Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Percival "Mew Gull" No.4

2025-03-11 | PEANUT SCALE MODELS




設計者エドガー・パーシバルは単発低翼機「パーシバル・ガル」の成功に続き、より小型の専用レース機を開発しました。その機体を E1「ミュー ガル」と命名しました。そして5機作られたミューガルは微妙にスタイルが違いますが、個人的な感想としてこのG-AFAAの機体が一番美しい思っています。このE3H型は、翼と尾翼がわずかに小さいものの、外観は以前の機体とよく似ていました。内部は完全に新しい設計で1機のみが製造され、エンジンはジプシーシックスシリーズIIを搭載していました。エドガー個人の専用機としてG-AEKLに代わるもので、1937年のキングスカップ航空レースでのレースでは3位に入賞しました。パーシバルは1937年から1939年までの3年間この機体でレースに出場しました。

レースに出場する場合には機体にナンバーが追加されますがG-AFAAで写真が残っているのは、このナンバー無の機体、3番、20番、23番の4種類で「3番」機のみ胴体のストライプが変更されています。

このナンバー無の写真は製造初期に撮影されたのでしょうか、塗装の劣化もなく全体の美しさが際立っています。




次にキャノピーを作る事にしてバルサブロックを探します。今までに作った木型の箱の一つになんとピッタリな形状のものを見つけました!もちろん前後方向のサイズは違いますが「イイトコドリ」すれば完全にフィットします。




スピンナーも一緒に作ります・・・
最近バルサブロックも軽くて良いものが無く、しかも高くなりましたね。木型用には少しハードなバルサを選びますが、タイヤとかスピンナーは軽いソフトなバルサが必須です。




ノーズのラインとスピンナーの形状が合わないと不自然
何度も削りながら修正します。




「カタチ」が決まったら極薄の瞬間を染み込ませ最後にスポンジのサンディング・マットで仕上げます。





スパッツも完成です。
差押し込み具合の調整が難しい・・・
緩すぎても硬すぎてもダメなんですが、調整には謎の接着剤を使っております。




キャノピー後部の接着部分にバウスッドを追加して接着し易くしました。




これから紙貼りを始めまーす!



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Percival "Mew Gull" No.3

2025-03-03 | PEANUT SCALE MODELS




胴体のカタチは一応完成しましたが修正する箇所もあります。

「それで何処か進展したの?」 「失礼な!ノーズ・ソケットが出来てます」
なにかと面倒なんですコレ。




差し込んでみて隙間が出来ずにしっくり収まって、その上スムーズに外すことが出来る・・・
まあそれが理想なんですがそこを求めていつも時間かけてます。




外形のサンディングが終わって
まあ気に入らない部分もございます、が・・・




ズッシリ重さを感じるので内側を削り取っておきます。

「ノーズにバラスト積むんだったらそんな事する必要ないのに?」なんて聞く人がいますが、たとえこの機体がテールヘビーになったとしてもソレとコレとは違います。「common sense」ではないけれど感覚的にも、そして見えない所でも「modeler's production sense」という事にしておきます。

こんな状態にしておいてもっとブロックの先端に穴を開けて鉛玉を埋め込んで隠してしまった方が遥かに美しい!と思います。




削り過ぎてスピンナーのサイズと合わないことが起きないように航空べニアで防御してからサンディングします。




胴体裏側のラインも綺麗に収まっていれば良いことにして・・・





面倒な空気穴が残っていました!
ここを開けると肉厚が確認できたりして楽しいのですが・・・

昔は過激に攻めておりましたが最近はそこまでしなくなりました、ホドホドです。




脚は「衝撃吸収そして最後はハズレマス」方式にしてみました。




主翼をはめ込んでみてピッタリ収まったら前縁に出来た迎え角分の2mm程ある段差をバルサ追加して修正します。




これで主翼は所定の位置に収まりました。コレを基準にしてプロペラのスラストと水平尾翼の調整で飛びますようにお祈りします、あとはいつもの「神頼み」です。




「ミューガルの美しさ」が残っていますように・・・



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Percival "Mew Gull" No.2

2025-01-31 | PEANUT SCALE MODELS


                             


残った主翼のお仕事をします。
中央部分の接着と翼端のラミネート加工、どちらもスイスイとは行きません。




中央部分の接着は上反角を決める必要がありますので何度も調整しながら左右の翼を取り付けます。上反角は好みの問題もありますが付け過ぎても見場が悪くなるし、減らし過ぎても飛行に影響します。
ピーナッツの低翼機では翼端で12~14mm程度を目安にしています。




