「ディスクは紙とバルサ、タイヤ部分は紙粘土・・・夢は膨らむばかり」で3日が過ぎ、そろそろ紙粘土でタイヤを作ろうかと思い、ガラス瓶の中に保存した紙粘土を取り出すとこれがしっかり乾燥状態で、きれいな曲面なんて出やしない・・・緊急用100均の紙粘土では型どりは出来ても柔らかい状態での加工はネバリが無くて亀裂が入ってしまい無理。
最後の決断(2回目!)、昔作った残骸を探すこと30分、何とか使えそうな太さの紙粘土丸棒を発見。それを水で浸してちょっと柔らかくなったところを見計らって慎重に曲げていくなんとか、イケソウ・・・
一緒にタイヤの中央部分は紙で裏側に折り目を、表側に数種類のリネン色を印刷してスタンバイ。ホィール・ディスクは最初「木目の縦横みたいな」のが無関係なスチレンで切り出したものの瞬間が使えずバルサに変更。
これでディスク部分、カバー部分、タイヤ部分の3つのパーツが揃い深夜仕事を始めます。順序としては、
1.ディスク・サイズを決める。
2.円周の長さに合わせて紙粘土の丸棒を切る。
3.その両端を瞬間でつなぎ整形。それをディスクにはめ瞬間で接着。
4.紙粘土は表面はかなりケバだっていますから、サフェーサーを塗ってサンディングしておく。
5.黒塗りする
6.カバーを取り付ける。
ペラは一夜で完成させましょ!
最後の決断!って言うほどの決断かどうか・・・でもこの機体にとっては運命の分かれ道、主翼の迎角を決めながら接着します。重心位置40%あたりで信じられないほど華麗なグライドをする君を信じて後縁に0.3mmのピアノ線を差し込み瞬間で固定、それをボンドで胴体に差し込みます。
今度主翼をはずす時は、まったく飛ばない時か壁にぶつかって勝手にはずれた時・・・
緩めのテンションで張り線を取り付けます。主翼の上面と下面でテンションを変えると上反角も微妙に変わる、ゴムですから!
水平尾翼もこの取付角度を信じて張り線付けちゃいます。三面図、製作図面、写真、どれも張り線の位置が違う、ならば当然写真でしょ!コントロール・ワイヤー6本は飛ばしてからの方が無難ですネ。
残るはプロペラとタイヤ・・・ペラは作る材料の準備出来てますが、タイヤはどうしたものか良いアイデアが浮かびません。ディスクは紙とバルサ、タイヤ部分は紙粘土・・・夢は膨らむばかり。
あのネ、チャリンコのタイヤはあとでいいから、ファルマンのタイヤ作ろうよ!
「余談」最近はチューブラー・タイヤの接着にゴム系接着剤使わず両面テープですよ、両面!
初めて試してみました。リムセメントと比べると、手もリムも汚れないし綺麗だし、問題は世界一高い両面テープだって事。
「価格は信頼の証」って言うんなら我慢します、タイヤは命を乗せている・・・
あっ、その前に、体重減らせヨ!へこむチューブラーが可哀想。
新しく塗料を出すわけでもなく、皿に残っている似てそうな色をシンナーで薄めながら終了。いつも同じような彩度というか色合いはこうやって「秘伝のたれ」みたいに残った塗料を使っているからですネ。いつも使う作り置きベスト3は「タイヤ専用黒」「羽布塗装用シルバー」「ナチュラルリネン用クリーム」ってとこです。大量に作って2度と使った事がないベスト3は「ドルニエ用迷彩草」「ドルニエ用迷彩深緑」「ドイツ機用主翼背面グレー」、もう20年経ってますがチャピチャピで健在です!
小さなエンジンで、特に見所も無いし、バラスト目的の可哀想な存在でありますからサラッと済ませます。プラグは白のプラステツク棒0.8mm径にピンバイスで0.4mmの穴を開けピアノ線を瞬間で接着、その部分に瞬間で固めた銀色の糸を結んで終了。ソケットを取り外す時に最初にイカれるのは白い部分で、注意してソケット持たないと折れちゃいます。小さな風防付けて、主翼支持ワイヤーのマストを薄手のカーボンで取り付けパイロットを乗せたら胴体は完成ですか?タイヤとテールスキッドが残ってますが・・・