ブラザーTendy5000 1989年製で当時208000円で売られていた文字縫いができるコンピューターミシンです。
ボタンホールセンサーの故障で、センサーレバーを上げても、上がっていることが認識できずに『青いレバー↑』とエラー表示されてミシンが動きません。
このミシンのちょっと前のモデルは電子音声でしゃべるミシンで、古くなると同じ故障が起きて「青いレバーを上げて下さい。」としゃべり続けてうるさいことこの上ない。
カバーを開けて、センサーの銅板の端子を抑えて接触させるとエラーが解除されて縫えるように成るのですが、まさか使うときにカバ外して手で抑えて使うわけに行きません。
苦肉の策として、端子をハンダ付けしてしまえば良いのですが、そうするとボタンホールが縫えなくなってしまいます。
お客様に確認しますと「どうせ使わないからボタンホールが縫えなくなっても構わない。」って事でしたのでやらせて頂きました。
ボタンホール以外はジグザグも裁ち目かがりも文字縫いも出来るように成りましたし、この方法で修理して何度かお客様に喜んで頂いて居ますが、何かなー・・・
修理の仕方として美しくない。
ちゃんとボタンホールも出来るように修理する方法を考えてみます。