翼端のラミネートは05mmのバルサを3枚重ねにしました。サンディングしてRに加工すると最終的に1.2mm程になります。主翼全体の姿は見えてきましたが主脚の取り付けに必要な「工事」が残っています。既に全体のサンディングは済んでいますからこの状態で強度がどれくらいなのかは把握できます。紙を貼れば十分に耐えられそう・・・




一度重さを測っておきます。
この状態で1グラム越えてたらリブの肉抜きとかしても効果は期待薄。
潔く作り直すとかしないと・・・




主翼のついでに残った角材で尾翼も作ります。




胴体はこれと言って難解な個所もなくいつもの順序で側板を作り角銅にしてから上半分を組み立てていきます。




ゴムが胴体の上部を通過しますからかまぼこ型の胴枠を接着したら邪魔な角材を順に切り取って行きます。




これによって捻じれには弱くなりますが問題になる程でもありません・・・
そう思いたい。




基準になる中央の1本を通します。
これはかなり慎重に!




この1本で胴体の上部形状(フォルム)が決まりますから角材を埋め込む時は時間をかけて。




残りの角材のピッチが決まったら紙テープに定規で印を付けそれを曲面に貼り付けながら溝の位置を決めていきます、そうすることによって左右対称に揃えることが出来ます。




ここで問題は角材の間隔が揃っていても「沈み込んだ角材は罪?」となりますから溝の深さに惑わされないようにあくまでもラインが陥没しないように注意します。多少膨らんだ部分はサンディングで対処出来ますが凹んだ箇所の修正は大変です。




溝の幅が広過ぎた所は修正します。何ヶ所か醜いところが点在していますのでバルサの屑をV字切ってから押し込んでいきます。




これで胴体も少しは強い子になったと思いますが重量はそれなりに増えていくのであります。




一番最後尾に中抜きしたソフトバルサを接着して仕上げます。これを一緒にサンディングしないと何か落ち着きません。フィレットの加工は紙貼り後に主翼を接着してからですね。

ここまで暗礁に乗り上げて長い休憩をすることもなく進んできました。
でも先は長いぞ・・・


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Percival "Mew Gull" No.1

2025-01-19 | PEANUT SCALE MODELS

パーシバル・ミューガル 「1枚の衝撃的な写真」

その機体の歴史が見えてくると作りやすくもなり、難しくもなる・・・・
でも深く考えずにスタートすることにしています、そうじゃないと始まらない!
今回は1枚の衝撃的な写真を見つけてしまうと図面や資料を探し始めてしまう至極普通のスタートかもしれません。兎に角その写真はゾクゾクさせるような1枚でした。

こちらです!
https://abpic.co.uk/pictures/view/1742084

これが木製の機体とは思えない異次元の美しさ、緩やかな曲線のラインで構成された翼、現代のグラスやカーボンで整形した機体だと言われても納得してしまうくらいの完成度。イギリスの機体の中では一番美しいと個人的には思っているパーシバル・ミューガル、模型界ではあまり人気が無いように思います。それは模型図面の数に比例していてラジコンにしろゴム動力にしろやはり人気のある機体は多くの人によって模型図面が描かれています。しかしこの機体はそれほどでもないし、その為に必要な写真や資料もそんなに期待できない。そうなると知名度も低くなります。




パーシバル・ミュー ガルは1930 年代のイギリスで活躍したレース用航空機です。設計はオーストラリア人のエドガー・ウィクナー・パーシバルでイギリスに航空機会社を設立して小型の単発単座単葉機を製作しました。スピードと優雅さが際立ったデザインの機体はすべて木製でデハビランドのジプシー6エンジンを搭載し1939年の最終形態は最高速度425km/hでした。機体は5機製作され、G-ACNDから始まりG-AEKL、ZS-AHM(G-AEXF)、G-AEMO(ZS-AHO)、G-AFAAとなります。

日本では一式戦「隼」が1938年12月に初飛行し1941年から生産開始されていました、そんな時代の機体です。





この一見木製とは思えないほど優雅なスタイルのミューガルですが、模型の世界ではそれほど知名度も無く多くの図面を見つけることは出来ません。ピーナッツの世界ではわずかに2枚のみです。1枚の写真を見てしまったばかりにもう一度作ってみようと思い作り始めました。前作からはおそらく30年以上経過しています。大きな左旋回であまり高度を取ることもなく優雅に飛行した記憶があります。




