Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

OL' IRONSIDES no.10

2017-10-17 | PEANUT SCALE MODELS



「集中すると重くなる!集中しないと雑になる!」

雨続きで山へも行けず体脂肪率右肩上がりで絶好調!
ちょっと飽きてきたけどもう少し頑張るアルヨ・・・






簡単に諦めようとしていた事も色々あるけど、進むべき道はどっちだ?

まあ、その、アレです。ここからどんどん重くなって行きますから気分的にも重いんです。

翼端加工は経験済みなのでスイスイ、でもこれ意外に堪えます。

付け根にも1枚シートを張りつけて完成。







バランス調べますと恐ろしいほど翼端が重いじゃあーりませんか! 壊さない程度にリューターでエグリます。ソフト・バルサ使うとエッジの処理が美しくできない・・・ 

限界まで削ってフッと息を吐いた瞬間、プスッと穴が開くこと数回。バルサ・パテの登場で穴埋めしたらもう一度削るの繰り返し、効果絶大で軽くなっているのか何も変わっていないのか?、その辺が微妙。







まだまだ翼端側が重いけど白旗、これくらいにして次!
でも心配だから一応チェック・・・ 合格なのか、不合格なのか?






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OL' IRONSIDES no.9

2017-10-13 | PEANUT SCALE MODELS






直球で勝負!難解な翼型でもなければ小細工も一切必要なし、純粋無垢な矩形翼ならばここは一気に攻めるべし。







ありきたりの工作法、それでも前縁はかなり軟弱、スパーはOKかと聞かれればそれも胸を張るほどの強度なし、みんな弱いけれど出来上がった時恐ろしい強さを発揮・・・ しますか?







ここまでは本当に快適、しかし世間はそんなに甘くない。面倒でも押さえておく、これで後縁のねじれ解消・・・ しますか?








立派な成績、ここから苦難のダイエットが始まる・・・



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OL' IRONSIDES no.8

2017-10-07 | PEANUT SCALE MODELS







何と申しましょうか・・・この機体、ノーズが無ければとってもすばらしいモデルになるのでは?

「それじゃあなたテールヘビーよ!」って言われれば、それもそうだし。

ほどほどにノーズが長ければ理想的なんですね、きっと。

これにあの完成しているブツの重さを足し算することになると、いささかブルー・・・

ノーズ・ヘビーは決定的なんでしょうな。


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OL' IRONSIDES no.7

2017-10-02 | PEANUT SCALE MODELS






君の瞳は6グラム?
ニッチな部分でも、有言不実行とならないように、粛々と・・・
選択肢は色々あった方が有利、でも一番得意な方法は一つしかない!






経験値で追加するところや省略するところは決まる、でも今迄どうりでも進化が無くて面白くない。

いやー、胴体ひとつ作るにも頭の中で色々「うんちく」たれながら進んで行きます。「あの時これで助かった」とか「これ入れておけば悪夢は防げたのに・・・」とかの経験値は重要なんですが、「そこから先」も同じくらい重要なんですね。

主翼後縁部分の下にガセット入れるのも、高さのある胴体には中間に補強入れるのも、無駄じゃなくて必要悪にもならない追加だと思ってます。機体を美しく保つことには貢献しますが、ただただ軽量化する時には何の助けにもならない無駄花です。
でもネ、これを取り除けばもっと軽くなるとは思わない個人的には「正義」の部分なんです。







まあそんな訳で?とりあえず1枚作ります。角材の間隔で紙にシワができるところやラインが乱れるところが読めるようになったらもう天才! それを極度に恐れて角材入れ過ぎるのは素人! 
私の場合、両方入り混じってます。







2枚目を作る時に考えることは、1枚目がいかに間違っていてもそれを模倣すること。その「間違い」が致命的なものなら1枚目からやり直す勇気。


最初に手のひらに乗せたときに感じる重さで完成重量をはじき出すことができればもうそれは超天才。
悲しいかな私にはそれに必要なファクターや係数の脳内データがまだ揃っていないので計算不可能。


しかし数値に表れない生地完の美しさや強度はわかる!





