息子の母校の養護学校から修理依頼をいただきました。
ロックミシンですが全く動きません。
フットコントローラーを踏み込むとモーターは唸りますから、モーターの故障じゃない。
はずみ車を手で回そうとしてもびくともしません。
現場で診た時は下ルーパーと針が噛み込んでるように見えて、変形して噛んじゃったのか?
と、思いましたが・・・
材質的に、折れることは有っても変形はしないはず。
油切れしたかどこかが焼き付いたか?そういう判断に成りました。
潤滑剤を考えられる箇所全部に吹き付けて時間を置いても中々動きません。
油切れで固まることが多いのは針棒・・・
もしくは上ルーパーのここ・・・
固定ネジを緩めるとタイミングが狂って合わせるのが面倒に成るのでなるべくやりたくないのですが・・・
どっちも緩めてみました。
そしたらどっちもスイスイ動くので、ここが固まった訳じゃないことがわかりました(ToT)
潤滑剤が浸透すればそろそろ動き出しても良い時間経ってますが、はずみ車はびくともしない。
スパナ噛ませてコジッてやったらギギギと言いながらようやく動き出しました。
それでもガチガチで、はずみ車は半回転した所から動きません。
こりゃもう力任せに動かして潤滑剤が入っていくようにするしか有りません。
グリグリ動かしていると写真中央の注油口から錆混じりの潤滑剤が吹き出してきます。
一般向けのロックミシンなら本体上部に注油口が有って、ここと綿紐が繋がっているのですが、それが省略されてる?
本体上部に注油口が無いですから、劣化して綿紐が取れたわけでも無いようです。
サービスマニュアルも無いので面倒でしたが、タイミング調整も長年の勘で合わせて無事使えるように成りました。
863-LMのLMってLook Misinの略?
んじゃ863って何だろう?(笑)