さて5機作られたミューガルは微妙にスタイルが違い、明らかに「別物」と見えなくもない機体も存在します。過去に実機の三面図が入手できたのは唯一G-AFAAの機体でしたが実機より少し太めの胴体と主翼に描かれていましたのでその三面図を参考にして描かれた模型図面もメタボになってしまいました。主翼の文字もサイズが全く違います。最近では資料も多く出回りレジン製のプラモデルまで発売されています。100枚を超えるミューガル実機写真の中でもG-AFAAに関しては尾翼のナンバーが数回変更になっています。機体の形状には変化がありませんが、No.3の機体だけは胴体のストライプが大きく変更されています。多くの資料の中には明らかに間違っているものも存在しますから写真の方を参考にし、今回製作するのは比較的鮮明な写真が揃っているNo.23の機体にしました。




色々な資料は揃いましたが問題は途中で挫折しないで完成まで辿り着けるか?・・・ですね。




何処から始めるか?主翼から攻めます!
「テーパー翼にはこれが一番簡単」という理由で教科書的とは言えないスタート。




リブのテンプレートを2枚(付け根と翼端)航空べニアで作り両面テープで貼り付けます。瞬間で外周を補強しておけば安心。




まあ後は注意してサンディングすればそんなに難しい作業ではありません。




スパーの溝を掘って角材を押し込みます、たとえ少々幅が広くなっても一直線を貫く!




左右の翼が同じサイズになりますように・・・




過去には同じものを2枚作ってしまい結局2機作る羽目に・・・
そんなことが起きないように確認してネ!


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

2024年5月エンリケ・マルツさんがお兄さんと来日。名古屋にも寄ってくれました。その時の記念写真。
名古屋・伏見レストラン「トマト」にて





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あけましておめでとうございます

2025-01-03 | PEANUT SCALE MODELS


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New display models

2024-12-20 | PEANUT SCALE MODELS

前回のWaco Eに替わって新しく展示した機体です。








忘れかけていたパイロットの写真が出て来ました!
今も4本の糸でキャノピーの中にぶら下がっています。




安住の地となりますか・・・


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Waco E 24th Anniversary

2024-11-29 | PEANUT SCALE MODELS






某所での常設展示から2年ぶりに我が家に帰ってきた「ワコー E」ですが、またいつもの格納庫へ収まる前に記念写真を撮りました。奇跡的に今でも壊れず生存していますが一体いつ頃作ったのかを調べてみました。古いパソコンの写真フォルダーに製作当時の写真が2枚残っていました。1枚はエアーブラシの塗装が終わりデカールを貼る前の写真で2000年5月18日、もう1枚は完成後の写真で2000年6月27日でした。ですからこの機体が完成したのは2000年6月頃であろうと思われます。24年ってかなりの年代物ですが段ボール箱に入れて保管していますので目立った汚れも無くゴムを切断して補修した記憶もありませんから外観はそんなに年月を感じさせることはありません。経年変化でゴールドの塗装部分が少し輝きを失っているような気がしないでもない・・・程度です。


  2000.05.18


2000.06.27


当時この写真を撮ったのはどんなカメラ?
ファイルのプロパティからオリンパスのキャメディアC-3030ZOOM。
因みにお値段はメーカー希望小売価格(税別)125,000円、発売日は2000年3月18日、今思えば高い買い物。家の中にはフィルムカメラがゴロゴロしてますからどちらかと言えばデジカメなんて新しい部類ですがそれでも20年。




補修と言えば一度アメリカへ持って行って飛行させたことがありますが、その飛行会の直前にリノのエアレースを見に行きました。車の中に一日中放置しておいたら高熱&乾燥に耐え切れず水平尾翼が見事に捻じれてしまって大変!

ホテルに帰って水で濡らしながら紙を剥がしバルサの角材を修正し貼り直す作業を行いました。何とか翌日の飛行会には間に合い何事もなかったように飛んでくれ恥をかかずに済みました。




リノ・ヒルトンの部屋で修理中の写真


同じくカリフォルニア州マガリアに住んでいた頃のビル・ハンナン(Bill Hannan)さん宅でも彼の机の上で撮った写真が残っていました。




帰り際家の外で「ここで飛ばそうか?」って彼に聞いたら「お前の仕事がまた増えるからやめろ!」って言われました。




ピーナッツ「長生きの秘訣」は何なのかわかりませんが自然風化させないことも重要ですが保管状態にも色々な「掟」があるのかもしれません。幸運にも綺麗な状態で今も残っている機体はそんなに多くはありませんが、我が家では一番多く「外出」した機体には間違いありません。