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OL' IRONSIDES no.6

2017-09-28 | PEANUT SCALE MODELS






「夫婦岩構想」はちょっと棚上げにして、変則的製作順序で残りを仕上げることにしました。

次はスパッツ!とか行きそうでしたが、ここは角材が恋しくてテール・ウイングから始めます。

実はここから完成機体(期待?)重量に大きくかかわってきます。ちょっと頑丈に作れば今後のすべての作業はとても楽ですが、流れとして機体の出来上がりが決まってしまい、それなりに重くなるし飛ばなくなります。
「おしり」を軽く作るイメージを忘れないで始めれば完成重量も軽くすることができます。

ですから最初の一歩として、ここで使うバルサによって大まかな全体像が決まるくらい重要なんですネ。







尾翼は通常2枚から3枚作って重さと強さを調べます。頑張れるときにはどんどん軽くしますが、そうも行かないときだってあります、まあ気分的なものでしょうが。

選ばれし完成品、もう少し何とかなるだろ!って思ったらここで潔く作り直します。







胴体も面倒な部分を先に作っておきます、角材並べちゃってからこれ始めるのもね・・・

とにかくこれで先に進めますから、もうしめ縄あきらめよう。







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OL' IRONSIDES no.5

2017-09-25 | PEANUT SCALE MODELS


奇跡のレッスン(自分編)

外壁完成!さあーっ、どうやってソケット外すの?






家にある一番薄い刃物でコリコリ・コリコリ・コリコリ・・・邪魔な部分は切り落とす、さしあたり両刃のカミソリかな?

両刃カミソリの先端をはさみでV字に切ったら少しずつ押し込んでコリコリ・コリコリ・コリコリ・・・ 

プスッ! 大成功!

悩んでいるより手を動かせって昔誰かに言われたけど、失敗したってそれ程のことじゃないしネ。

黒くなってるのはどんなイメージになるか見たかっただけ、ラーメン袋の「盛りつけ例」みたいなもの。

もう少しですね雰囲気的には・・・







切り落とした「現場」は体裁良く修正して、あたかもこんなことやあんなことが無かったかのように自然に振舞います。そしてソケットの裏側も一応努力の跡を残しておきます、深い意味はありません。

ピンの周りが少しえぐってあるのは? 接着剤がはみ出したりするとソケットがピッタリ合わないのを防ぐため。







そして何となくイメージが出来上がったらもうリューター、やすり、あるもの全部使って開けます。

ぜい肉はまだまだまだ取ることができます、でも焦らず紙を貼ってシェルがもう少し頑丈になってからにしましょう。







とりあえず記憶として残しておきます。







「完成6グラム、それを超えたらゴミ箱よ!」って、かましちゃったけど大丈夫ですよね、もうこれだけで立派に胴体の重さなんですが?







大丈夫さっ、しっかり持てるようになったら半分にするさっ!(それでバラスト積んでたらお笑いです)


ここで今回の「ノーズだって軽く作るぞプロジェクト」は完成として一旦終了です。

オブジェとしてはいささか貧弱なので、ピスタチオ用の同じものを作ったら、二つ並べてしめ縄つけて二見浦の夫婦岩風に仕上げるか、乗りかかった飛行機だから胴体後半も作るか・・・

すこし時間をください。


残りの胴体なんてあと2時間もあれば出来るんですけど、ここまでかなりエナジーを使ったんですね?

「はいっ」妙に素直・・・


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OL' IRONSIDES no.4

2017-09-24 | PEANUT SCALE MODELS


かなりヤバイ線になってくると写真なんか撮るのも忘れてグイグイ進んじゃいます。「必死のパッチ」(関西エリアにおける「一生懸命」の最上級語)で乗り切ってあとで涼しい顔するのも大変。
でもまあそれなりにシワもヘコミも無く終わったからネ、よろしいかと。







下の空間はもうひとつ「お荷物」が付きますから開けたままです・・・







ライトに透かすとまだまだ分厚い感じ、もう少し薄くしますがその前にノーズソケットのアウトラインだけトレースしておきます。







この状態で余分な角材は外してしまっても良いんですが、これから作業中に手で押さえたり紙貼って縮んだりする可能性もあるのでこのままの状態で放置しましょう。







ノーズソケットを仮付けしてエアー・インテークを作ります。「ソケット、外れない・・・」 嫌なところまで前に出しゃばってますから!







