Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Ancient P-51 & AT-6 No.5

2015-10-27 | PEANUT SCALE MODELS

Tissue covering・・・






角胴&高翼機に比べるとちょっと面倒な紙貼りです。胴体下半分だけ試験的に貼ってみました。シワが出そうなところはなるべく回避?して、無理なら素直に諦め、別の紙を貼りあわせていきます。フィレット部分は乾燥すると紙が持ち上がらないよう糊は濃い目にしています。ここさえ上手くいけばあとはそんなに難しくありません。






反対側も対称的に同じ順序で貼ります。紙を細かく分割するときには紙の目(縦目&横目)に注意して同じ「目」にします。
胴体下側はシワの出方を見ながら紙の目の方向を調整します。縦に貼った場合が良いときも、横に貼った場合が良いときもあります。







主翼も同様に貼りますが、こちらも特に難しいところはありません。強いて言えばネジリ下げの確認でしょうか・・・・
同じ紙のストライプで翼とフィレットの隙間と段差が出来ないように貼りします。







全体が貼り終わったら翼のネジレだけ注意してサンディングの用意ね・・・
細かいケバが出てたらドープで寝かせておきます。






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Ancient P-51 & AT-6 No.4

2015-10-22 | PEANUT SCALE MODELS






主翼はいつも通りの方法で・・・この機体、上反角が微妙なところについていますから、完全な三分割となりますね。







そこで、中央部分だけ先に胴体とドッキングさせます。それによってフィレットの加工もしやすくなります。ここで注意するのが胴体との取付角、図面通りではちょっと少な目ですから胴体側を加工して迎え角を増やします。







メインギアを埋め込む膨らみが上面にもありますから翼の付け根部分はなんだか複雑化しています。細工しやすい様に少しだけプランクしたりして・・・







サクッと主翼付けてみましたが失敗でした!冷静になってからよーく見るとなんだか上反角少な過ぎ・・・
もう一度紙貼りの時に剥がして増やしてみましょう。






胴枠は丸ヤスリ、サンディング・ペーパーを丸めたやつで、ゴシゴシ削ります。ストリンガーまで削らないようにするのがプロ。私は黄色の紙テープ貼ってガードしながら・・・


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Ancient P-51 & AT-6 No.3

2015-10-20 | PEANUT SCALE MODELS
やっとAT-6の出番が来ましたよ!「テキサンは飛行に適さん・・・」とか言われ辛い青春時代を送った様ですが、何処の何が悪さをしてるのかも調べないで、ただ風評被害を信じてしまうのは問題ですよね。スケール度も大切ですがここは飛ばすことに重点を置いてサラッと仕上げてみたいと思います。






例によって細かなパーツの抜き取りにも拍子抜けするくらい瞬時に終わってしまいます。







なっ、何だって定番の丸胴治具使わないんですか? いやボール紙抜く手間いらずで作れるのならそれに越したことはない・・・ 省略してネジレもなく胴体が出来るのか? の実験でありますが、空中治具にも慣れていますから、半割胴体でも臆することなく一度は攻めてみましょう。胴体が湾曲したり捻れたりさえしなければ治具の必要も無し、上下左右の4本が入ったところでチェックします。







本当に大丈夫か?と聞かれれば不安はありますけど・・・大丈夫みたいです。







レーザーカットの利点、欠点色々ありますが、あくまで1種類の薄いシートバルサで分厚いパーツが必要な時なんかは、積み重ねて何枚もはりあわせ1個のパーツを作ります。これはこれで面白いけど、なんだか惨めな気分になって来るから不思議・・・中を中空にするとかの「技」があればもう少し好感度アップですかね。







何枚もはりあわせた苦労は残るけど1個のパーツになってしまうとそれすら忘れてしまいそう・・・








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Ancient P-51 & AT-6 No.2

2015-10-17 | PEANUT SCALE MODELS





「ついたて」なら向こう側が見えちゃマズイです・・・
でもストリンガーが美しく平行に並んでいればそれだけで幸せな気分になれる、胴体の捻れも無くその上美しければもう言うことございません。こんなの眺めていたら先に進めませんが、一晩立てたままにしておこう。







「ついたて」ディスプレーに飽きたらテープを剥がしてボール紙の治具からはずします。ここで胴体を捻ってみてヤワな箇所には瞬間流しておきます。それが済んだらサンディングして表面を滑らかにします。削るのは簡単ですが、削り過ぎる事が一番心配・・・ 角材の弱い箇所が見つかったら裏側から瞬間流すかバルサで補強。






紙を貼った状態を想像しながら段差やへこみをチェックしておきます。ま、そんなに難しいところはございませんからここはスイスイ進めます。







主翼も胴体との接合面、中央下面の膨らみ部分などに気を使いますが、はめたりはがしたりを数回繰り返せばスムーズになると思います。低翼機の定番で翼のネジレは左翼の受け少々もしくはニュートラル、右翼ネジリ下げ少々・・・くらい付けておきます。







紙貼りさえ面倒でなければ、いっそのこと合体させてしまえば・・・なんですが、ここはぐっと堪えて。








紙貼りの時いつも困るのが「のりしろ」部分の確保、これが無いと乾燥して引っ張られた時哀れな姿に変身する事がございます。








フィレットは出来る限りサンディングして、薄くするところは徹底的に!







