工業用ミシンのメンテナンス。

お客様のお姉さんが、知人から工業用ミシンを貰ったので見てほしいって依頼が有りました。


古いＴＯＹＯＴＡの工業用ミシンで、長いこと使っていなかったらしくあちこち錆びは出ていますが、モーターも快調だし楽勝♪と思いましたが、試し縫いをすると上糸がバチバチ切れます。


糸が悪い訳でなし、釜タイミングが狂っている訳でも、釜に傷が有るわけでもない。


でもまー、こういう場合は釜に原因が有ることが殆どですので外して見ました。


釜に付いてた油が劣化してネバネバに成ってました。


釜を分解して潤滑スプレーをクリーナー代わりに劣化した油を落としました。
仕上げにミシン油を差して組み立てると糸切れはしなくなりました。
糸調節器とボビンケースもバラシて磨いて綺麗に縫えるようになりました。


しかしまー、でっかい工業用ミシンなのに、今日一番活躍したのは小さい精密ドライバーだったなー

湯名人 スーパーCT BJ30-WH

漏電ブレーカーが落ちて止まっちゃう湯名人。


どうやら本体内部で水漏れしていたようです。




前カバーの取付ステーが真っ赤通り越して真っ黒にさびてます。


通常のやり方では外れず、結局力技で引っぺがしました。


組み立てなおして動かしてみないことには、水漏れ箇所が解りません。


動かして見ますと、ジャージャーと水漏れするわけじゃなくどこかからジワジワと漏れているのか？


分解したときにもしかしてここか？と思ったのが循環ポンプ。




基板を外して裏側のポンプを見ますと、やっぱりジワジワとポンプから漏れています。


ポンプとステーも交換だな～

JUKI ロックミシンMO-344D

２０１０年の１２月に中古で購入いただき、半年後に下ルーパーが折れたって、トラブルが有ったミシンです。


今度はお客様が「糸掛けが解らなくなった。」と電話が有りました。


伺って糸掛けしましたが縫えません。


調べると、今度は上ルーパーが狂ってステーに当たっています。




どうやら何かの拍子に上ルーパーのタイミングが狂ったようです。


ロックミシンのタイミング合わせは中々面倒です。


幸い下ルーパーは狂ってなかったので、上ルーパーのタイミングを合わせるだけですが、JUKIのサービスマニュアルは有りませんから・・・


参考ににジャノメのロックのサービスマニュアル観ましたが、どうも要領得ません・・・


結局は長年の勘でタイミング合わせちゃいました。


ばっちりタイミングが合いましたので、あとは二度と狂わんようにネジをきっちりと締め込みました。

おかげさまで５周年でございます。

２００９年６月１日に、直営米沢支店から全ての業務を引き継ぎいでスタートした、ジャノメミシン米沢店は本日５周年を迎えました。
市役所近くの一等地から、街外れの住宅街に店舗を移しましたので、来店されるお客様には場所が分かりにくく、「米沢のジャノメはつぶれた。」「米沢のジャノメは無くなった。」と流布する輩もいるようですが、私はここに居ます。


ジャノメミシン米沢店はここにあります。


米沢には・・・置賜地区にはジャノメミシン米沢店が、しっかりと地域に根差してお客様本位の仕事をさせていただいております。


どんなに古いミシンでも、どんな故障をしたミシンでも、お客様にとっては大切な思い出や思いが詰まったミシンです。
ジャノメミシン米沢店は簡単に「直らない。」「直せない。」とは言いません。


どんな故障も絶対直す！とは言えませんが最大限の努力はいたします。
他店で「直らない。」と言われたミシンも一度当店にご相談くださいませ。


６年目に入った当店。


変わらず美心屋でまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。


ホームページ⇒ジャノメミシン米沢店