Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Mysterious Bleriot VII (1907) No.2

2018-04-09 | PEANUT SCALE MODELS

ミステリアス・ブレリオ7(1907)





これほどまっちかくの味気ない胴体も珍しい、早く飛ばしたいからブレリオさん手を抜いたね?

少しは凹凸があったり美しいカーブがあれば、そこに目が行って不細工なところが目立たなくなることもありますが、逆にのっぺりした角銅の場合には直線が直線になっていないと妙に目立つわけで、こんな簡単な胴体でも手を抜くわけには行きません。

そしてもっと肝心なことはこんな味気ない胴体製作中の写真なんか撮る必要もないでしょ!と思ったのか、写真が一切ないのであります。写真撮るのも忘れるほど没頭してたわけでも、先を急いでたわけでもないけどそのあたりがどうしてかまったく記憶がありません、旧痴呆・認知症かも。胴体が出来上がった時ハッと気がついても手遅れ、どっちにしても簡単そうで難しい一品でした・・・





それに引き換へ尾翼の写真はかなり細かく撮って枚数もかなりあるのはどういうわけか?こんな尾翼で飛ぶのか、どうやって胴体に取り付けるのか、自由に調整できるような仕掛けとか色々考えながら作っていたので写真も多くなってしまったんですね。





そんなわけで胴体と尾翼の合体シーンから始まります。スプレー・ボンド系の糊で仮付してテスト飛行させ概ね決まったら瞬間流すことにしましょう。それにしてもこの垂直、小さいけどなにかひと癖ありそうですね・・・
まあそんなわけでつつがなくバルサ製作編は終わってしまいました。主尾翼でそんなに凝らなければじつに初心者向けの低翼入門機になったりして。でもここからが「本丸」なのかも?





最初に来る難関はこの「脚」をどうするかであります。ピアノ線細工とハンダ付けで一気に片付ければそれはそれで良いんですが、なんとなく軽くしたい欲望もあるし、ハンダ付けは苦手だし・・などなど考えながら、ピアノ線は限界まで細くして車軸はカーボンで、ハンダの代わりにケブラー糸の瞬間止メなんかが宜しいかも?





0.4mmでも頑強過ぎる雰囲気ですが、見場とかいろいろ考えたらこのあたりが限界なのかも。
試作のつもりで始めたけどそのまま本番用にします。ピンバイスで胴体側に4ケ所穴あけしたら、その穴にピッタ収まるよにピアノ線を曲げていきます。左右対称で胴体が傾かないように注意して、はめたりはずしたりを繰り返します。
これはこれなりに楽しいんでしょうが、バルサから金属に変わったギャップがちょっとあと引きます。






差し込む部分は残してその下4ケ所にはスプリングが入っていたようですから葦のストローを短く切って差し込んでおきます。
ゆるゆるに組んでいた脚もカタチが完全に決まったら瞬間できつめに絞めましょう。カーボン・シャフトの先端だけは面倒ですがピアノ線に変更。そしてかなり頑丈な足回りが完成しました。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mysterious Bleriot VII (1907) No.1

2018-04-05 | PEANUT SCALE MODELS


ミステリアス・ブレリオ7(1907)


ウイッキ先生によれば:
「BleriotVIIはLouisBleriotによって製作された初期のフランス航空機でした。 BleriotVIのタンデムウィング構成の成功に続き、彼はこの開発ラインを続けました。彼の新しいデザインのリアウィングは、フォワードウィングの約半分であり、後に大多数の航空機の基礎として採用される構成に向かうステップでした。尾翼は一緒に動かすことができ、エレベーターとして動作するように、または単独で補助翼として作用することができます。後でエレボンと呼ばれるものの最初の既知の例の1つです。」

スリムな胴体に大きな主尾翼、しかも垂直尾翼は控えめでエルロンは無し。その理由は尾翼を個別に作動させることで旋回を可能にした、これはかなりの先進。でもこの尾翼をVテールミキシングにして小さな垂直は無くしてしまった方が・・・今だから言えることですね。

