映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ストーカー』

2015年12月04日 | Weblog
ふつう

アンドレイ・タルコフスキー 監督・美術
アレクサンドル・カイダノフスキー、アナトリー・ソロニーツィン、アリーサ・フレインドリフ、ニコライ・グリンコ 出演

ある地域で“何か”(隕石が墜落したとも言われる)が起こり、住民が多数犠牲になり、政府はそこを「ゾーン」と呼んで立ち入り禁止にした。しかし、ゾーンには願いが叶うという「部屋」があると噂され、厳重な警備をかいくぐって希望者を「ゾーン」に案内する「ストーカー」と呼ばれる人々がいた。
ストーリーはウィキペディアより
http://bit.ly/1XDFx4o





おおむかしに熊本大学映画研究会の特別上映で観て、久しぶりに観直した。

軌道車にたどりつくまでがちょっと長い。

〈ゾーン〉には核や放射能の恐怖が、〈部屋〉には信仰のメタファーが設定要素として含まれているような気がした。
だから科学者である教授が部屋を爆破しようとしたのではないか。

作家が何をしに向かったのか、そしてどうして部屋にはいらなかったのかわかりにくい。

電話が通じるのか(笑)。

『シャークネード カテゴリー2』

2015年12月04日 | Weblog
ふつう

アンソニー・C・フェランテ 監督
イアン・ジーリング、タラ・リード、ヴィヴィカ・A・フォックス、マーク・マクグラス、カリ・ウーラー、ジャド・ハーシュ 出演

前回の一件で家族とよりを戻したフィン。故郷のニューヨークへ帰ろうとしたとき、竜巻が再びサメを巻き上げ、フィンたちの搭乗している飛行機に襲いかかった。
ストーリーはウィキペディアより
http://bit.ly/1LRlqDG





予告編を観てこれはいけるかも? と思って観たが、予告編のデキがよすぎた(笑)。

もっとバカっぽく、もっとハデにやってほしかった。

どうやら元はテレビ映画らしい。

このシリーズ今のところ三作あるようだ。

『ランダム 存在の確率』

2015年12月04日 | Weblog
ふつう

ジェームズ・ウォード・バーキット 脚本・製作総指揮・監督・原案
エミリー・フォクスラー、モーリー・スターリング、ニコラス・ブレンドン、エリザベス・グレイセン、アレックス・マヌジャン、ローレン・マハー、ヒューゴ・アームストロング、ローリーン・スカファリア 出演

彗星が最接近する夜。エムと恋人ケヴィンら8人はホームパーティーを楽しんでいた。そのとき、突然家じゅうが真っ暗闇に。どうやら彗星の影響で一帯が停電したらしい。近くに一軒だけ明かりのついた家を見つけ、訪ねてみる彼らだったが、そこで見たのはまったく同じ家、まったく同じ“自分たち”の姿だった。
ストーリーはWOWOWより
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/107014/





もしかしたら、『サンダーバード』などで有名なジェリー・アンダーソンとシルヴィア・アンダーソン元夫婦が製作した実写映画『決死圏SOS宇宙船』の影響があるかもしれない。
参考URL
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7093

『決死圏SOS宇宙船』はテレビで数回しか観ていないが、ちゃんとした(つじつまのあった)作品であった。

それと比べると本作は弱いところがある。
なぜ彗星がやってくるとそうなるのか? 彗星によっておかしなこと、不思議なことが起きるという前フリはあるにせよ、ちょっと無理がある。
それと、〈暗闇〉を通ることであのようになるというのが(笑)……、ほんとにブラックボックスになっている!

エム役のエミリー・フォクスラーはきれいだ。

『ゼロの未来』

2015年12月04日 | Weblog
ふつう

テリー・ギリアム 監督
クリストフ・ヴァルツ、デヴィッド・シューリス、メラニー・ティエリー、ルーカス・ヘッジズ、マット・デイモン、ベン・ウィショー、ティルダ・スウィントン 出演

人々の生活がコンピュータに過剰に依存した近未来。孤独な男コーエンは、巨大企業マンコム社で働く天才プログラマー。いつかかかってくるはずの大事な電話を待ち続ける彼は、会社のマネージメントに在宅勤務を直訴し認められる。以来、彼が住処にしている荒れ果てた教会に引きこもり、新たな任務である“ゼロの定理”の解明に勤しんでいた。そんなある日、パーティで出会った魅力的な女性ベインズリーの突然の訪問を受けるコーエン。強引な彼女に戸惑いつつも惹かれていく。同じ頃、マネジメントの息子ボブとも知り合い、図らずも親交が始まっていくが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=351422#1





映画の写真を二枚載せたが、四隅(フレーム)が丸みを帯びていることと、
以下ネタバレ






ラストに聞こえてくる〈声〉によって、テリー・ギリアムお得意の夢と現実の境界線がわからなくなるという展開だということがわかる。
町山智浩さんが言うところの「無限退行」であろう。

問題は脚本(パット・ラッシン)で、始まりから終わりまでの持っていき方が『バロン』や『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』と比べてへたくそで、納得のいく物語になっていない。

テリー・ギリアムの世界観を映像化するには予算が足りなかったのではないか。

マット・デイモンとティルダ・スウィントンは低予算でもおもしろそうな作品にガンガン出ている気がする。