映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『エンター・ザ・ボイド』

2011年06月09日 | Weblog
よい

ギャスパー・ノエ 監督・脚本
ナサニエル・ブラウン、パス・デ・ラ・ウエルタ、シリル・ロイ、オリー・アレクサンデル、サラ・ストックブリッジ、エド・スピアー、丹野雅仁 出演

ネオンあふれるTOKYOの歓楽街。あてもなく日本にやって来たオスカーは、この街でドラッグのディーラーをしながら、自らもドラッグに溺れる日々。最愛の妹リンダも日本に呼び寄せ、小さな部屋に2人で暮らしていた。そんなある日、警察の手入れに遭い、混乱の中で胸を撃たれ、あっけなく死んでしまう。肉体を離れ、魂となって浮遊し始めたオスカーだったが、自らの死をなかなか受入れられず、様々な過去の記憶に晒されながら、欲望と犯罪が渦巻くTOKYOの街を彷徨い出すのだったが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336354



ドラッグとセックスと生と死、輪廻転生を描いた作品。

よくもまあこんな狭い空間で、2時間20分ももたせたものだ。

冒頭から一人称カメラで、オーバードースによる視界のブラックアウト(黒い点滅)とやってくれる。だれがどうみてもジャンキーなのだ。

そしてもう、死んでからがこの作品の真骨頂(笑)。

リンダ役のパス・デ・ラ・ウエルタって、『リミッツ・オブ・コントロール』のポッチャリオールヌードのあのひとだったのね。本作ではちょっとスレンダーなヌードを見せてくれる。

ラスト20分のラブホ内表現はなくてもよかったんじゃないの?

写真は本作のなかではかなり上品なほうです(笑)。