もうこれで生地完ということに・・・ 
紙貼る前にもう一度チェックします。







大まかな生地完体重測定・・・ キットにしては軽い方だと思います。



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Ancient P-51 & AT-6 No.1

2015-10-15 | PEANUT SCALE MODELS

もう3年か・・・(遠い目)
熟成されたマスタングとテキサン、熟成を通り越して模型作りの世界じゃ3年も放置すればもう古典機です。

同時期に同じ手法で作りかけた機体が3機、姿形は違えどその行程が変わりばえしないという事で置き去りにされてしまった不運。各駅停車の宿命でいつでも発車できるように準備していながら、後から来る快速列車に追い越されても愚痴ひとつ言わず静かに出番を待つ・・・
 
でも・・・
今年こそ!なのだ、ここまで来たのだからもう「いつでもイイや!」なんて思わず飛ばしてあげないとね。

個人的にはピーナッツ・スケールのキットを作ってくれ、それを販売してくれる会社があって始めてその土壌が出来上がり、愛好者を増やし底辺を広げると考えます。それが初心者用であろうとエキスパート専用であろうと、その存在自体が新しい模型の世界やその趣味の深さを教えてくれる訳ですから心から大歓迎しなくちゃいけないと思っています。模型屋で箱入りキットを手に取りそれを衝動的に買った時の小さな興奮は40年経っても忘れることはありません。

もちろんそこで始めてそのキットが良いとか悪いとか色々な意見が出たりする事はあるのでしょうけど、ここは難しいところです。それが自分のスキルに見合った物か、幼稚すぎるのか高度すぎるのか、熟練すればいとも簡単な事か、いやそれでもこれは無理でしょ!的なものか・・・キットの評価なんて所詮作り手次第なんです。大昔の外国製キットには未熟なスキルしか持ち合わせていない自分でも、そうじゃないでしょここは!という所を改良し、失敗し、考えあぐね、やっと出口を見つけ、最後にそんなキットを恨むんじゃなく、授業料と引き替えに色々勉強させてくれた君は私の技術向上の功労者?という感覚でした。教材と考えるか高いお買い物と考えるかによって、費やした時間の見方が変わります。たとえ苦労しても、その分幸せが少しだけ手元に残った気分になれれば良いんです!

人間は贅沢な物で、パーツのはめ込みが合わないとか、図面とパーツのサイズが違うとか、そんなズレや間違いが少なくなってきたレーザーカットのキットですら、そこでまた新たな問題を探し始めます。今までより格段に作りやすくなっているにも関わらず、細かすぎて初心者には向かないとか、レーザーの熱でバルサが弱くなったとか、焦げたバルサが気に入らないとか・・・
まあ、キットに対しての風当たりはいつの時代も優しくないことだけは確かですが、今手元にある2機はキットの持つ冷たさは無く、模型飛行機の暖かさを持っています。


当然3年近くも経っていますから、いくらホームの片隅でも少しずつではありますが完成に近づいている訳です。それをいきなり!というのもなんですから、とりあえず撮り貯めた写真も残っていますし、その経過を月日を追って少しだけ紹介します。一体どれだけ「休憩」してたの? がバレバレなんですけどね。





レーザーで鋭く抜いたこのキット(ラトルスネーク社製)は図面に対しての正確度から言えば100点です。
1mm角ストリンガーの弱さは慎重に扱う心構えが必要ですが、それに慣れることが出来れば、逆に胴枠なんかは頑丈すぎるからもう少し細く出来そうに思えてきます。





丸胴形の定番、この当時は分厚いボール紙がコスト的にバルサ使うより安いし(タダ同然)、ちょっと捻れば修正簡単で自重もそこそこあり、そんなに使い心地は悪くない・・・
カッターで抜くときは一気には無理ですが、数回に分けて切り込めば良し。





倒れると胴枠つぶす危険もありますから、玄関の目隠しに使う「ついたて」風に致しました。






正確なレーザーカットであれば胴枠をはめ込む溝も狂いは無いはず、でも心配性ですから赤のラインの入れて胴枠の位置を間違えない様にします。







はめ込む仕事が終わったら、微妙に位置修正して仮付けしちゃいます、こってり接着するのは最後にしましょう。丸胴って言うか楕円胴の雰囲気が解れば両サイドのストリンガーがどんな走り方するのか確認します。
「うーん、ここからここへはキツイだろ!」みたいな所があれば胴枠の溝を少しだけ斜めに切り込みます。
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