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実体のない「私らしさ」

2021年06月23日 | 目覚め
いつ頃からなのか。
私は自分のことがあまり好きではなくなってしまったんだろう。

もう記憶にはないけれども。
おそらく幼少期は、自分にあれこれ条件をつけて
「こんな私は好き」だとか
「こんな私は嫌い」とは思っていなかったんじゃないかな。

自分を丸ごと受け入れるということすら…いらない世界。
受け入れる「私」がいない世界。
それが幼い時の私達だったんじゃないかなと思う。


でも、好きではなかった自分に対して、ここ数年の間にずい分と変わってきた。

「私が私でいられること」が心地いいとか。
「自分らしくいられること」が幸せとか。

そんな感覚があったけど、今日…フッと気づいたらきれいサッパリ消えていた。


日常生活の中で度々訪れる「何者でもない私」との邂逅。


その体験が重なる度に、実体のない「私らしさ」に、
まだこだわっていた自分に気づいておかしくなった。

でも、だからといって。
何か意図をして手放そうとしたり、無理にこだわりを無くそうとしたわけではない。


そもそも実体のないものだから、
気づく度に霧のように消えていったのかな?なんて思った。


この状態を言葉であらわすとしたら…と考えた時。
浮かんだのが冒頭にあげた幼少期の話。


矛盾しているようだけど。
「何者でもない私」を体験すると、何者かである私が満ちてくる。
何だか…不思議な感じ♡

覚え書きとして。