色々な実機写真を調べていくと、数ヶ月の間にどんどん機体は変化して最後にはまるで別の機体に。低翼が中翼になり、脚のスタイルも独特なものからブレリオの傑作Bleriot XIに使われたあの独特なものに変更されています。この機体でそのスタイルを実証したのかもしれません。10月から飛行試験を始めた7型は改良を重ね最後は12月の墜落で終了するという短い命であったようですが、旋回飛行にも成功した訳ですから傑作とは言えないけどこの機体から多くの知識を得たのでしょうね。



チェコのグレゴブスキー・ラディクさんの図面で作ります。彼の完成写真を見た時、無塗装で透けた雰囲気がいかにも軽そうで心動かされた訳でありますが、そこにはとても大きな落とし穴が潜んでいたことに気づいたのは作り始めてからでした、でも頑張る・・・

そもそもこの機体を選んでしまったらスポーク・ホイールは必然です、それも3個、かなりハードル高いけどアントワネットのエンジンはカバーされていて14ビスのように作る必要はありません、でもどっちを取るかといえば普通はエンジンでしょ。幸運にも我が家にはかなりの数のスポーク・ホイールが出番を待っています。
エンリケ・マルツ製作の素晴らしいい軽量ホイールはこんな時のためにあるようなものですから。





色々な雑念は捨てて取りあえずはバルサを選んで主翼から始めます。図面通り作ることが出来ない悪い性格、これ必要無いとか、ここは何か不安だとか作りながらどんどん変化していくのはいつものこと。間引きしたり余分なものがあったりする所はなるべく設計者にわからないよう?に進めて行きます。





左右の前後縁材は同じバルサを使いたいのでワンピースで詰めて組んでいます、ですから胴体分の間隔は取っていません。所詮サンディングしたら切り離しますから。細いとはいえこんなにスパーが入っている機体も珍しいかも、その分軟なものを使ってはいます。見栄えは良いのでしょうが、果たしてそれが紙貼りした後に存在感として?無いよねきっと。





ここまで来るのにエネルギー使い果たしちゃったので翼端のRも手抜きで三角材のみ。各リブの後端に接着した三角材は決して安易に瞬間なんか流さないこと、これだけは薄めたボンドで緩やかに。後からサンディングする時、瞬間流しちゃたらもう削るの大変。
そもそもこんなのつける必要あるの?ありますね。木地完までは大丈夫なのですが、紙貼って自然に翼が捻ったり、また強制的に捻ったりする時、意外にもここから接着が剥がれます、まあそれの予防です。





そして一難去ると同じ作業が待っている!尾翼は心なし小さいけど作業は同じ。こんな揚力尾翼なんか取り付けて本当に大丈夫なの?わからん。まあ、そんなに空高く舞い上がることを期待せず粛々と。
でもね、これ平板じゃきっと似合わないし。





最も面倒な垂直尾翼、なんたってラミネートです生意気に。細かすぎるというご指摘は有るかと思いますが、ここだけは図面に忠実にそして恩を売る。もう翼作るの飽きちゃいました。



気分を変えて今度は胴体「入りまーす」




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.23

2018-03-09 | PEANUT SCALE MODELS


クリックでYouTubeへジャンプ→  意外と素直な初飛行?  

もっと神経質な予想してましたがすんなり飛んじゃいましたネ。
機体に積んだ最初のゴム、幅は1.7mmあたり、ループはフック間隔の2倍、マックスは2.200巻くらいでしょうか。

右旋回することを信じて第1投!「恐怖の壁」を感じたのか思い通りの旋回で戻ってきました。これで気を良くして600巻からスタート、最後は800近くまで巻いたと思います。

小さなバラストをテールに付けてますが、本番用のゴムに変えればおそらく外すことが出来るでしょう。
ですから正確な重心位置なんか決まっていません!まだいい加減です。






https://www.youtube.com/watch?v=T0npVqTPhpQ


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.22

2018-03-05 | PEANUT SCALE MODELS


いつ頃から作り始めたのか忘れてしまうくらいのスローペースでしたが何とか完成しました。

色々と問題はありますがそこは水に流して・・・

ノーズヘビーな機体は極力プロペラを軽く作ることでゴムを積めば恐らくはベストのバランスになることを祈ってます・・・














壁に激突したら間違いなく飛沫ペラになること承知で飛ばすぜ!


