コロナウィルスの覚書２：感染者はどのくらいるのか？

日本での感染者爆発は、瀬戸際が続いていますが、感染者数の実態がわかりません。
検査数が異常に少ないためですが、その原因が、本当にキットがないのか、
感染研でコントロールしたいためか、それとももっと思慮深い意図があるのかわかりません。
ともかく、どれだけの感染者がいるのかはっきりしません。

推測の指針となるのが、各国の死亡率です。
ＷＨＯでは、数パーセントと言われていますが、各国でまちまちです。

まず、イタリアですが、10％にせまる勢いで増えています。
これは、医療崩壊が発生してしまっているためで、病院がその機能を失って、
野戦病院のように、なすすべなく死を看取っているためです。
なにしろ医師も次々と亡くなって、医療機器も全く足りなくなっています。
こうなってしまうと、ペストの流行並の死者数にならないことを祈るだけです。

それに対し、異常に低いのがドイツです。
感染者が1万人を超えているのに、死者は44人しかいません。
さすが、医療の先進国で、医療システムが機能しているのでしょう。
しかし、感染の初めで、今後死者は増えていくとみられています。
それと、検査も十分に行われていて、ほとんどの感染者を検出しているのでしょう。

ＷＨＯの死亡率は、中国を基準としたものでしょうが、今後各国もこの数字に近づいていくのでしょう。
韓国と日本は、感染が速い割に、感染者も死亡率もさほど高くありません。
ほぼ似たような体制とみてよいでしょう。

韓国が感染者8600人に対し、死者が100人、
日本は、クルーズ船を除いて、感染者1000人に対し、死者が40人。
死者数から推測すると、感染者は3000人近くいて不思議はありません。

つまり、感染したのが把握されず、出歩いている人は2000人ほどいるかもしれません。
これは、単なる憶測にすぎませんが、感染者は、検査で陽性になった人数の2，3倍はいると見るのが妥当だと思います。

やはりイベントなど集会を自粛するのは、根拠があることになるでしょう。
どのような原因で、検査が行われていないのかはわかりませんが、
大規模に検査を行って、感染者を隔離しなければ、感染爆発は避けられません。
安倍総理の強運にだけ頼るのは、もうやめにすべきです。