「ステッピングモーターエラーが出て使えない。」と言う修理依頼を受けました。
この型のミシンでは比較的多い不具合です。
不具合の原因は、あまり使わなかったことに依って油が固まってしまっている事が殆どですが・・・
前にも書きましたがコンピューターミシンは電源を入れた時に設定をリセットするために各部を一通り自動的に動かします。
症状からすると、電源を入れた時に刺繍枠を動かすキャリッジが固まっててエラーが出ているようですから、分解して注油してキャリッジがスムーズに動くように成れば直ると思われますが、このモデルの場合液晶のタッチパネルがダメに成っていることも多い。
とりあえずステッピングモーターエラーが出ないようにしないことにはタッチパネルの状態を確認できないので、その場合は修理不可能に成ることもお伝えしてお預かりしました。
刺繍枠のキャリッジの調整をするにはベースのカバーを止めてるビスを4本抜かなきゃ行けないのですが固まっちゃってると矢印のところのビスを抜くことが出来ません。
ベースに付いてる目隠しカバーを外してマイナスドライバーを使って手動でキャリッジを動かします。
カバーを外すと前後左右に動くベースが出てきますのでここに注油します。
最初は硬くて異音がしていましたが、徐々に油が馴染んでスムーズに動くように成り、エラー表示は出なく成りました。
液晶タッチパネルも問題なく動作するようで、これで又使っていただくことが出来ます。
参照記事⇨セシオ8210