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.21

2018-02-18 | PEANUT SCALE MODELS


プロペラはかなり頑丈に作ってもノーズヘビーにはならないけどそれじゃ重くなる・・・
出来ることなら「ゼロ」が理想ですが、それじゃテールヘビー・・・

そして「結界門は6.5グラムにしよう!」と勝手に決める。
0.5グラムの肥満を認めるわけであります。





そんなわけで2種類のバルサから切り出してブレードを作ります。フカフカのバルサとちょっと腰のあるバルサ、通常は後者ですが今回は壁に当たってたとえ壊れても軽い方を選ぶのであります、それが使えそうなら。でも毎回割れてちゃ話にならないからその時は取り替えましょう。





裏側だけ紙貼りの終わった状態でこんなもん、これにサインペンで薄く色づけして見栄え良ければこれで行きます。





2種類のペラが完成しました。重量差は僅かですがそれでも軽い方を選びます。そしてスピンナーを作ったらいよいよ完成ですね、長かったような、長かったような・・・ダラダラと長かったのは事実、それでも挫折しないで作りきることが出来て一安心です。ま、飛ばすのは不安ですけどね。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.20

2018-02-14 | PEANUT SCALE MODELS

誤算その2・・・ランディングギア

0.4mmのピアノ線だけで支えている機体はちょっと不安、6グラムの負荷を支えるにはそれなりの処置を施さないと傾きそう・・・


実機はグラスのモールドで作られ頑丈そう、どこかしら色もそんな感じの繊維が薄く見えています。黒に見えますが実際には透けて茶色のグラス繊維がほのかに見えています、さ~これをど~するか?





横目のバルサじゃ曲げやすいけど剛性はおろかショックにもポロッと行きそうですから、ここはハードな縦目で貧弱なピアノ線を助けることに。それならばプロペラ・ブレードに使ってる腰のあるブツを水で濡らし曲げながら乾燥させます。





見た目をそれなりに似せるのならばこんなデカールを貼ってから半透明の塗料でカバーするのもアリでしょうが、デカールじゃ衝撃でピシッと割れる恐れがあります。それにグラスの雰囲気とはちょっと違うケブラーだし・・・ 
結局使わないことにして他の手を。ならば黒と茶色を微妙に混ぜてそれらしく?
こんなところで凝っていると誤算が本当の誤算になりそうですが、「乗りかかった飛行機」。





乾燥したら思ったようなカーブがつきましたぜ、しかもかなり頑丈!押さえてもちゃんと元に戻るまるで板バネの様、重いけどコレで行きます。





雰囲気はこんな感じ、これにクリアー塗ったらまずは合格。
でもあまりテカテカにしたくないし・・・ってことで、タミヤの力を借りてファンデーション攻撃、行けるんじゃね?





光の当たり具合でそこそこ実機らしくなりましたね、良かった。

そして恐る恐る主翼を取り付け、支柱を取り付け、尾翼を取り付けたら、が~~~~ん・・・





まだペラ無いし! どーするよ?

ここでノーズの内側に接着しないまま残してあるストリンガー8本、製作中はかなり力を入れて持つので怖くて外せなかったんですが、取り除きます。

でもどーやって?ノーズ・ソケットからカッターナイフの刃を小さく折ったものを瞬間で竹串に挟みそれを手で掴んで中で回す、当然リスクあり。

ピンセットでむしり取ることも出来ないことは無いけどそれも恐ろしや、表面のプランクが紙と一緒に取れちゃったら立ち直れないし。


そして他に思いつかず強行しました。んが、結果オーライ・・・

もう一度ソケットの裏側も削れる所は削ってね。
しかしそれだけやっても5.8グラムってこの苦労は何?


そして最後のプロペラに! どう考えても0.2グラムじゃ無理でしょ!!!!!


