映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『悪の法則』

2014年06月13日 | Weblog
ふつう

リドリー・スコット 監督
マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、ブラッド・ピット、ブルーノ・ガンツ 出演

若くてハンサムな敏腕弁護士“カウンセラー”。美しい恋人ローラとの結婚を決意した彼は、ふとした出来心から闇のビジネスに手を出してしまう。派手な暮らしをする実業家のライナーから裏社会を渡り歩く仲買人ウェストリーを紹介され、メキシコの麻薬カルテルとの大きな取引に一枚噛むことに。ウェストリーからは危険な相手だと脅されたものの、自分は大丈夫とタカを括っていたカウンセラーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346480





映像と演技はいいよ。リドリー・スコットだから。しかしお話がハナシにならん! オソマツ! しかもこれとまったく同じことが『プロメテウス』にもあてはまるぞ。

キャメロン・ディアスの万能感にまったく根拠が無い。えげつない性格の人間(女性)はどこにでもいる。しかし、えげつないことを実行できる人間は少ないし、実行できるならそのなりたちを見せてくれないと納得出来ない。また、作品内で彼女とブラット・ピットとの接点をまったく描いていないのも欠点だ。

本作を好きな人は雰囲気だけで飲み込まれるタイプの人だろう。

以下ネタバレ






ブラット・ピットの死に方はメキシコの麻薬カルテルのやり方であるとアタマのほうで説明して、それをキャメロン・ディアスにやらせることもおかしい。単に問題を複雑にするだけで、誰も得をしないのだ。

『四十九日のレシピ』

2014年06月13日 | Weblog
ふつう

タナダユキ 監督
永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子、荻野友里 出演

ある日突然、熱田家の母・乙美がこの世を去る。その頃、娘の百合子は、夫との間に子どもができず、挙げ句に夫の不倫相手が妊娠と、精神的に追い込まれていた。判を押した離婚届と結婚指輪を家に残し、実家へと戻る百合子。ところがそこに待っていたのは、父の良平と彼をかいがいしく世話する見慣れない若い娘・イモだった。彼女は更正施設でボランティアをしていた乙美の生徒で、乙美から彼女が作った“暮らしのレシピカード”を託され、遺された家族の手助けをして欲しいと頼まれていたのだった。良平と百合子は、その中に書かれていた“四十九日の大宴会”という母の希望を叶えようと決意、イモとひょんなことから加わった日系ブラジル人青年ハルとともに準備に取りかかるのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=345696





問題を解決しようとしないどころか、事実確認さえもしっかりしない永作博美となぜ出てきたのかわからない岡田将生に最後までなじめなかった。

冒頭とっちらかりすぎで、なんの情報も入れずに観るものにはわかりにくかった。

ハワイアンもとってつけた感が強い。

若いときの乙美役を演じた荻野友里が魅力的だった。

『サウンド・オブ・ノイズ』

2014年06月13日 | Weblog
ふつう

オーラ・シモンソン、ヨハンネス・ファーネ・ニルソン 監督・脚本
ベンクト・ニルソン、サンナ・パーション、マグヌス・ボルイェソン、フレドリク・ミア、アンダース・ベステガルド、ヨハンネス・ビョーク、マルクス・ハラルドソン 出演

音楽一家に生まれながらも、自らは音痴で筋金入りの音楽嫌いという警官アマデウス。彼が追うのは、あらゆるものを楽器に見立て、とんでもない場所で音楽を作り出してしまう謎の音楽テロ集団。彼らは街中に張り紙をして、“4楽章の音楽テロ”なる前代未聞の犯行予告を実行していくのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344841





楽器を大事にしないところ、完成度が低い(結局主人公の難聴はなんだったのか?)ところはあるが、魅力も多い作品。

自分の価値観を押し通す犯罪者集団はおもしろいが、コンプレックスを背負った主人公と警察のほうの描写が不足している。

『デッドマン・ダウン』

2014年06月13日 | Weblog
ふつう

ニールス・アルデン・オプレヴ 監督
コリン・ファレル、ノオミ・ラパス、ドミニク・クーパー、テレンス・ハワード、イザベル・ユペール 出演

裏社会の大物アルフォンスは、何者かの脅迫に悩まされていた。ヴィクターは、そんなアルフォンスの右腕として一目置かれる寡黙なヒットマン。彼のマンションの向かいには、顔に痛々しい傷跡を持つ女ベアトリスが住んでいた。ある日、そのベアトリスがヴィクターに接触を図ってきた。彼女はヴィクターが殺人を犯す現場を目撃したと告白、通報しない代わりに彼女の顔に傷を付けた男を殺してほしいと思いがけない交換条件を持ちかけるのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346569#1





演技はしっかりしているが、話の説得力が不足している。

写真とかビデオとか、敵側にヒントを与え過ぎる。しかも、そういうことをして最終的にどういうことをしたかったのかがわからない!

ノオミ・ラパスの登場のしかたが便利すぎる。コリン・ファレルのピンチを不自然に助けすぎるのだ。

エンディングも不満が残る。

ノオミ・ラパスの母ちゃんがいい味だしている。