映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『トランス』

2014年03月18日 | Weblog
ふつう

ダニー・ボイル 監督
ジェームズ・マカヴォイ、ヴァンサン・カッセル、ロザリオ・ドーソン、ダニー・スパーニ、タペンス・ミドルトン、サイモン・クンツ、マット・クロス 出演

ゴヤの傑作『魔女たちの飛翔』がオークション会場から盗まれる。実行犯はギャングと手を組んだ競売人のサイモンだった。ところが彼は、なぜかギャングのリーダー、フランクに絵を渡さず抵抗し、逆に殴り返される。その拍子に記憶の一部を失い、名画の隠し場所を思い出せなくなってしまうサイモン。そこでフランクは、催眠療法士のエリザベスを雇い、サイモンの記憶を探ることに。ところがエリザベスは、そんなフランクの狙いに感づき、自分をパートナーに迎えるようフランクに迫るしたたかで曰くありげな女だった。そんな中、本格的なサイモンの催眠療法が始まる。しかし、嘘と秘密にまみれた三者の思惑は入り乱れ、事態は思いもよらぬ方向へと転がり始め……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346268





ここまでの精神世界のコントロール、マインドコントロールが可能なのかどうか……、できないと思う。

そして主人公が患者として出会うときに顔写真を見て医師を選ぶ……、ありえないと思う。

本作にリアリティはない。


展開が軽い。そしてその軽さにおもしろみがない。

『エンド・オブ・ウォッチ』

2014年03月18日 | Weblog
よい

デヴィッド・エアー 監督・脚本
ジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャ、アナ・ケンドリック、ナタリー・マルティネス、アメリカ・フェレーラ、フランク・グリロ、デヴィッド・ハーバー 出演

ロサンジェルスの一角にある重犯罪多発地区サウス・セントラル。その中でも特に危険なニュートン地区で巡回パトロールに当たる白人警官のテイラーとメキシコ系警官のザヴァラ。固い絆で結ばれた2人は、署内でも屈指の検挙率を誇る名コンビ。大学の法学部入学を目指すテイラーは入試課題に映像制作を選び、自分たちの日常業務を複数のビデオカメラで常時記録していた。そんなある時、台頭するヒスパニック系ギャングの取り締まりに関連して、その背後に潜むメキシコの巨大麻薬カルテルの秘密に触れてしまった2人は、次第にのっぴきならない状況に追い込まれていく。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=345751





POV(ポイント・オブ・ビュー、一人称視点)の使い方がヘタクソだと思うが……。

地域の凶悪犯罪をリアルに描き、しかも面白い。

凶悪な犯罪が起こる要因状況、警官としてもつ・もたないの判断、犯罪者なりの流儀の通し方など、いいポイントがたくさんある。

「お前はファミリーだから、お前にもしものことがあったら、嫁さんとこどもの面倒はみる」におもわず泣きそうになった。

『オブリビオン』

2014年03月18日 | Weblog
ふつう

ジョセフ・コシンスキー 監督
トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー、ニコライ・コスター=ワルドー、メリッサ・レオ、ゾーイ・ベル 出演

2077年、地球はエイリアンの襲撃によって壊滅的な被害を受ける。やがて生き残った人類は他の惑星へと移住し、人々のいなくなった地球では、ドローンと呼ばれる無人偵察機による監視が続けられていた。そんな地球に残り、ドローンのメンテナンスやパトロールなどの任務に当たるジャック。ある日、未確認の宇宙船の墜落現場へと向かった彼は、そこでカプセルの中で眠る美女を発見する。やがて目を覚ました彼女はジュリアと名乗り、なぜか会ったこともないジャックの名を口にする。しかし肝心な記憶は曖昧で、彼女自身が何者なのかも分からなかった。一方ジュリアとの出会いをきっかけに、自分にも失われた記憶があることに気づくジャックだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344646





以下ネタバレ






自軍の兵器や装置を敵軍にメンテナンスさせるだろうか?

敵軍の捕虜を自軍で使うというアイデアは面白いが、記憶抹消のシステム、その技術の中途半端さが都合がよすぎる。

旧式の宇宙船が地球にもどってくることが、どうやって地球の人たちにわかったのだろうか?

SFだからこそ、「もっともらしさ・リアリティ」を感じさせなければならないのに、本作は脚本の弱さをごまかすためにSFにしているように感じる。

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

2014年03月18日 | Weblog
よい

アレクサンダー・ペイン 監督
ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、ジューン・スキッブ、ステイシー・キーチ、ボブ・オデンカーク 出演

アメリカ北西部のモンタナ州に暮らす老人ウディ・グラント。ある日、100万ドルの賞金が当たったという、どう考えてもインチキな手紙を受け取る。ところがウディはそれを信じ込み、はるか遠くのネブラスカまで歩いて賞金を受け取りに行こうとする始末。息子のデイビッドは、周囲が何を言ってもまるで耳を貸さない父に根負けし、無駄骨承知で彼を車でネブラスカまで連れて行くことに。そしてその道中で、ウディの生まれ故郷に立ち寄る父子だったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347524





映画館で観た。

映画会社の人、「ふたつの心をつなぐ旅」はやめろ。センスがなくてかっこわるくて、映画が好きな人がつけているとは思えない。

モノクロ映像、携帯をできるだけ排除、お母さんが下品で本作の世界を描いている。

これくらいの頑固爺いはどこにでもいるが、下品なヨメ、できた息子、態度が変わりすぎるむかしの知り合いたちのおかげで、ユーモラスでもあり感動的でもある作品になっている。お母さんがいなかったら、息子がもっと攻撃的にならざるをえないからだ。

以下ネタバレかも……







お母さんが死ぬのではないかと思っていたが違った。

コンプレッサーがおもしろい。