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.19

2018-02-11 | PEANUT SCALE MODELS


誤算その1
「ダッシュ・ボードとインパネが、無いと胴体がらんどう!」よ。

それでは3作目のブツ・・・ ちなみに4作目が一番軽かったけど質感の問題、見栄えが良くないのでボツ。その重量誤差は頑張れば超えられる範囲と思う、飛ばすまでわからない、あとで後悔するかも?





もう出来てしまって塗装も終わっている胴体に押し込むので当然現物合わせ。コピー紙にサイズを書き込んで切り取り胴体幅に合わせてみます。外寸が決まればそれに合わせてバルサで本番、0.2mmのシートだけじゃとっても無理なのでアウトラインは0.8mの角材で自立するようにします。





シートはもうサンディング出来ない状態、だから角材を細くしますが無駄な努力かも、それでも気分だけは軽くなる、それが必要。





インパネはもうその辺のメーターをらしく貼りつけてそれらしく、中央を通るゴムが心配だけど取り付けてから考えよう。





外皮はブラシ塗装で作ってあるマットブラック専用紙、これ以外の紙はみんなボツ、これ見たらもう他はありえない。ここでサインペンの黒なんか塗って済ませたら後から後悔しきり発狂するかも・・・ちょっとオーバーですがこれが3作目に決めちゃった理由(わけ)。





これなら気分を害さないし、そんなに目立たず存在感もそこそこあり、あともう少し、この上にもう一つ子亀あります。





子亀を乗せたら見えなくなった部分は切り取ります。





子亀にもデカール貼って完成。





排気管も取り付けます、ストローです、横から見た時ちょっと目立ちます、ウエザリングはしませんから焼けてません。





窓ガラス取り付けます、極薄フィルムの必要あり、そうしないと面積広いのでかなり不利、限界まで薄くします。サイズが合ったらテープで動かないように仮止め、ピンセットでめくりポイント接着、側面で接着したのは6ケ所、周りは紙でマスキング。




ガラスが入ると何故か安心感、これで住める!

フロントガラスには燃料給油口を取り付けます。外側からだけじゃなく内側にもパイプが必要、これは紙粘土細工で。


誤算その2へ・・・・まだ続く苦難の重量増、あっ、あーーっ!




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.18

2018-02-07 | PEANUT SCALE MODELS

面倒なのは胴体だけ、これが済めばあとはスイスイ

翼はスイスイ! 捩り下げだけをチェックしながら狂わないように。
少し面倒といえば濃いブルーの翼端模様くらい、これはちょっと練習してから貼り付けないと思い通りに行きませぬ、想像と違う展開になりましたが目をつぶろう。





ブルーのトリムを貼り込んでからも念入りに調整しながら乾燥させます、これをしたからって一度湿気を吸ったら又狂うことはあるんでしょうが、雨の中で飛ばすわけじゃないし、その誤差は少なくなるはずです、あくまでも願望・・・





そしてこの紙貼り作業が終わったところで、大きな誤算。ダッシュ・パネル作ってねーし! 重くなるけど、要る? そりゃ要るだろっ!


そして計4つ作る羽目に、救いといえば少しずつ軽くなっていったことくらい、でもゼロじゃない! 計算に入ってなかったこの重さ。





この状況を見ながら放心状態・・・



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.17

2018-01-31 | PEANUT SCALE MODELS


紙を貼った後の方がなんだか軽く感じます、何故だろう? 錯覚なんでしょうね、きっと・・・





つつがなく紙貼りが終わったらブラシ始めます。この作業いつも準備が大変です、専用の塗装ブースがあれば宜しいのですが、特に寒いこの時期は家の中ですべてを賄う事になります。我が家は24時間換気システムが作動していますからいつも負圧、それに加えてあの賑やかな(喧しい?)クレオスの卓上塗装ブースを回すとどうしても窓を少しだけ開けないと・・・すると寒い!