「うーーん、無謀かもしれない。いや、何とかなる!」のせめぎあい、こんな時が一番楽しい。







危険水域は透かしながらチェック、ほおずきの皮状態・・・







外壁完成!さあーっ、どうやってソケット外すの?


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OL' IRONSIDES no.3

2017-09-22 | PEANUT SCALE MODELS

怒涛のサンディング編

プランクに使用するバルサは0.8mm、これを最初に半分位まで薄くしておきましょう。気が変わらないうちにイザ!

こんな緊張感とやる気がある時って必ず足を引っ張るやつ(モノ)が出てくるんです・・・

ペーパーを貼り付けるボードがありませぬ。そしてバルサの粉だらけになる前に別の一仕事です。






粘着材の付いた5mm厚のスチレンボードと、もろもろのサンディング・ペーパー。本当は7mm位あった方が使いやすいんですが品切れ。
ハクリ紙を取り除いて「かるた」みたいにペーパーを並べます。一番使用頻度の多いのは240から400あたり、その辺を多めに並べます。







カッター・ナイフで完成! って書くと早いけど、力が要る作業であります。これだけあれば今年中は大丈夫・・・







そして何を始めたのか?

「こんなの使うと良いこと一杯あるよ」なんて教えられて実験。確かに和紙は耐久性があるからよろしいのかも・・・で、実験終了。

さーて今度は本当に行きます。






あらま! プランク中の写真なし! 結果は良好、ここまでノンストップで。

4ピースで何とか貼れましたよ。




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OL' IRONSIDES no.2

2017-09-17 | PEANUT SCALE MODELS






1.5mmのバルサをクロスに貼り合わせた中央の補強足場は、中から取り出すとき柔軟に引き出せるよう前後方向に切れ目を入れてあります。
今この状態を保っていられるのは「この方」のおかげです。前後の胴枠2枚は中央部分だけ瞬間でたっぷり固定しましたから捻れることはありません。

四隅のバルサは角材を使わず過激なサンディングでも無くなってしまわないよう幅広めに切り出してみました、そのRは適当。これを付けたらさらに頑強なシロモノと化したので周りの工事を始めます。







最初にアゴの部分から中央に1本入れたらあとはそれなり、角材を曲げる感覚は周りの様子を見ながらはみ出したり凹んだりしないよう・・・程度に注意して。

この曲面ができたらもう完成したようなもの・・・ですか?







しかし、弱点はありました!何処かが強くなると何処かが弱くなる? 後部胴枠0.8mmの弱さがハンパない。そこで最終的に切り取る部分の反木目方向に2本の角材で補強、これで作業し易くなります。

最初から付けておけば良かったんですよ、うん。







左右側面の中心部分に各1本入れます。捻りながら様子見て、これならもう中央の補強は必要ないと思い、下半分だけ取り出し易いうちに切り取ってしまうことに、今なら細かくしなくても簡単に取り出せます。







側面からナイフ、ヤスリ、ピンセット、毛抜き?、割り箸? など、あるもの全部使って取り出します。







後部の胴枠も一緒に切り取ります。ちょっとグニャグニャするけど手で握っても大丈夫、潰れません。







その勢いで側面に少し追加したら剛性復活?一進一退で進めます。







そして上面にも数本足したところで足場は完全に外れました。一緒に前の胴枠ノーズ・ソケット部分も口を開けます。

プランクしたあと不要な角材はプランク材とは接着しないで抜き取る予定ですが、今のところ何ピースでバルサを貼る事が出来るかわからない。バルサ・シート同士の接着部分は角材を残さないといけないから、そのあたりはプランクしながら場当たり的に考えます。

