眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

ゲゲゲの女房(再掲)

2010-03-30 | 読んだ本
水木しげるの奥さんの自伝ですが、NHKでドラマ化されるそうです。
BOでたまたま見つけました。
水木しげるの自伝的な本や漫画は読んでいましたが、ほとんど重複しています。
夫婦なんですから当然ですね。

水木しげるの漫画は、手塚治虫などに親しんでいた自分にとって、異質な存在でした。
その頃、少年向けの漫画週刊誌はサンデーとマガジンしかありませんでしたが、もちろんサンデー派でした。
8マンやハリスの風など気になる漫画はありましたが、鬼太郎は興味外でした。

今、水木しげる作品も読みますが、貸し本時代の墓場の鬼太郎のほうがよく、やはりマガジン時代の鬼太郎はあまり面白く感じません。
悪魔くんもその傾向がありますね。

さて、手塚治虫の奥さんも手塚の思い出を出版しています。
「手塚治虫の知られざる天才人生」です。
家庭から見た壮絶な一生がつづられています。

今、手塚治虫の再ブームが起こっており、NHKで連続番組が組まれています。
生前あまり注目されなかった「MW]という作品も映画化されて、あらためて手塚の天才ぶりに感服するしかありません。

もう1冊、「漱石の思い出」という本も読みました。
漱石の奥さんが口述した内容を筆記したものです。
今ならば、当然ゴーストライターが書いて、本人名義だけで出版したでしょう。
この本も、漱石の生の生活や性格が目に見えて面白く読めました。

創造する人は、やはり命を削りながら創作するようです。
水木しげるもマイペースのように見えながら、やはりたいへんな作業だったようです。
できるだけ長生きして欲しいですね。

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