取り付けられているのですが、その取り付け軸が折れてしまいました。
強度の必要な所に、例え強力な接着剤で固定しなおしても、すぐにまた折れちゃうって事は、お客様もご存知で、ネジを切ってビス止めし直すか、天板を丸ごと新しくすれば直せるって事でご説明しましたが、
買ってから年数も経つし、どうせならフットコントローラーの使えるミシンが欲しいという事で、買い換えていただきました。
買い換えていただきましたけど、低価格で変圧器も入っていない電動ミシンですけど、糸巻き意外はなんとも無いので勿体無くて・・・
お客様に説明したビス止めの方法で修理しました。
軸の着いていたところにドリルで穴を開けて・・・
折れた軸ごと糸巻き器をボルトで取り付けて、使っているうちにナットが脱落しないようにダブルナットで締め付けました。
若干斜めに成っちゃった感はありますが、使用には全く問題なく修理が出来ましたので、当店中古ミシンのラインナップに入ってもらいます。