いよいよ「紙貼りの儀」でございます。気分が憂鬱な時もありますが、今回はそれほどブルーじゃない・・・
何せ頑丈な胴体と主翼ですから少々手荒なことをしても大丈夫、しかし強引にテンションかけてもそれを跳ね返す実力があるかどうか? 試される訳であります。
負けそーになったらいつものように素早く逃げます、ハイ。
写真で見ると尾翼の明るさと明らかに違う主翼の輝き・・・そんなにリブの位置も明確には見えないし、もちろん帆布がたるんだような形跡も見られません。これが薄い合板でカバーされていると解釈すると、直射で反射していますが色的には胴体と同じと考えます。胴体背中部分も当たってると言えば当たってますが・・・曲面ですし(言い訳)。
コックピットに乗り込む所には補強の板が敷いてありますが、薄い金属なのか厚手の合板なのか?これは背もたれ部分と同じ質感に見えなくも無いので金属と勝手に解釈します。エルロン・リンケージは判り易くて良いのですが、ラダーのリンケージは一体どうやって引っ張ってるのか付け根がやけにゴチャゴチャしてます。エレベータと重なってるのかも?
ま、そんな妄想を膨らませながら紙貼りを始めます。紙は「合板仕上げ&木目模様」インクジェット加工です。
アンダー・カンバー付の翼ですから全てのリブに薄く溶かした糊を塗って下面から貼ります。
上面を貼り終ったら翼端が他より高くなるようカイモノを入れてネジリ下げを付けます。
下側に空間を作ることで両面一緒に霧吹いて乾燥させます(王様のアイデア)。
挟んだバルサは1.2mmで、見た目ちょっとネジリ下げ付いてるかな?程度です。
胴体は背中の部分から始めました。
動かないセオリーとしては「下面はいつも一番最後」。理由は「おかしな部分は下から修正」できますように・・・
弱いストリンガーが負けそうになったら見えないように下から追加の補強をしたり、とにかく援護射撃します。
左右の紙の端は胴体側面に貼り付けます。糊が上面に飛び出しちゃうと惨めな結果を見る事になります。
1枚で貼ることは出来てもやっぱり弱い部分は凹みますから2ピースにして貼りました、これなら安全。
続いて側面もやっちゃいます、いつもこんなに簡単なら憂鬱にもならないんでしょうね。
3面は問題なく終わっちゃいました。
側面貼る時も裏側からのぞきながらひ弱な部分を救済いたします。
アッちゅう間に終わって、尾翼に白い紙を貼ったらこの機体唯一のマーキングを切り出しました。
楽勝!
残るはシリンダーとカウルの塗装です。コレはどんな色にするか迷っています。写真では思ったほど光輝いていないのでダーク・シルバーかクロームっぽいんですが、どうしましょ・・・