セイヤー・サイムさんとの出会い



セイヤーさんとは2002年9月にカリフォルニア州サンノゼのインドア飛行会で初対面。その頃彼は小型飛行機のパーツを取り扱う会社に勤務しながら地元サンフランシスコのベイエリアにある模型飛行機クラブ「Marin Aero Club」で活動されていました。当時ペックポリマー社からレジン製の美しいワイヤーホィールが発売されたのを知り早速奥様のサンディー・ペックさんに注文したことがあります。そのワイヤーホィール製作者が実はセイヤーさんだったことを知り、彼の作った車輪を取り付けたウォーターマン・ゴスリング・レーサー(Waterman Gosling Racer)も当日持参しました。その写真はこちらに紹介されています。

A Visit with Jiro Sugimoto

2004年にコネチカット州に引っ越してからは音信不通でしたが、その後彼の名前を偶然模型雑誌で見つけることが出来ました。20013年には「Fly RC Magazine」の編集長、20014年には雑誌「Flying Models」の編集者となり、そして2015年には「Flying Models」のオーナーになっていました。長年の財政難の末にCarstens Publicationsの社長 Henry Carstens氏は2014年8月に出版事業の永久閉鎖を発表しましたのでその後に彼が事業を引き継いだのかもしれません。
話はどんどん脱線していきますが「フライングモデルズ」という雑誌の歴史は大変に古く最初は1928年にPeriodical House,Inc.という会社から「フライング・エイセス」(Flying Aces)という名前で模型雑誌が発行されました。そして1947年に雑誌名が「フライング・モデルズ」(Flying Models)に改名されました。1969年にはカーステンズ・パブリケーションズ(Carstens Publications)が事業を買い取りました。そして現在は「Flying Aces Press」と社名も変わっています。しかし今は雑誌の発行は無くセイヤーさんは版権を持つ古い図面の販売や模型関係の仕事を続けているものと思います、模型の世界から足を洗えない人なんですね。


話は変わって・・・
こちらはクローゼットのコレクション

https://blog.goo.ne.jp/jiroaerop2024

キット、プラモ、エンジン、書籍諸々

また話は変わって・・・
日本全国道路標識の旅はこちらです。

今回は何故か飛行機一杯! (実機ですが)

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主に北海道と九州、そして好みの山々の記録です。



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Nieuport Type XI 1914 No.7

2024-11-15 | PEANUT SCALE MODELS



初飛行で壊す前に記念写真・・・
気になるのは
張り線がかなりの抵抗
小さな垂直尾翼
微妙な調整が出来ないスラストライン









11月に入ったら異変・・・
嬉しいことです!



それではまた

次期戦闘機は最愛の・・・



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Nieuport Type XI 1914 No.6

2024-11-09 | PEANUT SCALE MODELS

いよいよ完成が近づいて来ました。
塗装後は何も触れていなかった主翼にラインを入れます。何色か試しに切って貼ってみましたがどれも違和感ありで悩みました。色が濃すぎると目立ち過ぎて目がそこだけに行ってしまう・・・薄いと存在感まるでなし!接着方法もスプレーボンド、薄めたボンド、紙貼り用の糊など選択肢がありますが最後に決まったのは紙貼り用の糊(アクアピット)。理由はスプレーボンドが一番簡単なのですが年月が経つと乾燥して剥がれて来る、しかも細いので接着力が弱く危険。薄めたボンドははみ出したところだけボンドの光沢があってきれいに拭き取らないと見苦しい、しかも拭き取る時に折角直線に貼ったラインが歪んでしまう・・・
もうひとつの大きな問題は水分でこの細い紙が波打ってしまい直線に貼れない! ってことでしょうか。最初に少し濃い目の糊で両端を止めてから面相筆で紙の隙間から染み込ませる方法で貼っていきます。




張り線用の糸が通る所には紙貼り前に細いパイプが瞬間で取り付けてあります。IMのノイズレスパイプをライターで炙って0.5mm径位になるまで引っ張って作ったものをリブに接着します。




ウインドスクリーンは銀色で縁取りしたらプランク部分に剃刀で切り込みを入れ、そこに挟んで裏側から瞬間でとめています。




ランディングギアの部分は木目が残るようにサインペンで着色してから最後にクレオスの薄いクリアーを塗りました。




主翼を取り付ける前の最終チェック。張り線作業を始めたらもうこの付近には手を入れたくありません。




そして主翼を差し込んだら左右の上反角チェックしながら張り線作業。
張り線はゴム製ですからテンション自由です。
このゴム製の長所・糸のように緩くなった時にたわんだりしない、衝撃で緩んでしまって醜い状態になることはありません。短所・張り線の本来の目的が十分に果たせないので翼を強制的に捩じりたい時には不向きです。まあ、言ってみれば「飾り」ですから緩んでしまってみっともない「絵ズラ」にならないように出来ることかも・・・