これで何とかプランク出来る状態になりました。ここからサンディングして面合わせをしますが、あまり削らない方向でほどほどにネ・・・

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OL' IRONSIDES no.1

2017-09-12 | PEANUT SCALE MODELS





マイアミで30年近く僕より優雅な暮らしをしていたフォーカーツ君ですが、日本に里帰りしてからというもの暑い日が続きちょっとお疲れ気味、強烈な湿気が襲いかかる日本の生活に慣れるにはこれから大変だと思いますよ・・・

送り返してくれたジョージ・ヌニェスさんには何かの形でお礼をしなくてはいけないと思い、彼の描いた図面から最近色々と話題になったオレ・アイアンサイド君でも作ろうかと思いついたわけであります。現在進行形のプロジェクトが暗礁に乗り上げ少し頭を冷やさないといけないことと、衝動的に「1週間もあれば出来るんじゃね?」的ないつもの不純な動機です。


この図面でかれこれ20年近く前に1機作っていますが、胴体は恐ろしくボリューム満点で少し油断するとあれよあれよという間に重くなってしまいます。スパッツや脚のスタイルも重量増加に加担していますし、なんといっても厚手のバルサをふんだんに使ったノーズの豪華なつくりはどうしてもカラダに良くない! それを回避するために内側を「親のカタキ」みたいに削った記憶があります。まあ、その削りカスがそのままゴミ箱に捨てるには惜しいくらいフカフカで気持ちよかったので残しておいてこんな写真撮ったんですね、きっと・・・








本能的に当時の記憶は蘇ってきます。でも作るんなら昔と同じ質と重さで完成じゃとっても恥ずかしい訳で、見栄えも少しは良くならないといけないし、なーんて考え出すとコレってかなりハードル高いか・・・

もう止めようかな?とか優柔不断な午前2時、先ずはノーズだけでもブロック裏側を削りたおさない方法で仕上げることが出来れば「次」に進むことにします。一緒に図面の胴体側板も少し手を加えたり修正をしましたが、間引きするようなところは無く位置の移動位です。





これって人生最初の「ノーズ」から製作スタートするピーナッツになるのかも、もし完成すれば。


ところでバルサ・ブロック使わない方法なら、ノーズの「型」を削りその上に薄いシートを水攻めにしてモノコックを作るか、無数のストリンガー攻撃で曲面を出してそのまま紙貼っちゃうか・・・

まあその中間ですが、数本のストリンガーと薄手のバルサ・シートでこまめにプランクしていくことにしましょ。





最初は前後の胴枠がねじれない様に中央に背骨を入れてがっちり固めます。

本当にそれで上手く行くんですか???  むむっ、わからんとです!!






さあ、これにストリンガー埋め込んでいきますぜ!


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製作を始める「きっかけ」となる理想の形とは?

2017-09-07 | PEANUT SCALE MODELS




以前 「・・・と、一件落着したら今度はチェコのグレゴブスキーさんから「住所教えてくれっ!」って、次は何、何、なにっ????」てな話がございました。
今回はそちらに話がシフトしていく訳でして。

あれも作りたい、これも作りたい・・・夢はどんどん膨らむばかり、でも実際に手が動き出すことも無く悶々としている時もあれば、膨らんだ夢も一晩寝たらきれいさっぱり忘れて又新しい1日が始まる時もあります。一体どんなきっかけでピーナッツが生まれるのか?その始まりの部分には色々な愛と欲望が絡み合って、何かが琴線に触れた時にスイッチが入るんでしょうが、それは人によってもまちまちですしまことに不思議な部分でもあります。

本来はバルサや接着剤や紙や道具や塗料など製作に必要なハードと、実機写真や図面や参考資料などのソフトが揃って「いくぜっ!」ってなる訳ですが、まあ全部揃わなくってもぼちぼち始めて進行しながら揃えていく人もいれば、全ての目処が付かないとスタートラインに並べない人もいます、どちらかといえば私なんか後者の方ですが。昔は図面1枚で速攻スイッチが入ってましたが、最近ではそこそこの資料が揃わないとなかなか動き出せない、いやそれを理由に動き出さないのかも?

