映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『カレ・ブラン』

2014年03月28日 | Weblog
ふつう

ジャン=バティスト・レオネッティ 監督・脚本
サミ・ブアジラ、ジュリー・ガイエ、ジャン=ピエール・アンドレアーニ、カルロス・レアル、フェイリア・ドゥリバ、マジッド・イヴ、アデル・エグザルチョプーロス 出演

近未来。高層ビルが建ち並ぶ無機的な街。10代の少年フィリップは、人肉加工場で働く母と2人暮らし。しかし、今の生活に絶望した母は自殺し、一人残されたフィリップは施設送りに。そこで彼は、未来の伴侶マリーと出会う。成人したフィリップは、組織の管理職として働き、就職希望者たちを理不尽な能力テストで“家畜”とそうでない者に仕分けしていた。一方、家庭では、妻になったマリーとの関係がすっかり冷え切っていたフィリップだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344828#1





『カレ・ブラン(CARRE BLANC)』がどういう意味なのか? これを調べるのに手間取った。
ー「カレ・ブラン」とは、フランス語で白い四角、数字のゼロを意味する。フランスの新鋭ジャン=バティスト・レオネッティ監督は、長編デビュー作を「カレ・ブラン」と名付け、人間が“ゼロ”すなわち無へと向かう近未来のディストピアを生みだした。ー
映画.comからの引用
http://eiga.com/movie/78093/interview/

作品の評価、感想を書く前に言っておきたい。
本作をネットで調べるとたいてい「社畜」と「家畜」ということばが使われている。
観る者に考える自由をくれ! おそらく映画を製作した人間とは無関係のバカがこれらのことばを使ったのだろうが、本作を観てほんとうに会社を意識したのか? また、「家畜」のほうも匂わせてはいるが、わざわざこのことばを使う必要性はない。イージーすぎるイメージを押し付けられるのは迷惑だ。

よって面接のシーンも就職なのか、全体主義社会でのステップアップのためのものなのか、はっきりとはわからないと思うぞ。かなり高齢者も受けていたしね。

養成学校みたいなところを出たふたりがともに「ふつうの感覚」を保持していたことと、あまり救いにならないエンディングが減点要素。

映像が美しい。

『ダラス・バイヤーズクラブ』

2014年03月28日 | Weblog
よい

ジャン=マルク・ヴァレ 監督
マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レトー、ジェニファー・ガーナー、デニス・オヘア 出演

1985年、テキサス州ダラス。酒と女に明け暮れ、放蕩三昧の日々を送るマッチョなロディオ・カウボーイ、ロン・ウッドルーフ。ある日、体調を崩した彼は、突然医者からHIVの陽性で余命30日と宣告される。ほかの多くの人同様、エイズは同性愛者がかかる病気と信じていたロンにとって、それはあまりにも受け入れがたい事実だった。それでも生きるため、エイズについて猛勉強するロン。やがて、アメリカでは認可された治療薬が少ないことを知り、有効な未承認薬を求めてメキシコへと向かう。そして、トランスジェンダーのエイズ患者レイヨンの協力を得て、大量の代替治療薬を国内のエイズ患者にさばくための仕組み“ダラス・バイヤーズクラブ”を立ち上げるロンだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347390





映画館で観た。

命がけなのはいうまでもないが、アメリカのシステムの矛盾も大きく取り上げた作品だと思う。

冒頭の3Pはホモ行為にはならないのか(笑)?
あと、空港で機長に化けるのは法的にOKなのか?

演技に関してはジャレッド・レトーのほうが力(リキ)はいっていたと思う。スーパーの握手シーンとかね。