映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』

2014年06月02日 | Weblog
ふつう

ベン・ザイトリン 監督
クヮヴェンジャネ・ウォレス、ドワイト・ヘンリー 出演

長々と伸びる堤防によって、まるで世界から切り離されているかのような小さなコミュニティ、通称“バスタブ”。自分には動物と会話できる特殊な能力が備わっていると信じる6歳の少女ハッシュパピーは、飲んだくれの父親ウィンクと暮らしながら、バスタブの仲間たちと活気にあふれた毎日を送っていた。その一方で、自然界は繊細な秩序で守られていると考える彼女は、秩序の崩壊によって獰猛な伝説の巨獣オ―ロックスが復活するとの言い伝えに怯えていたのだった。そんな中、100年に一度の大嵐が平和なバスタブに襲いかかろうとしていた……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344537#1





ほとんど情報をいれずに観て「ふつう」。町山智浩さんの解説を聞いてかなり魅力は増したが、評価はかわらなかった。わたしが宮駿の作品をあまり好きではないことと関係があるかもしれない。

ミシシッピ州の状況なのか、親子関係なのか、もっと大きな世界(観)なのか、いったい何を見せたいのかがうまく伝わらなかった。

演技はすばらしい。

あのナマズの捕まえ方は本当か?

『イノセント・ガーデン』

2014年06月02日 | Weblog
ふつう

パク・チャヌク 監督
ミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン、マシュー・グード、ダーモット・マローニー、ジャッキー・ウィーヴァー、フィリス・サマーヴィル、ラルフ・ブラウン 出演

大きな屋敷に暮らす少女インディア・ストーカー。誕生日には毎年、広大な庭のどこかに父からの靴のプレゼントが隠されていた。ところが18歳を迎えたこの日、彼女が見つけた箱の中には、謎めいた鍵が1つ入っているだけだった。時を同じくして贈り主であるはずの最愛の父が、不審な事故で突然の死を迎えた。こうして、決して心を通わせたことのない母エヴィと2人きりになってしまったインディア。ところが葬儀の日、長年行方不明だった叔父のチャーリーが姿を現わし、そのままインディアたちと一緒に暮らし始める。そしていつしか、知的でエレガントなチャーリーの魅力に心奪われてゆくインディアだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=345422#1





ビルグンドゥス・ロマン少女版。しかし、ミステリー部分の処理がとてもあまいために、おもしろくない。
あまりの悪趣味の結果に、わるい評価でもいいくらいだ。
思えばこの監督の『オールド・ボーイ』もおもしろくなかった。

趣味の違いはいいのだが、たとえば冷蔵庫の中の死体はいつ運んだのか? 敏感な人間がいるのに。

以下ネタバレ







あれが家政婦だともわかりにくかったし、カギのプレゼントも誰が送ったのかもすんなり説明できない。

単なる変態家族のもめごとでいいのだが、もうちょっと合理的な話の組み立てと耽美的な美しさを強調してもらいたい。