1980年発売のリッカーマイティー80です。
釜と針が当たって縫えないって修理依頼を受けました。
この時代のミシンでは釜軸のギアが劣化して割れちゃうことが多いのですが、このミシンは割れていませんでした。
釜のタイミングを合わせて回してみましたが釜の回転がブレ過ぎてこれじゃ縫えませんし、しっかり締め付けたはずなのに手で触ると釜がグラグラしています。
ベースを外してひっくり返してみて原因が解りました。
裏側のギアから釜につながる軸が下がってました。
釜を取り付けようとすると軸が下がってしまうのでドライバーを挟んで下がらないようにして、ミシンを逆さまにしたまま釜タイミングを合わせました。
私も逆さまにし状態で釜を合わせたのは初めてです。
ギヤは割れてませんでしたが、ボディーのプラスチックパーツも劣化してます。
針カバーのネジ受けが割れておりました。
ネジ2本で止めますので一つ割れてても何とか成るのですが、プラリペアでくっ付けました。
普通の接着剤ではくっ付けてもすぐに剥がれてしまいますが、これだとそう言う事も無くしっかりと溶着しますので剥がれることが有りません。
これは中々良いです。