主翼に上面と下面はラインが貫通していますからテンションを整えて・・・弾いてみてみんな同じ音階?にします。




「最後の小物」コントロールホーンを作ります。材料は薄いアルミの板、ビールのアルミ缶側面程度なんですがそれよりは少し硬さがあります。




大まかなサイズを決めておかないと不似合いな「ブツ」が出来てしまいます。




取付ける位置に見合った幅とか高さがあるんですね。
ピンバイスで0.3mmの穴あけします。




差し込んでこんな感じ・・・
位置が決まったら瞬間を流して鉄色の塗装をします。




胴体に仮付けしてみます。




ワイヤーホィールを取り付けます。
シャフトが少し細いので瞬間塗って調整。




尾翼のコントロールラインが操縦席後部の両脇から胴体内に入ってきますがその場所は飛行させるときに一番重要なホールド部分・・・ですから少し位置を変更します。




コントロールラインは水平尾翼の取り付け角を変更する時には邪魔ですからテスト飛行後に張っても宜しいのですが、ここは「けじめ」という事で・・・




主翼の張り具合と比較するとかなり緩めです。それにしても垂直尾翼が小さ過ぎませんか?

張り線作業終了です。
もう触りたくない!




プロペラブレード作ります。エンジンカウルに干渉しないように・・・




使えそうな簡易治具を見つけて。




木目仕様の紙を貼ったらソケットに取り付けます。




もちろん裏側はいつもの可変仕様。コンパクトなのは良いけど動き過ぎて微調整が出来そうにありません。
でも何とかなるでしょう・・・


これですべてのお仕事は終了です。
最後に出来ることと言えば飛ぶようにお祈りするだけです。


        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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Nieuport Type XI 1914 No.5

2024-10-15 | PEANUT SCALE MODELS



7気筒シリンダーをクランクケースに取り付ける最良の方法は?となると難しいところですが、衝撃ではずれる心配が無いのはこちらでしょうか。ノーズソケットがここに収まりますから内側はスムーズにしておく必要があります。




一度カウルの中に押し込んでみます。
中心位置に接着する時は何度も確認しないと後になって後悔します。





瞬間でバッサリ行くのもよろしいのでしょうがそんな勇気はございません。
薄めたボンドで微調整しながら「ここだっ!」って決めてから最終的に極薄の瞬間を流します。

もう思い残すことはない?




この機体はショート・ノーズですからバラスト必須
ですからまだまだ色々な事が出来そうなんですが
これ以上するのも・・・ね

最後にちょっとソケットの部分が寂しいので・・・




ボルトの頭を追加してみました。




晴れてシリンダーとカウルの接着完了です。




残骸を集めた箱の中からサイズ的に使えそうなパイロットを見つけます。
そして体形を変えるために紙粘土を追加しました。




体形だけじゃなく後頭部も一部整形したら
今度はどんな色を塗るか悩みます・・・




が、派手な飛行服ですと撃ち落される危険性もありますからここは地味にしました。




簡単そうに見えるマストですがこちらも位置決めには神経使います。




胴体下にも取り付けます。




車軸は先端部分だけピアノ線、それ以外は葦のストロー。
中に差し込む予定が肉厚薄すぎて割れてしまう
ここはちょっと別な方法で糸巻いて補強・・・




一応手抜きしないで計器盤も作ります。




彼はここに無事「お座り」することが出来るのか?




不要な所、見えない所は全部カット!
そして肉抜きしてダイエット!




それでも確実に重量は増えて行きます。




テールヘビーの元凶?
こんなテールスキッドより小さなタイヤの方が軽いと思う・・・
バルサじゃ無理なのでイタリア製のプラスティック丸棒を削ってみました。




胴体の裏側はこんな感じになりました。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




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Nieuport Type XI 1914 No.4

2024-10-09 | PEANUT SCALE MODELS




面倒な割に出来上がった時の満足感があまりない小物の製作を始めます・・・
エンジンに手をつける前に足回りを。
機体重量が軽く仕上げれば足回りにスプリング効果は不要だと思います。
今回は何も細工してませんがノーズが短いのでそのあたりがちょっと心配、ワイヤーホィールが潰れませんように。




胴体と「イモ付け」では衝撃で外れそうなので保険で0.3mmの洋白線を差し込んでおきます。




主翼の張り線を固定するポストですがバルサじゃ太過ぎ、竹ひごは使えないこともないけどそれでも太い・・・
ならばピアノ線となりますがそこまで強度も必要無いし重過ぎますからカーボンのロッドを使いました、しかし問題はV字に曲げられないこと!