換気には注意していますが、他人からみればこれはぷちシンナー遊びなんでしょうね。


ブラシの準備する、換気の準備する、塗料の調色、そこそこのマスキングなどなど、ダラダラと準備ができたら一気に始めます。途中で何かトラブル起きたら・・・なんて考えないで。薄いブルーはマスキングしたらダイレクトに、濃いブルーは別の紙に吹いておきます。
ここまで30分、後片付けに1時間!乾燥途中にも臭うので機体は箱に入れて部屋の外に放置(隣人が迷惑)





白はかなり薄く吹きました。塗料の濃度で調整するのは苦手です、どちらかといえば薄いのを数回吹く感じ、調子に乗って吹くと舞妓さんの肌みたいになりますから、濃くなり過ぎたら一度シンナーで拭き取り再度チャレンジ。





面倒なのは胴体だけ、これが済めばあとはスイスイ・・・かな?



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.16

2018-01-28 | PEANUT SCALE MODELS

いよいよ格闘!
紙を貼るにしても最近はプレシュリンクされ、薄いドープで表面のケバを取り、ヒノキのフレームで乾燥放置されたものを使っていますが、今回は嬉しいことに準備万端。予備を含めてA4サイズが4,5枚もあればたとえ失敗したとしても大丈夫、コレがプリンター出力となるとかなり歩留まりが悪くてインクがかすれたり紙が詰まったり、綺麗に印刷できたと思えばちょっと色が違う感じ・・・ まあ、そんな繰り返していつも8枚くらいは準備しないと心配なんですね。コピー紙にテスト印刷しても実際にドープを塗った上に印刷すると吸い込みが悪くて色目が薄くなったり色ムラが出来たりでかなり厄介です。
モニター上の色がそのまま印刷したら思い通りの色で出てくることは非常に稀であります。ま、それに比べれば準備の手間は増えるけどブラシで一発勝負の方が精神衛生上よろしいかも? この季節、非力なエアコンでせっかく温めたのに換気で窓開けると寒いから、この作業はシンナーで気分がちょっとハイになれます。





主翼からスプレーボンドで貼ります。紙の重ね貼りには最近使わなくなりましたが、その反対に骨組みなんかではアクアピットと併用で良く使うようになりました。必要箇所だけに吹きますからマスキングは面倒ですが、慣れてしまえばテイッシュ1枚で細工できます。





捩り下げは翼端部分に数ミリのバルサを敷いて乾燥させます。コレを何故一番最初にするのか? 理由は永いおつきあい・・・なんですね、この上に数日間もっと永い時には1週間近く載せています。そのまま放置じゃなく、部分的なシワを取ったり、乾燥後にも捩り下げが思ったように付いているか、ダラダラと数日間眺めております。時には紙を絞めすぎてどうしても思ったようにならなかったら即貼り直し!





胴体もスプレーボンドで貼りますが、こちらはマスキングにコピー紙とテッシュの併用です。ノーズ部分のプランクされた所は面相筆で部分的にアクアピット極薄を塗ります。これはカウルから後ろの側面に凹凸が出来ていますから乾燥して紙が浮き上がることを防ぐため。





紙を貼った後の方がなんだか軽く感じます、何故だろう・・・






Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.15

2018-01-23 | PEANUT SCALE MODELS


のんびり構えていると、時だけが無情に過ぎてゆく・・・ ワァーオッ!


12月、師走の騒然とした中で気分を落ち着けて紙なんか貼れやしない、しかも暴れ馬みたいに指先の感覚は「バルサ・センサーの方が敏感ですぜ旦那!今、紙貼ってる場合じゃねーだろ」なんて聞こえてくると、むうううっと無性にもう少し木地完の機体を増やしておいてもも良いかな?なんて後先考えず思ったりしてみる。
新作ができるタイミングなんて本当に僅かな気の迷いと悪魔の囁き?じゃないけど、最近は1機作るのにも敷居が高くなって色々な条件が上手く噛み合わないと完成まで行かない、昔と比べると。まあ、昔は難しく考えずイケイケドンドンで雑ですがサクサクとピーナッツは出来てました。ところが最近、そうは問屋がおろさない。
体内に残り少なくなったアドレナリンを過剰放出して一気呵成になんでも行動を起こさないと出来ないのは、加齢ですかい?