「三種の神器」で製作図面と三面図と実機写真があればすんなりいくのですが、塗装の種類が豊富な機体や部分的に資料写真が欠落していたりするとそこで手が止まっちゃうなんてこと日常茶飯事ですね・・・
それに心がさほど純粋でもありませんから、たとえそれが大好きな機体でも、これは飛ばすのが難しいんじゃね?とか、この色分け無理だわ!とかで、どんどん負の方向に妥協していくことだってあります。ですから昔ハンナンさんが出してくれた「Peanuts & Pistachios」なんかの冊子は必要最低限の資料がついていましたから作り始めるのにそれほど敷居が高くなかったんだと思います。

近年ネットでもそんな「三種の神器」セットでパックを販売していたサイトがありました。
「Small Flying Aeroplanes」は3人の有能なチェコのモデル・ビルダー、RadekGregovsky、PetrKonopasek、JirkaVy?tejnが始めた会社でした。彼らは2010年頃から活動を開始し、第1次大戦機を中心に1/20スケール機やピーナッツ・スケールの図面、参考資料、実機写真などをパックにし、それらに必要なアクセサリーまでも個別に製作して販売していました。
製作図面はラディク・グレゴブスキーさんの手書き図面ですが、恐ろしく精巧でコンピュータ図面には出せない味のあるものでした。超スーパー・ビルダーであり世界でその名をとどろかせた「チェコ・スタイル」の生みの親、ルボミール・コートニーさんが彼の背中に乗り移ってるのかもしれません。図面もその影響を多分に受けていますが、カラー出力されたドキュメンテーションの冊子にもその繊細さや線の美しさ、図面の持つ暖かさにラディクさんの精神が現れていました。サンプルのダウンロードできる図面やローゼンジの資料なんかもリキが入ってました。





しかしそれがいつの間にか消えてしまい、どーしちゃったんだろ・・・なんて思っていた矢先、このサイトを創設した3人のうちのひとり、グレゴブスキーさんからの住所問い合わせでした。
彼らに何があってサイトを消滅させてしまったのかは知る由もありませんが、今までの状態を継続する意思があるグレゴブスキーさんが個人で立ち上げたのかもしれません。

彼が「Peanut on the Runway」という冊子を創刊させたことは数週間前からネット上のフォーラムやフェース・ブックその他のSNSでチラッと見た記憶はありましたが、その時の印象はハンナンさんの通販ウエブサイト「Hannan's Runway」とかぶちゃいないか?なんて思ったくらいでした。ネットの世界であらゆるる情報を手に入れることが出来る昨今、果たして「三種の神器」セットのパック販売など余程の質の高さとか希少な機種のシリーズとか何か心をひきつける物を持っていないとビジネスとしては無理な気がします。それも決して大量に売れるものではありませんが、印刷物として世界に向けて売り出す彼の情熱とか生きがいとか特別なものを感じてしまいます。





パックの内容はさすがに充実しています。機種選定には好き嫌いの領域はありますが、それが望んでいたものであれば間違いなく過去に出版された同じような冊子より質の高いものですし濃い内容でもあります。惜しみなくカラー印刷を使い「電気的に引く線」とは一味違った温かみを感じる手書きの図面は、決してあやふやなものではなく正確に仕上がっています、今回のパックで個人的にはアビアチックD.IIがかなりお勧めです。製作法も彼独特の技法が写真と共に紹介されていますので参考になる部分も多く色々な「ツボ」はおさえています。
金額的には決して安いものではありません、それだけの価値はあるのか?と聞かれるとそこは個人の価値観によるものでしょう。


注文は直接彼のメール・アドレスにオーダーする方法です。
peanutontherunway@email.cz

この冊子を紹介するフォーラムや個人の製作ウエブサイト(イギリスのマイク・スチュアートさん)はこちらから・・・

http://www.hippocketaeronautics.com/hpa_forum/index.php?topic=21837.0

http://www.smallflyingarts.net/forum/viewtopic.php?f=19&t=65&p=497&hilit=Peanut+on+the+runway#p497

http://www.ffscale.co.uk/review5.htm





そしていよいよ始まる・・・ 

「ノーズを制するものは世界を制する!」 (何かの時間稼ぎかそれともスーパー・サブかも?)