そこでIMプロダクツ製ノイズレスパイプをライターで熱し細くしたものに差し込んで角度が決まったら瞬間を流します。実機の様に張り線で主翼を支える訳じゃなし、いわゆる「飾り」ですからこれで済ますことにします。




そして最後にエンジンシリンダーの製作です。
蛇腹ストローの黒色を100本近く買ったのに必要な時に行方不明。
台所に残っていたカラフルな蛇腹を使います、どうせ色塗るんですが・・・

中に差し込んでいるバルサは0.5mmのシートをパイプ状にしたものでコレを合体させて使います、プラのストローだけですと接着面が少ないため衝撃でポロッと外れることあります。
シリンダーの上部はツライチに削り、下部は2mm程残しておいてその部分をクランクケース部分に差し込みます。
因みに長さが不揃いなのは見える所だけ作っているから・・・





7気筒バランス良くカウルに収まりますように・・・



        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



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Nieuport Type XI 1914 No.3

2024-10-05 | PEANUT SCALE MODELS

贅沢なリブの数・・・ちょっと心配になって測ってみます。
こんなもんでしょうか。




胴体はカウルを除いて特に難しいところはありません。強いて言えばカウルのサイズを正確に決めておかないと角胴とのつなぎ目で問題が起きるくらいです。カウルと角胴の接着は一番最後にします。理由はシリンダーの製作やノーズソケットの加工をするには邪魔なものが付いていな方が壊す確率も少なく作業が楽に進みます、ですから現在は仮付けとなっています。




カウルに収まる7気筒エンジンの細かなパーツは除いてとりあえずはこんな感じ・・・




主翼と胴体の接続はピンの差し込み方式にしました。メインの太い方は葦のストローの中にフカフカのバルサ材を差し込んで瞬間を流し補強したものを主翼側に接着します。胴体側にはプラスチックのストロー、昔小さなガラス瓶のアンプルに入った薬なんか飲む時に使った2.5mm径位の細いストローです。上反角を調整しながら角度が決まったらストローを挟んだバルサシートの隙間に瞬間を流します。大量に流し込んでピンまで抜けなくなると大変ですから最初は少量にします。仮固定出来たら一旦主翼を抜いてからドバッと流します。
後ろの細い方は1mmのカーボンロッドで迎え角の位置決め用ですから左右の翼でズレないよう慎重に、時には意識的にずらすこともありますが。




上反角と迎え角の設定は飛行に関して言えば重要な決めごとになります。それが決まった時に主翼と胴体の間に「醜い隙間」が出来てしまうことはスケール機にとって致命的・・・ そっちのほうが大事とは言いませんが。




このあたりの隙間調整は剃刀で削ったり薄いバルサを挟んだりいつも時間をかけて調整します。胴体側の上面プランクもこの作業をしやすくするため後回しになっています。
胴体の四辺がカウルの外周とピッタリと合いますように・・・




主翼と胴体の合体加工が済んだら残しておいた胴体上面のプランクをします。
そしてカウルのRと段差が出来ないようにサンディングします。

この作業はカウルと胴体を接着してから一気に削ったほうが綺麗に収まると思いますがシリンダーとノーズソケットの加工はカウル単体でしたかったので接着を後回しにしました。





プランク部分とカウルにはバルサの表面を整形するためにこんなパテを薄めて塗ってみました、引き出しに入っていた未使用品です。

果たしてその成果は・・・

まろやか!

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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Nieuport Type XI 1914 No.2

2024-09-29 | PEANUT SCALE MODELS




尾翼のラミネートパーツは今のところ問題なく完成したのでここで一息!
したいところですが、1週間も放置しておくと「ところで今何作ってたっけ?」となってしまう今日この頃、机上の目に付く所に図面を置いておかないと危険です。

最後のラミネートパーツが主翼の翼端に残っているのでこちらも一緒に仕上げてしまうことに、それが済めば残るは胴体だけ。最近作っていない7気筒のロータリーエンジンがちょっと手間ですが何とかなりそう・・・

図面では「絵に描いた餅」的なイラストでそれらしく描いてありますがシリンダーとプロペラ周りはゴムの取り扱い、スラスト角の調整、その他色々面倒なことがあります。大きなカウルのついた多気筒エンジンの場合にはスラスト角を付けた時にカウルに接触しないようにする工夫、ゴムの取り回しを良くするために如何にノーズソケットの径を大きくするか、これはスラスト角の調整にもかかわってきます。このあたりで手を抜くと必ず後から後悔することになります。

