映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『マン・オブ・スティール』

2013年09月08日 | Weblog
ふつう

ザック・スナイダー 監督
ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アンチュ・トラウェ、アイェレット・ゾラー、クリストファー・メローニ、ラッセル・クロウ、ハリー・J・レニックス、リチャード・シフ 出演

クリプトン星で生まれたその赤ん坊は、滅亡を悟った父に最後の希望を託され、地球へと送られた。地球にたどり着いた彼は、ジョナサンとマーサの夫婦に拾われ、クラーク・ケントとして育てられる。次第に超人的な能力に目覚めていく少年時代、養父からはその能力を使うことを固く禁じられていた。周囲との違いに孤独と葛藤を抱えながら青年へと成長したクラークは、やがて自分探しの旅に出て、自らの使命を確信する。そんなある日、クリプトン星の生き残り、ゾッド将軍がクラークの存在に気づき、彼を追って地球へと襲来する。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343546





映画館で2D字幕版で観た。

キャラクターに魅力がない。あるとすれば、ローレンス・フィッシュバーンとリチャード・シフくらい。

脚本が雑。これに関してはあとでネタバレして書く。

ケヴィン・コスナーが死んだのは災害が原因ではなく、あんなタイミングであんなことを言ったダイアン・レインのせいなのに誰もそれに気づかない。ほんとうにスーパーな能力があるのなら人に気づかれずにさっさと助けんかい!

本作は『スーパーマン II/冒険篇』のリメイクだといえるが、オリジナルを劣化させたものとしか思えない。あちらは見事にキャラが立っていたのに……。それとそこそこ成功していたと思われる、『スーパーマン リターンズ』の立ち位置がおかしくなってしまう。本作の制作が時期尚早なのだ。

アメリカ人には周知の事なのかもしれないが、主人公は平気で地球で成長したのに、ほかのクリプトン星人たちが地球の大気で苦しむのがわからない。

なんでもかんでも目から光線出してカタをつけるな!

新しいことをやろうとする意欲だけが暴走した失敗作かもしれない。

以下ネタバレ







アレとアレをぶつけたら特異点がうまれてファントムゾーンになる! ……まったく説得力がない。これを納得させるためにはラッセル・クロウにそれっぽい説明をさせなければならないのだが、それもかなり不足している。そしてそのことを聞いたエイミー・アダムス、伝えるタイミングが違うだろうが!
できたらできたで、クリプトン星人達だけを吸い込んでしかも主人公とゾッド将軍だけは吸い込まない。あの鍵がしばらく動かなかったのは無理やり盛り上げようとするためのダメイベントだ。