映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『新・三バカ大将 ザ・ムービー』

2013年09月21日 | Weblog
わるい

ピーター・ファレリー、ボビー・ファレリー 監督
ショーン・ヘイズ、ウィル・サッソー、クリス・ディアマントポロス、ラリー・デヴィッド、ジェーン・リンチ、ソフィア・べルガラ、ジェニファー・ハドソン、クレイグ・ビアーコ 出演

両親に置き去りにされ孤児院で育った三人の兄弟ラリー、カーリー、モー。院長やシスターたちは彼らを引き取り優しく育てるが、里親が見つからない三人はやんちゃなまま中年になり、まだ孤児院で暮らしている。財政難を抱える孤児院が取り壊されるかもしれないと聞いた三人は、83万ドルにのぼる債務を返済するため町へ出るのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344587#1





これが本当にコメディで有名なファレリー兄弟の作品なのかと疑いたくなるくらいデキがわるい。
わたしが素直に笑えたのはシャケ農場のシーンくらいで、あとはほんとにおもしろくない。

いついつまでにお金を用意しないと孤児院が閉鎖されてしまう、というのは『ブルース・ブラザース』と同じ設定であり割とよくありそうだが、問題はそれをどうやってエンディングまでコメディとして成立させていくのかの部分が失敗している。よほど製作過程に問題があったのではないだろうか。

『ル・アーヴルの靴みがき』

2013年09月21日 | Weblog
よい

アキ・カウリスマキ 監督・脚本・製作
アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、ジャン=ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲル、エリナ・サロ、イヴリーヌ・ディディ 出演

北フランスの港町ル・アーヴル。かつてパリでボヘミアン生活を送っていたマルセル。今はここル・アーヴルで靴みがきの仕事をしながら、愛する妻アルレッティとつましくも満たされた日々を送っていた。しかしある日、アルレッティが倒れて入院してしまう。やがて医者から余命宣告を受けたアルレッティだったが、そのことをマルセルには隠し通す。そんな中、マルセルはアフリカからの密航者で警察に追われる少年イドリッサと出会い、彼をかくまうことに。そして、母がいるロンドンに行きたいという彼の願いを叶えてあげるべく、近所の仲間たちの協力を得ながら密航費の工面に奔走するマルセルだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341933





厳しい現実なんだ。少々あまくても、それが上質なデキならば大目に見よう。

話の題材は現実の問題から。しかしそこから声高に解決策を主張するようなおもしろくない映画にするのではなく、カウリスマキ独自の優しいタッチとユーモアで観客の心までもやわらかくしてくれる。

演技のかたさ・ぎこちなさが目立つところもあるが、それは監督の指示だとメーキングにあった。

『ヘンゼル&グレーテル』

2013年09月21日 | Weblog
ふつう

トミー・ウィルコラ 監督・脚本
ジェレミー・レナー、ジェマ・アータートン、ファムケ・ヤンセン、ピヒラ・ヴィータラ、ピーター・ストーメア 出演

両親に捨てられ、森の奥深くの“お菓子の家”に迷い込んだヘンゼルとグレーテル。そこに住む魔女に捕えられたふたりは、すきを見て魔女をかまどに突き落として生還する。―15年後、大人になった兄妹は魔女ハンターとして賞金稼ぎの日々を送っていた。ある日、子供の誘拐が多発する村から事件の解決を依頼され、黒魔女ミュリエルを追うことになるが、魔女は彼らの出生の秘密を握っていて……。
ストーリーは公式サイトより
http://dvd.paramount.jp/h_g/





武器がいいだけで主人公たちは弱そう(笑)。

88分という短さは評価できるが、ありきたりの展開とあと出し設定で誰にも文句をいわせない(いうけど)やりかたはあまりおもしろくない。

そして、どうせあと出し設定であれば、エドワードは主人公たちのお父さんでもよかったんじゃないか。