図面を信用してサクサク作っていくとたまにリブの間隔なんか違ってたりする時がありますから方眼スケールでチェックしておきましょう。





主翼は細いスパーが2本、片側4本の張り線がサポートするのでそんなに頑丈にする必要は無いのかも。





翼端を除いて完成、胴体との取り付け方法は思案中です。





リブ間隔が狭いので後縁にガセット追加する必要は無さそう・・・





最後のラミネートパーツを翼端に接着します。





前縁との接続部分は強度不足と曲面がかなりきついので補強のバルサシートを入れます。
翼端が接触して一番壊す確率が高いのもこの部分です。





後縁接続部にもガセットを保険で追加しました。





ウム・・・これで今回作ったラミネートパーツはすべて使いました、そして翼関係はすべて完成です。

胴体は少し休憩してからにしますか、忘れない程度に・・・

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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Nieuport Type XI 1914 No.1

2024-09-23 | PEANUT SCALE MODELS

ひ弱そうな薄いバルサシートを見つけると何故か「コレ、ラミネートに使えそうじゃね?」とか思ってしまう・・・ 間違いない!

ろくにどんな機体なのかも確認しないでとにかく曲線部分のコピーをしてボール紙に貼りつけ紙テープを用意して準備万端。これでこの「バルサ」が使い物にならなかったらどーするの・・・とか考えません、今はね。





水に濡らして引っ張ってみます。ここで簡単に切れなかったら次に昔は大量にあった35mmのフィルムケースに巻いてみます。それでも簡単に折れたりちぎれたりしなかったら先ずは合格とします。





薄くてもソコソコ頑丈なバルサでしたら水性ボンド系の接着剤を使いますが、軽くてフワフワ系のバルサは3枚のラミネートでも必要な強度が期待できない時は極薄の瞬間を使います。試しに両方で作ってみて乾燥後に強度をチェックしたりします。





今回は水性ボンドを使いましたが部分的に弱そうな箇所だけ瞬間を染み込ませました。





ラミネートしたパーツが出来上がっても一息つかないで実際に組み立ててみます。ここで外周に弱さを感じたらもう一度作り直し・・・





どうにか使えそうな予感!
でも紙貼りのテンションは程々にしないと危険な強度ではあります。





尾翼が出来上がった所で初めてゆっくり機体を見ます(えっ、今頃?)
おなじみのニューポールですね・・・ロジェさんからこの図面と一緒に送られ来たのは小さな三面図に実機のモノクロ写真1枚だけ。





そもそもニューポール11と言えば一葉半の「あの機体」が最初に思い浮かぶのですが。年代も同じ頃でわざわざ「1914」と念押ししている理由はそこにあるのかな?と考えます。有名な11の方は1916年1月の運用開始となっていますからそれより少しだけ早くこの機体は生まれたのでしょう。戦闘機として生まれなかったこの機体がどれほど生産されたのかも不明ですが実機写真は残っていますから同じXI(11)でも生い立ちはまるで違っていたのでしょう。
色々な書籍やネット上でもこの機体に関してはそれほど多くの情報を見つけることは出来ません。
それは良いことなのか?それとも先に進むのに苦労するのか・・・は考えようです。空想の部分をあたかも実在するように見せるのも腕の内と割り切って進めます。





折角ならこちらの「11」の方が良かったなんて今頃になって言わないでね。

えっ、ミューガル?
「マーキングの周りに金色の縁取りが入ってた」とか情報聞いたら当然手は止まります!
写真見ても明らかな形跡が確認出来なかったら知らなかったことにしよう・・・なんて思案中です。

話は変わって:

ガレージセール始めました、こちらです。

キット、プラモ、エンジン、書籍諸々大量放出しますのでご協力ください。

話は変わって:

日本全国道路標識の旅はこちらです。

主に北海道と九州、そして好みの山々の記録です。



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"THE GEE BEDE 4" Bill Hannan

2024-09-17 | PEANUT SCALE MODELS




我が家のクローゼットの中はピーナッツの完成機、最初の一歩が踏み出せない多くのキット、日頃使わない道具などが増え続け満室状態が続いています。三畳程度の細長い部屋ですが一番奥まで入って行くのも大変で足の置き場を考えながらアクロバティックな体形を維持しながら踏み込まないといけません。
しかしどうしても必要な物(今回はは丸い紙管に詰め込んである機体図面)がそこにあることが分かると決死の覚悟で潜入することになります。先ずは道を切り開いて足の置き場を確保しながら先に進みます。しかしこの作業がいつも長引くのはその途中で何かを見つけてしまい余計な時間を浪費して先に進むことをすっかり忘れそこから戻ってしまう悪癖です。いつもそんな状態ですから今回は少しだけ整理することにしました、この一年で一番暑い時期にエアコンの効かない秘境へ!

