パーシバル・ミューガル 「1枚の衝撃的な写真」
その機体の歴史が見えてくると作りやすくもなり、難しくもなる・・・・
でも深く考えずにスタートすることにしています、そうじゃないと始まらない!
今回は1枚の衝撃的な写真を見つけてしまうと図面や資料を探し始めてしまう至極普通のスタートかもしれません。兎に角その写真はゾクゾクさせるような1枚でした。
こちらです!
https://abpic.co.uk/pictures/view/1742084
これが木製の機体とは思えない異次元の美しさ、緩やかな曲線のラインで構成された翼、現代のグラスやカーボンで整形した機体だと言われても納得してしまうくらいの完成度。イギリスの機体の中では一番美しいと個人的には思っているパーシバル・ミューガル、模型界ではあまり人気が無いように思います。それは模型図面の数に比例していてラジコンにしろゴム動力にしろやはり人気のある機体は多くの人によって模型図面が描かれています。しかしこの機体はそれほどでもないし、その為に必要な写真や資料もそんなに期待できない。そうなると知名度も低くなります。
こちらです!
https://abpic.co.uk/pictures/view/1742084
これが木製の機体とは思えない異次元の美しさ、緩やかな曲線のラインで構成された翼、現代のグラスやカーボンで整形した機体だと言われても納得してしまうくらいの完成度。イギリスの機体の中では一番美しいと個人的には思っているパーシバル・ミューガル、模型界ではあまり人気が無いように思います。それは模型図面の数に比例していてラジコンにしろゴム動力にしろやはり人気のある機体は多くの人によって模型図面が描かれています。しかしこの機体はそれほどでもないし、その為に必要な写真や資料もそんなに期待できない。そうなると知名度も低くなります。
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パーシバル・ミュー ガルは1930 年代のイギリスで活躍したレース用航空機です。設計はオーストラリア人のエドガー・ウィクナー・パーシバルでイギリスに航空機会社を設立して小型の単発単座単葉機を製作しました。スピードと優雅さが際立ったデザインの機体はすべて木製でデハビランドのジプシー6エンジンを搭載し1939年の最終形態は最高速度425km/hでした。機体は5機製作され、G-ACNDから始まりG-AEKL、ZS-AHM(G-AEXF)、G-AEMO(ZS-AHO)、G-AFAAとなります。
日本では一式戦「隼」が1938年12月に初飛行し1941年から生産開始されていました、そんな時代の機体です。
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この一見木製とは思えないほど優雅なスタイルのミューガルですが、模型の世界ではそれほど知名度も無く多くの図面を見つけることは出来ません。ピーナッツの世界ではわずかに2枚のみです。1枚の写真を見てしまったばかりにもう一度作ってみようと思い作り始めました。前作からはおそらく30年以上経過しています。大きな左旋回であまり高度を取ることもなく優雅に飛行した記憶があります。
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さて5機作られたミューガルは微妙にスタイルが違い、明らかに「別物」と見えなくもない機体も存在します。過去に実機の三面図が入手できたのは唯一G-AFAAの機体でしたが実機より少し太めの胴体と主翼に描かれていましたのでその三面図を参考にして描かれた模型図面もメタボになってしまいました。主翼の文字もサイズが全く違います。最近では資料も多く出回りレジン製のプラモデルまで発売されています。100枚を超えるミューガル実機写真の中でもG-AFAAに関しては尾翼のナンバーが数回変更になっています。機体の形状には変化がありませんが、No.3の機体だけは胴体のストライプが大きく変更されています。多くの資料の中には明らかに間違っているものも存在しますから写真の方を参考にし、今回製作するのは比較的鮮明な写真が揃っているNo.23の機体にしました。
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色々な資料は揃いましたが問題は途中で挫折しないで完成まで辿り着けるか?・・・ですね。
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何処から始めるか?主翼から攻めます!
「テーパー翼にはこれが一番簡単」という理由で教科書的とは言えないスタート。
「テーパー翼にはこれが一番簡単」という理由で教科書的とは言えないスタート。
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リブのテンプレートを2枚(付け根と翼端)航空べニアで作り両面テープで貼り付けます。瞬間で外周を補強しておけば安心。
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まあ後は注意してサンディングすればそんなに難しい作業ではありません。
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スパーの溝を掘って角材を押し込みます、たとえ少々幅が広くなっても一直線を貫く!
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左右の翼が同じサイズになりますように・・・
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過去には同じものを2枚作ってしまい結局2機作る羽目に・・・
そんなことが起きないように確認してネ!
そんなことが起きないように確認してネ!
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2024年5月エンリケ・マルツさんがお兄さんと来日。名古屋にも寄ってくれました。その時の記念写真。
名古屋・伏見レストラン「トマト」にて
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