そんなわけで指先に研ぎ澄まされた?バルサへの感覚が残っているうちに、もう少し何か作っておこう&冬の間に次期戦闘機を少しでも蓄えておこう(冬眠?)。近くにある図面から数機に手をつけ、サンディングにも飽きてたある日・・・

イスラエルから上物のブツが届く、バッド・タイミング!





1週間に及ぶ日本温泉紀行のフィナーレはイスラエル・ハイファ製の角材とシートの吟味、ふつう温泉行く前にすることですけど。比重だけじゃない色や粘りや香り?も含めて合格点モノでございました。ちょっと使ってみての感想なんて一応1機作らないと解かりゃしないし、どーする?そりゃ今でしょ。もう仕事納めから新年には紙貼りモードで行きます宣言したその翌日に、準備した紙はもう一度お片付けして、エンリケさんのアメリカ旅行中に作っていた「ギャドフライ」の図面をもらったのでそれをスキャニングしてまたもや作り始めました。この機体はもう30年近く昔、トム・ハルマンさんが作っていたので資料は一杯あるしどうってこと無い機体ですが、う~んシルバーと赤か・・・まだ胴体も出来上がっていないうちから色の相談?

まあそんな事が重なり木地完の機体は増える一方、そうなれば当然一緒に紙貼れるところはみんなまとめて・・・なーんてなるのが模型社会の一般的常識、でもここは心を鬼にして2機だけ貼ってみよう、何故に2機なのかが微妙、3機ではダメなのか、一応ケジメということ云々。


でも一番最初にすることは何だ! そう、木地完のアイアンサイドをバラすこと。尾翼なんかボンドで止めてあるし、やわな骨組みだからめっちゃ気を使う。位置決めで空けた穴には荷札の針金を1センチ位の長さに切って差し込んでおきます。そうしないと色塗ってからアレ何処だっけ?と探す羽目になります、いつも数カ所に穴あけたことからの教訓。

紙貼りは何の問題もなく終了、良かったね潰れずに終わって。どれくらい重量が増えたかは見ないことします? どうせこれから直ぐにブラシ吹きますから、でも記録として紙だけのデータは極秘で残しておきます。デカイ胴体のおかげでLLサイズの服を着た状態なんですよねコレ。
アイアンサイドは結局ブラシ吹くことにして、薄いブルーは白に被せ、濃いブルーの方は貼り付けで賄うことにしました、スプレーボンドは重いし乾燥すると端が剥がれて浮き上がって来ますからここは水性ノリ極薄口を使います。ノーズあたりはかなり面倒な曲面ですが何んとかなるでしょう、いえしちゃいます。

ちょっと落ち着いた1月も後半、やっと正常な生活に戻りましたのでそろそろ復活します。写真は全部含めて数百枚撮ってありますが未整理。順次これから・・・

そんでもって最近の状態は?どこまで進んでるの?
今こんなことやってます!





日本の温泉、世界で一番! ま、それはわかるけどセニョール・・・





Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.14

2017-11-24 | PEANUT SCALE MODELS







写真撮ること考えますと時間はかかるもの、そして次に移るステップはなぜか遅れるもの、昔から決まってます。

記念に写す代償はいつもこんなもんです・・・

でも、これをやっておくと後から位置決めで悩むことはありません。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.13

2017-11-08 | PEANUT SCALE MODELS


残りのパーツを時間つぶしじゃなく誠心誠意?真面目に粛々と!





