映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『グローリー/明日への行進』

2016年03月01日 | Weblog
よい

エヴァ・デュヴァネイ 監督
デヴィッド・オイェロウォ、トム・ウィルキンソン、カーメン・イジョゴ、ジョヴァンニ・リビシ、アレッサンドロ・ニヴォラ、キューバ・グッディング・Jr、ロレイン・トゥーサント、テッサ・トンプソン、キース・スタンフィールド、ティム・ロス、オプラ・ウィンフリー 出演

1965年、アメリカ。前年にノーベル平和賞を受賞したキング牧師は、差別撤廃に理解を示すジョンソン大統領への働きかけとともに、黒人の選挙人登録を妨害し続ける南部アラバマ州での抗議運動に力を入れていた。そんな中、セルマから州都モンゴメリーへと向かう黒人のデモ行進が白人の州警察らによって襲撃される事件が起きる。その様子はテレビでも報じられ、アメリカ中に衝撃をもたらした。やがてキング牧師の呼びかけに応じ、人種の壁を越えて全国から多数の人々がデモ参加のために集まってくるが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352675





藤原正彦さんの『若き数学者のアメリカ』の中で、バスの前部は白人、後部は黒人などの有色人種が多く、藤原さんはわざといちばん前に堂々と座ったというエピソードがあった。
問題は誰かがすべてを解決してくれるようなことではなく、いろいろ残るし、意識しておかないといけないのではないか。

本作のラストで関係者のその後が描かれていて悲惨なものもあるが、「引き継がれている」感じがしてすばらしかった。

なぜいちど行進を中止したのかと、女性関係があいまいに描かれているが、すくなくとも前者はほんとうにわからないのではないか。

憎まれ役の白人俳優たちもいい。

『ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~』

2016年03月01日 | Weblog
よい

テイト・テイラー 監督
チャドウィック・ボーズマン、ネルサン・エリス、ダン・エイクロイド、ヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサー、クレイグ・ロビンソン、チカ・サンプター、ジル・スコット 出演

アメリカ南部の貧しい家庭に生まれたJBことジェームス・ブラウン。両親に恵まれず、荒んだ少年時代を送ったJBにとって、教会のゴスペル音楽だけが心の拠り所となる。青年となり窃盗の罪で服役したJB。刑務所で、慰問に訪れたボビー・バードと出会い、以来2人は深い友情で結ばれていく。バードと一緒にバンド活動を始めたJBはすぐにその才能を開花させ、大手レコード会社との契約を果たす。やがて敏腕マネージャー、ベン・バートのサポートを得て、次々と新しいことに挑戦し、業界に革命をもたらしていくJBだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=351247#1





ボビー・バードとの関係性を中心にした伝記映画。

時間の飛び方が抜群にうまい。子供時代にきれいにつながって、思わず泣きそうになった。

音楽に詳しくないが、「すべてをドラムと考えろ」はとてもわかりやすく、目からウロコであった。
また、わいろなしの宣伝・興業という当時としては革新的なやり方も、ジェームス・ブラウンが始めたことらしい。