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2017年夏・・・

2017-08-28 | PEANUT SCALE MODELS


時の過ぎ行くままぁに~ いやぁ、楽しい夏休みでした・・・
のんびり楽しんだ夏の日も唐突に終わる、ふっふぁ~・・・

そして現れたのがエンリケ・マルツ・・・

予定では夏の来日をキャンセルして12月に変更、ならばオイラは九州でも・・・
それがどこがどうしてこうなったのか? 
「中国公演の帰りに寄るから!」ってオイ、いないんですが僕・・・
お互いスケジュールとにらめっこして、ギリギリの時間調整しながら何とか名古屋で1日だけ会うことができましたよ。

前々日の午後、宮崎県えびの高原を下って宮崎市を通過、夕刻由布院で温泉に入ったら深夜の高速に乗る、当然お決まりのお盆帰省ラッシュ。小雨の中暗い夜道を走るのは危険だからSAで朝まで仮眠。夜明けと共に関門橋を渡り、尾道渋滞で広島から北へ逃げて中国道、途中下道走ったり高速走ったり、もう訳わかんない状態で日が沈みかけた頃神戸。ここまで来れば名古屋なんて目と鼻の先、そう思ったのもつかの間、新東名も関が原も渋滞! もう最後は苦行のようで養老山脈の麓を通って深夜自宅にたどり着く長い1日。この時点で東京から大阪に移動しているエンリケを追い越して今は西と東の関係?

「そして夜が明けたら僕らの7時間戦争」
約束の朝電話は鳴った!「こちらセントラル病院ですが、ご友人のエンリケ・・・」
おいおい、何か大変なことでも? 尋ねると耳が痛いとか。 ハイ、それで?抗生物質欲しいとか? 私、英語が良くわからないんです・・・
あなたもうすぐオリンピックもあるというのに外人の患者が来たらどうするの? ちょっと本人と代わって! ぐだぐだ面倒だからその病院キャンセルして家の近くの町医者へ行こう!
はい、これが初めてじゃないんで私も慣れてます。数年前箱根で温泉に入った後、急に耳の調子がおかしくなり、一度自宅近くにある耳鼻咽喉科のお世話になったことがあります。
早速その医院へ向かうと1時間待ち!そしてカルテは残ってましたが保険証無いから高額現金です。まあ、おかげで色んな話は出来ますから待合室で他の患者さんも交えてウダウダと。そして診察、前回と同じ女医さん何の躊躇も無くガリガリやられ涙目のエンリケ。化膿していないですか? ちょっと腫れてはいるけど、これは鎮痛剤で痛み取るしか・・・
そのガリガリやられた痛みが強烈過ぎて今迄の痛みは何処かに消える、良かったね直って!

貴重な時間を医者の待合室で2時間近く、あと5時間です。
そして少し痛みが引くと人間必ず腹が減る・・・
昼飯何がいい? ま、聞くまでもなく回転寿司! 
食べられるようになっただけ良かった、そこで1時間。
さあ家に帰って机に向かえばいつもの超白熱模型会談が始まる。世界を旅してる彼は色んな情報を持っていますから、聞いて知らないことはまずありません。「あの人どうしてる?」の安否確認から新作情報、コンテスト情報から新しい材料ネタ、色んな話が次から次へと出てきます。お互いマイブーム的な14ビスのネタはかなり盛り上がります、そして参考になる情報もいっぱい仕入れました。

あいや、そろそろお時間で!あっという間の7時間、それでも電話やメールなんかより確実に有意義ではありました。
今夜東京に帰り、翌朝6時には機上の人となりテルアビブに帰るエンリケ、空港では数時間後に次女コラールちゃんがニューヨークへ旅立つ・・・ 当たり前のように世界を駆け回るファミリー、僕の持っているスケールでは計れない別の数域?