峠越えたら後は下るだけ! それは木地完までのお話でして、印刷するのか?ブラシ吹くのか?チョーク攻撃か?決まっていません。
印刷するならサッサとデータ作らなくちゃいけないしネ・・・ と、焦っているようで実はのんびり構えてます。





プロペラ・ブレードは在庫がないので最初から。引っ張ってくるデータは「ナットラン」に使ったものがよろしいかも? それは日をあらためて、今日はスピンナーまで。
回転物は室内作業でバルサ粉末いっぱい吸いました。ドリル回して掃除機で吸いながら、そして音楽聴きながら・・・
無心になるともう何も聞こえない! いや、そのやかましいこと。





スピンナーはもう少し鋭角でも良かったかな? 削り過ぎると取り返しつきませんからこれくらいにして。でも、ブレード付くと雰囲気変わりますからね。





そんなに頑張って肉抜きしてないんです。
ソフト過ぎて変形しそうでしたので、この時点でもう紙貼ってあります。





せっかくだから穴あけて差し込んでみます。塗装するためピアノ線を外すことができないのでタイヤはつける訳にはいきません。





せっかくだから尾翼もつけてみました!


しかしこれって、このままいくと主翼もつけてみたくなるのが人情・・・どーする?





Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.12

2017-10-28 | PEANUT SCALE MODELS





そろそろ胴体も完成です・・・

コックピット内は紙貼り後にサラッと取り付けることにします。
手の上に乗せると完成時の重心位置がふんわり生暖かく感じます。
もう少しゴムかけは後ろに移動しても良かったかも、テールに「おもり」積むくらいなら? 
もうひとつゴムかけを作っておくか悩みます、紙貼った後じゃ出来ないし・・・

そしてランディング・ギアのピアノ線を取り付けました、軽量化?の方向で2ピースです、どれだけ軽くなるのかはまったく不明です。





傾いているとおかしなことになりますからここは慎重に位置合わせします。
2本同じ長さのものを作るのは簡単ですからそんなに狂いはありません。
ただし取り付ける時には注意しないとネ。





ピアノ線は先端を90度に曲げてプスッと差し込んであるだけなので瞬間だけでは不安、マイクログラスを小さく切って補強、いつもの手口です。





主翼と胴体上面に段差はあるのか? どのあたりに主翼を取り付けるのか? ちょっとだけ写真で確認しておきます。





そして忘れるとこでした、天窓加工!
プランクして切り抜きしたほうが簡単ですがそこはアレです、見た目がいまいち。
面倒でもシートの切れ端と角材で処理します。





ここまでの体重測定・・・ うーーん軽いのか重いのか? ノーズ・ダイエットすればもう少し行けそうですが・・・

後はタイヤとスパッツ、そしてペラとスピンナーもあります。

最後まで道は険しいぞ!
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OL' IRONSIDES no.11

2017-10-21 | PEANUT SCALE MODELS


下りは得意なんですが、まだまだ続く登り坂・・・


主翼が終わったら胴体にノーズを接着します。中央に接着するのってかなり神経使います。焦って瞬間使わずボンドで仮付けしてからですね。

ここで現れる数ミリの段差を繋ぐ面倒な作業が残っています。シンプルにおまかせ工事で済ますこともできますが、ここは引かずに戦います。





最初にバルサの埋め込み作業をしたらサンディングしておきます。





段差の処理はどんな方法?で、かなり迷ったわけです。この面を1枚のバルサ・シートで上手くカバーする方法が思い浮かびません。
まあ、やってはみたんですがどこか不自然? 「型」を作ってプレスすれば出来そうですが面倒!
結局3ミリ厚のムクから削ることに・・・ それって重くない? まあ、それなりですネ。





排気管の飛び出す所は後処理、紙が貼り易くなるようちょっと加工が必要です。





段差解消ブロックを貼りつける部分は切り取ります、肥満の人にしかわからない小さなダイエットです。





フワフワしてた胴体もノーズが付いたおかげで頑丈になりました。それにしてもノーズ・ヘビーな予感・・・というか現実。





もしも出来る事なら「軽め穴」開けちゃう事だって可能ですけど、もう少し様子を見てみます。





で、整形した3ミリシート・バルサを貼りつけ段差をなくします。悩んでいたほど難しくもなくすんなり接着完了。

重くなった分は何処かで埋め合わせ。それができる内はまだ安泰ですが・・・

紙貼り作業の工程を頭にプレ・インストールしたら、シワが出そうな箇所には逃げ道を作っておきます。





ねじれず1本の胴体になりました!






でも体重計に乗るのが怖い・・・



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする