映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『エレジー』

2009年03月17日 | Weblog
よい

エレジー - goo 映画

イザベル・コイシェ 監督
ペネロペ・クルス、ベン・キングズレー、パトリシア・クラークソン、デニス・ホッパー、ピーター・サースガード、デボラ・ハリー、ソニヤ・ベネット、ミシェル・ハリソン、チェラー・ホースダル 出演

著名な大学教授デヴィッドは、今日もテレビで自分の著書を解説している。表面的には「成功者」の彼だが、家庭はとうの昔に壊れ、息子とも良い関係を築けない。また、女性には愛よりもSEXを求める日々を送っていた。そんな彼の前に美しい学生コンスエラが現れる。娘ほど歳の離れた彼女にデヴィッドはひと目で虜になり、親密な関係になる。しかし、いつか来る「別れ」を恐れ、デヴィッドは彼女との関係に一線を引こうとする。

恋愛ばなしはありきたりであったが、そこに「老年」というワン・アクセントを加えることによって、まあおもしろいこと……。
このカップルは30の年齢差があるのだ。

見るべきところはペネロペ・クルスの裸ではなく(いや、それも観る価値ありだが……)、パトリシア・クラークソンやデニス・ホッパーとのリアル老年どうしの会話である(笑)。
面倒なことを言わないピュアなファックなのよと訴えるパトリシア・クラークソンや、スカッシュのときに行われる老年男性たちのみみっちい会話が最高である。