映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『サード・パーソン』

2015年12月26日 | Weblog
よい

ポール・ハギス 監督・脚本
リーアム・ニーソン、ミラ・クニス、エイドリアン・ブロディ、オリヴィア・ワイルド、ジェームズ・フランコ、モラン・アティアス 出演

パリの一流ホテル。スイートルームに泊まるピュリッツァー賞作家のマイケル。新作の執筆に追われながらも、別の部屋に泊まる作家志望の女性アンナとの不倫を楽しんでいた。ローマのとあるバー。いかがわしいアメリカ人ビジネスマンのスコットは、エキゾチックな美女モニカに目を奪われる。ひょんな成り行きから、彼女が誘拐された娘の身代金を紛失したと知り、手をさしのべようとする。ニューヨーク。元女優のジュリアは、息子の親権を巡って別れた夫リックと係争中。多額の裁判費用を工面するため、高級ホテルで客室係として働き始めるジュリアだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=348677





とてもスリリングで複雑な作品。いちど観ただけだから、読み間違い、大間違いの可能性があります。

以下ネタバレ






自分の過失責任で子供を失った作家がいる。妻とも終わりかけているが、若い愛人はいる。
その作家の実体験が作品世界にどのような影響を及ぼすかを映像を使って表現した作品。
だから、子供を失いかけていたり、子供を取り戻そうとしたりするし、よくある男女のかけひきも幾度となく出てくる。

おそらく何度観ても明確な答えはないと思う。監督が意図的にそういう迷いを楽しませるように作ったもののはずだから。

これまた大間違いかもしれないが、「サード・パーソン」とは小説の読者、映画の観客を指しているのではないか。製作者、登場人物、それを解釈する第三の存在という意味ではないか。

『駅馬車』

2015年12月26日 | Weblog
よい

ジョン・フォード 監督・製作
ジョン・ウェイン、トーマス・ミッチェル、クレア・トレヴァー、ルイーズ・プラット、 ジョン・キャラダイン、ドナルド・ミーク、ジョージ・バンクロフト、アンディ・ディヴァイン、バートン・チャーチル、フランシス・フォード 出演

1885年、アリゾナからニューメキシコへ向かう駅馬車に、騎兵隊の夫を訪ねる妊娠中の妻ルーシー、酒に目がない医者ブーン、町を追放された酒場女ダラスなどそれぞれに事情を抱えた男女8人が乗り合わせる。途中、お尋ね者のリンゴ・キッドも乗り込んだ駅馬車は次の町にたどり着くが、ルーシーの夫はインディアンに襲われたことにより負傷してしまい、遠くの町へ運ばれており……。
ストーリーはyahoo映画より
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E9%A7%85%E9%A6%AC%E8%BB%8A/2805/story/





書いた記憶があるのだが、記事がない……。

キビキビとした展開がすばらしい。1.ジェロニモとの戦いと2.敵討ちと恋愛との板挟みと3.登場人物それぞれの持っているドラマと大きく分けてみっつの話のポイントがあるが、2に関してはあまりうまくいっていない。だから、駅馬車が終点に着いたあとがすこしもっさりというか長い印象になる。

医者が追い出された理由がわかりにくい。