映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『リンカーン/秘密の書』

2012年11月07日 | Weblog
ふつう

ティムール・ベクマンベトフ 監督
ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー、アンソニー・マッキー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ルーファス・シーウェル、マートン・ソーカス、ジミ・シンプソン 出演

第16代大統領エイブラハム・リンカーンには知られざるもう一つ別の顔があった。それは、人知れず勢力を拡大させていた恐るべき吸血鬼たちを退治するヴァンパイア・ハンターとしての顔だった――。貧しい開拓農民の家に生まれたリンカーンは、幼い頃に最愛の母を失う。その後、母の命を奪った復讐の相手が闇の勢力=ヴァンパイアと知るリンカーン。彼はヴァンパイアの生態をよく知るヘンリーのもとで、ヴァンパイア・ハンターとしての修行を重ねていく。やがて使い慣れた斧を手にハンターとしての活動を始めたリンカーンは、奴隷制度が彼らの食糧供給源として機能している実態を目の当たりにし、奴隷解放こそがヴァンパイアとの戦いに勝つ唯一の方法と考え、政治の道へと歩み出すのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342725





映画館で2D字幕版で観た。

この監督の作品として『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』、『デイ・ウォッチ』、『ウォンテッド』と見ていて、順によい、ふつう、よいという評価だったが、今回はふつう。
映像はいいのだが、脚本も監督にまかせたほうがよかったかもしれない。

史実とのバランスを取るためだろうが、後半でリンカーンがいきなり50歳になってしまってそれでもこれまでと同じレベルのアクションを繰り広げるというのがどうもしっくりこなかった。
同じ手口で家族を二度も失うのもいただけない、というかそこだけヌケメがある。

この監督は列車、もしくは列車昇りが好きなのかもしれない。

そして日本の映画会社の人にいいたいのだが、「秘密の書」っていうほどのたいしたものかあれが(笑)! ただの日記じゃ。

『アルゴ』

2012年11月07日 | Weblog
よい

ベン・アフレック 監督
ベン・アフレック、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン、ヴィクター・ガーバー、テイト・ドノヴァン、クレア・デュヴァル、スクート・マクネイリー、ケリー・ビシェ 出演

1979年11月。革命の嵐が吹き荒れたイランで、民衆がアメリカ大使館を占拠して、52人の職員を人質にとる事件が発生する。その際、裏口から6人の職員が秘かに脱出し、カナダ大使の私邸に逃げ込んでいた。しかしこのままではイラン側に見つかるのは時間の問題で、そうなれば公開処刑は免れない。にもかかわらず、彼らの救出は絶望的な状況だった。そこで国務省から協力を求められたCIAの人質奪還の専門家、トニー・メンデスは、ある計画を練り上げる。それは、架空の映画企画をでっち上げ、6人をロケハンに来たスタッフに偽装させて出国させるというあまりにも奇想天外なものだった。さっそくトニーは「猿の惑星」の特殊メイクでアカデミー賞に輝いたジョン・チェンバースの協力を取り付けると、SFファンタジー大作「アルゴ」の製作記者発表を盛大に行い、前代未聞の極秘救出作戦をスタートさせるのだったが……・
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343336





映画館で観た。

海兵隊が「話せばわかるはずだ」と言って大使館のドアを開くのはちょっと信じられないが、そのほかはハラハラドキドキを楽しめた。

現地の緊張感もさることながら、映画業界の「ツラノカワの厚さ」・人をかつぐことをなんとも思わない人種の描き方が痛快だ。

エンド・クレジットでスタートレックの要素を使ったという断り書きがあったが、おそらく記者会見のシーンで使ったのではないか。

ラストがずるいけどよかった(笑)。