伊吹山&脱水症、それでも登山
岐阜県揖斐郡池田山ツーリングの途中で道に迷い、どんどん深みにはまって前に進むのを断念、ここは車から降りて周りの景色でも・・・って事で見上げたら綺麗な山が、滋賀県と岐阜県の境にある伊吹山の東側麓にいることがわかりました、もちろん帰ってからですが。でもいつもの見慣れた伊吹山では無くちょっと魅力を感じた訳で、こうなれば登るしかない!標高1377m、そこそこの山ですがこのあたりでは最高峰、スキー場のゴンドラもリフトも動いてない現在、そんな無理して麓から登山道登らんでもドライブウェーもあることだし車なら9合目までスーイスイッ・・・いや、そういう問題じゃなく2本の足で登る事に意味がある、日を改めて早朝出発だぜぃ!
三合目までゴンドラがあったのですが現在は休業(廃業)中、スキー場も近年雪不足で営業出来ず状態です。水やテント、約8キロの荷物を背負って登山開始。1合目までは順調、ここから視界が開けて気分爽快、でもダラダラ3合目までの長いこと長いこと、もう帰ろかな・・・
やっと3合目に、しかしこれから登る伊吹山の全容が目前に、ここまで来てもうすっかり登頂気分、あれは「別の山」と思って、もう帰ろかな ・・・
オイオイ走って登ってく青年が、後を追うぜ待ってろ!(因みに彼とは6合目ですれ違いました!ボク上り、カレ下り) 気を取り直して地面の高い方へ足を動かします。1歩1歩ですがなるべく上を見ないよう・・・背中の荷物がこたえるぜ、それでも峠の茶店風小屋がある5合目に到着、伊吹山半分制覇!ケジメはつけた、もう帰ろかな ・・・
長い休憩のあと気分一新して挑戦です。もう既に1リットルの水を消費、でも安心まだ3リットルもある!たとえオバサンに抜かれようと山ガールに抜かれようと、自分のペースを崩さず黙々と登ります。上を見ず下界を見る・・・もうこんなに登ったってことは帰りはここを下りなくてはいけないってこと? 「そろそろ頂上かな?」
敵はそんなに甘くない、でもこの苦痛もあと少し。先が見えてきたゾ!
見えた!!!!
もう、もう帰ろ、でもその前に・・・