ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

土井利位、雪の殿様はゆるキャラに

2021-10-17 23:52:16 | よかんべ古河
古河駅で、古河市のゆるキャラ「ゆきとのくん」に合いました。

古河は城下町…戦国時代の初期(室町時代後期)鎌倉を追われた足利氏が古河公方として拠点を置いた地。
関東ど真ん中の古河だけに、関東における戦国騒乱の中心地になるのですが…
足利氏と関東管領上杉氏との対立は、戦国武将好きとっても複雑すぎて、戦国大名の壮大な一国まとめた国盗りとは少し様相が違い人気にはなりえない。
江戸時代に入っても江戸から近い故、有力な譜代大名が次々入れ替わり。小笠原氏、土井氏、松平氏、奥平氏などですが、
これまた西国の雄藩のような華やかさは無し。譜代ゆえののんびり、国力より文化が優先?
江戸時代後期の土井利位は幕府老中首座務めますが、

雪の結晶を観察し記録した雪の殿様として有名?少なくとも地元では。見出し写真の様に古河市のゆるキャラになってます。

明治に入ると早々に鉄道が開業、古河駅は茨城県内最初に開業した鉄道駅ですが…

常磐線直通?と突っ込む。常磐線には直通しないどころか全く無関係、古河駅は東北本線であり宇都宮線です。
さらには茨城県は新幹線が走るものの唯一新幹線駅がない県でもあります。古河市をかすめる東北新幹線、残念ながら駅はありません。
今のご時世、県主導で新幹線駅誘致運動蛾起こってもと思いますが、茨城県なのに隅っこ過ぎて色々と不遇な古河市です。
まぁ江戸時代に話を戻すと古河藩は下総国、今でいうと千葉県だったわけで、明治以後、常陸国である茨城県に編入されたことが不遇の始まりでしょう。
古河は東北本線に日光街道、国道4号線と、埼玉県や栃木県とのつながりが深く、郵便番号や市外局番も栃木県扱い。古河とはそんな地です。

さて古河駅で電車に乗り小山へお買い物、小山は栃木県ですね。

小山の駅そばは美味いですよ。東北本線(宇都宮線)上りホームにあります。ぜひ!
NRE直営ではない、地元業者による駅そばは今では希少です。
小山駅の前後、古河駅や宇都宮駅にも駅そばはありますが、こちらは余り美味くないNREです。悪しからず。