
設計者エドガー・パーシバルは単発低翼機「パーシバル・ガル」の成功に続き、より小型の専用レース機を開発しました。その機体を E1「ミュー ガル」と命名しました。そして5機作られたミューガルは微妙にスタイルが違いますが、個人的な感想としてこのG-AFAAの機体が一番美しい思っています。このE3H型は、翼と尾翼がわずかに小さいものの、外観は以前の機体とよく似ていました。内部は完全に新しい設計で1機のみが製造され、エンジンはジプシーシックスシリーズIIを搭載していました。エドガー個人の専用機としてG-AEKLに代わるもので、1937年のキングスカップ航空レースでのレースでは3位に入賞しました。パーシバルは1937年から1939年までの3年間この機体でレースに出場しました。
レースに出場する場合には機体にナンバーが追加されますがG-AFAAで写真が残っているのは、このナンバー無の機体、3番、20番、23番の4種類で「3番」機のみ胴体のストライプが変更されています。
このナンバー無の写真は製造初期に撮影されたのでしょうか、塗装の劣化もなく全体の美しさが際立っています。

次にキャノピーを作る事にしてバルサブロックを探します。今までに作った木型の箱の一つになんとピッタリな形状のものを見つけました!もちろん前後方向のサイズは違いますが「イイトコドリ」すれば完全にフィットします。

スピンナーも一緒に作ります・・・
最近バルサブロックも軽くて良いものが無く、しかも高くなりましたね。木型用には少しハードなバルサを選びますが、タイヤとかスピンナーは軽いソフトなバルサが必須です。
最近バルサブロックも軽くて良いものが無く、しかも高くなりましたね。木型用には少しハードなバルサを選びますが、タイヤとかスピンナーは軽いソフトなバルサが必須です。

ノーズのラインとスピンナーの形状が合わないと不自然
何度も削りながら修正します。

「カタチ」が決まったら極薄の瞬間を染み込ませ最後にスポンジのサンディング・マットで仕上げます。

スパッツも完成です。
差押し込み具合の調整が難しい・・・
緩すぎても硬すぎてもダメなんですが、調整には謎の接着剤を使っております。
差押し込み具合の調整が難しい・・・
緩すぎても硬すぎてもダメなんですが、調整には謎の接着剤を使っております。

キャノピー後部の接着部分にバウスッドを追加して接着し易くしました。

これから紙貼りを始めまーす!