そんなことを考えながら10日間溜めた洗濯物を片付ける新しい朝、そして唐突に終わった夏休み。





いつでもどこでも世界のどこかとコンタクト、今喋ってるのヘブライ語?ワカラン・・・





実物を見たかったAnbo-41



Enrique Maltz built this incredible & gorgeous V8 Antoinette motor for the 14 bis. (19 inch w/s)


19インチの14ビス用アントワネットV8エンジン
300以上の試作パーツを作り、ここまで120パーツを使って組み上げたエンジン、すばらしい出来栄えでございます。



Also He built beautiful Waco Peanut.

最新作ピーナッツ・ワコー



さー、負けないようにがんばるぞっ!



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真面目にLederlin 380L"Flying Flea" さよなら最終回 No.15

2017-07-25 | PEANUT SCALE MODELS

よく頑張ったね!


















長い道のりはこれからも続く・・・飛んでくれるまでネ。



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真面目にLederlin 380L"Flying Flea" 再開編 No.14

2017-07-13 | PEANUT SCALE MODELS

怒涛の勢いは何処へ・・・

ハイ、2週間近く家を空けちゃったんです、「プチ家出」です、帰ってきましたが。





どう考えてもテールヘビー、この体型で前翼の中央付近に重心持ってくるなんて・・・
ペラを少しばかり前に出してもそれじゃ追いつかない。スピンナーの中も空洞にし、散弾流し込める手配をしてプロペラを取り付けます。





一体どの程度のスラストを付けるべきなのか?左か右か?わからない事ばかり。2枚の翼の角差と重心位置が良さげなところでつりあい、そこに適度なパワーをかけてやればだましだまし飛ぶはず・・・いやだましてはいけない!こんなに胴体が短かいと恐らく敏感なんでしょうね。





まあ、現場で自由にスラスト変え放題できるようには作りましたヨ。触らなくて飛んだら凄いことなんでしょうが、無理だね!


これで一応完成。もう残った仕事も無いから記念写真撮ってこのプーちゃんともお別れです。


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真面目にLederlin 380L"Flying Flea" 再開編 No.13

2017-06-23 | PEANUT SCALE MODELS


主翼マウントを取り付けます。一応紙貼り前に組み立てていますからもう完璧! なーんて思ってました。しかしです、紙貼って白吹いたらその位置決めした穴が見つからない・・・

結局、細い針を使って地雷を探すようにネ、地味に時間のかかる作業ですが、やったんです。
そして何とか四ヶ所の穴を見つけました。ちょっと黒のサインペンでしるし付けとけばいいものを・・・です。






まあ、そこそこ正確です。主翼に差し込む部分は0.5mmのピアノ線ですから差込み具合で多少の修正はできます。







勇気を出して主翼を乗せてみます、 プスッ! これを数回繰り返して細い糸を使って胴体後部と主翼の翼端を結んだラインで長さを計ります。
こんなもんですか・・・





主翼の迎え角を調整する後部のマウントはちと厄介、色々と考えたあげく薄い航空ベニヤとマイクロ・グラスを使い秘伝の技?で完成。
これを付けないとキャノピー付けられませんから!





念願のフィルムがやっと張れます。後ろのマウント調子悪かったらどーするの?とか考えないでズンズン進みます。





窓フィルムの周りも白の同じ紙で細いテープを作りマスキングします。曲線部分は無理に曲げないで最初から曲線のラインに沿ったテープを作って貼ります、そうしないと後から浮いてきたりします。





黒のダッシュ部分、窓のラインとそんなに誤差も無く、トリム・テープを貼ったら計った様にピッタリ!






この機体、とにかく「前重」にする必要アリですから、完成重量なんてノーズ・バラスト積んだらもうどーでもいいこと・・・
とか思ってましたが、それでも気になります。まだ軽い時の「アカシ」を残しておきましょう。









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