しかし行動途中、そこに積まれた懐かしい箱を発見!
(いつもの脱線・・・) 





自室に持って来て玉手箱を開くと・・・




自由なデザインで競う庄内のワンデザイン・コンテストにカリフォルニアからビル・ハンナンさんが送ってくれた機体、その名も"THE GEE BEDE 4"です。





航空便で郵送されてきた日時はスタンプが消えかかっているため読めません。庄内のコンテストが行われた年を調べれば解るのですがまだパソコンを使っていない手書きの時代でデータとして残ってはいないはず、探すには当時の古い「ピーテク」を調べないといけません。
郵送シールの年号には1989とか1990の年号が確認できますからおそらくそれから数年の間でしょう。1990年としても日本に住み着いて34年間生き長らえて来た機体、白い紙の部分は確かに焼けてはいますが、その作りは今でもガッシリしています。





私はヨーロッパやアメリカで開催された多くのコンテストに機体を送ってきましたが、その郵送競技のルーツとなる機体です。郵送競技においては機体だけの問題ではなく機体とは別に何が必要か?もちろんスケール競技の場合には実機のデータや色見本、そして三面図など資料の添付が必要となりますがそれ以外にも現地で実際に飛ばしてくれる代理飛行者にはどのように飛行方法を伝えるか、何か問題が起きた場合にはどのような調整が必要か等、英文で書き出さなくてはいけません。それらのお手本にしたのがこのハンナンさんから送られた機体でした。同じ時代にはフロリダのマイアミからも庄内のコンテストに数機が送られてきましたがこちらは全く参考にすることが出来ませんでした。当時は「モデルビルダー」誌のコラムニストをしていたハンナンさんですが、この雑誌社が開催したピーナッツの国際郵送代理飛行競技会 P.P.P.P.(Parsel Post Proxy Peanut)contestの幹事もされていましたから世界中から送られてくる機体を一番多く見ていた事も含め彼の几帳面な性格がこの箱の中に一杯閉じ込められていました。





ピーナッツを世に知らしめた伝説の入門誌「PEANUT POWER!」を発売するにあたり、ピーナッツ機の製作方法を紹介するための機体として選ばれたのがこのBD-4でした。ですからこの本の中に多く出てくる製作途中の写真はこの機体を使って撮られたものだと思います。そんな機体を当時の庄内ピーナッツが企画したワンデザインコンテストの為にわざわざ紙を貼り替え新たなデザインにしてレストアされ日本に送られてきた機体です。




(補修用の紙と注意書き)

一緒に入っていた手紙には・・・

1980年に「PEANUT POWER!」という本を出版するにあたり製作したBD-4のオリジナル機ですが製作時期はもう10年くらい古いかもしれません。当初は8グラムで完成した機体でしたが補修を含め垂直尾翼を作り替えたり、スパッツを追加したり、新しいマーキングを追加したので9.5グラムとなってしまいました。作り直してから風の強い日に一度だけテスト飛行を行いましたが、良い結果を得るにはもう少し調整が必要でしょう。
機体は右旋回で飛行しその飛行速度は速いです。滑空状態で頭から沈んでいくような場合には小さな粘土かおもりを尾輪のピアノ線に取り付けてください。
もしあなたが気になったことがあればゴムを変更したりそれ以外の事でも自由に試してみてください。この機体の平均的飛行時間は30秒です。私からの提案は最初に400回程ゴムを巻いて飛ばしてみてその飛行を観察し徐々にゴム巻きの回数を増やしていくことです。
古い機体ですが楽しんでください、そして返送の必要は無く日本で保管してください。
国際的なピーナッツのコンテストを主催してくれてありがとうございます、そしてすべてのメンバーの幸運を祈っています。

ビル ハンナン




(予備のプロペラ、ワッシャー、ピアノ線)

短時間でしたがこの機体を見ると楽しかった時代が懐かしく蘇ってきます。




(予備のゴム)

まあそんなわけでして・・・こんな時間の使い方が「飛行機が出来ない時」には癒してくれます。




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ところで数カ月前、ハンガリーの模型情報サイトに「ピーナッツ・スケール」を紹介する記事を依頼された友人が、「あなたのブログやユーチューブの紹介をしても宜しいですか?」という問い合わせがありました。お断りする理由もないし日本から遠く離れた地でピーナッツを楽しんでもらえるなら・・・という事で快諾しました。



F4F(ピーナッツ・スケール)の機体ルールと共にこんな内容でしたが色々な関連サイトのリンクが張られていましたのでまだ知らない人にとっては参考になったのではと思います。

そして時々このような現象が・・・全てとは申しませんが恐るべしハンガリー!



いよいよ Percival Mew Gull 行きますか・・・








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