映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』

2016年03月24日 | Weblog
ふつう

矢口史靖 監督・脚本
染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、近藤芳正、光石研、柄本明 出演

能天気な高校生活を送ったばかりに、気づけば大学受験には失敗し、彼女にも去られ、全てを失って卒業するハメになった平野勇気。そんな時、ふと目にしたのはパンフレットの表紙でほほえむ美女。彼女に会いたいがために、勇気は1年間の“林業研修プログラム”に参加することに。こうして向かった先は、ケータイの電波も届かぬ山奥にある神去(かむさり)村。しかし、そこに待っていたのは表紙の美女ではなく、ワイルドで凶暴な先輩・飯田ヨキとあまりにも過酷な林業の現場。たまらず逃げ出そうとする勇気だったが……・
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347864





演技はいい。この『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』というタイトルのせいで観客が5%くらい減ったと思われる。WOOD JOB!(ウッジョブ)か神去なあなあ日常のどっちかでいいじゃん。



作品内では架空の場所、架空の祭りを描いているが、その部分がうそっぽい。
大学生のサークルのシーンも類型的だし、祭りも雑だ。


ちなみに、長野県諏訪の人の話によると、御柱(おんばしら)の木に引かれて死ぬことは家族代々語り継がれるべき名誉ある死に方なのだそうだ。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』

2016年03月24日 | Weblog
ふつう

押井守 監督・脚本
筧利夫、真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、田尻茂一、堀本能礼、しおつかこうへい、藤木義勝、千葉繁、森カンナ、吉田鋼太郎、高島礼子 出演

20世紀末に設立された特科車両二課パトロール中隊、通称“パトレイバー”。しかし、レイバーの衰退とともに活躍の場を失い、いまや解隊の危機。そんなある日、最新鋭の戦闘ヘリ“グレイゴースト”がテロリスト集団に強奪され、首都1,000万人を人質にした大規模テロが勃発する。“見えない戦闘ヘリ”の神出鬼没の攻撃に苦戦を強いられる警察と自衛隊。そこで、お荷物とまで呼ばれた“特車二課”が、警察最後の砦として、テロリストの野望阻止に立ち上がるのだった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=350970





まず、「機動警察パトレイバー」シリーズの完全新作だと思ったら間違う。不完全新作だと思え。『機動警察パトレイバー2 the Movie』の時間をずらしただけにしか見えない。

この監督がウソ歴史シリーズに凝っているというのは知っているが、クーデターや革命が好きなのかもしれない。

本作でやりたかったのはおそらく中盤の敵の倉庫襲撃で、それ以外は力がはいっていない。そのシーンにしても、悪いことをやっていると意識している敵側が襲撃を受けるまで武器を持っていない(武器庫に保管している)のはおかしい。



そのほかにも、水面を這うように進むミサイルを見せた直後に、もっと上から橋に降りていくような構図のミサイルを見せられてもイメージがうまくつながらない。

最新鋭戦闘ヘリと旧型警察用ロボとの戦いで、ロボットを勝たせたい、または引き分けにしたいのであれば、それなりの知恵や偶然やビジュアルや演技などが必要になってくるのだがなかった。




そんな魅力の少ない作品の中でひとり輝いていたのが、太田莉菜であった。

ちなみに『モスクワは涙を信じない』は映画のタイトルであり、「泣いたところで誰も助けてはくれないものだ」という意味を持つロシア語の格言だそうである。(ウィキペディアより)

『大統領の執事の涙』

2016年03月24日 | Weblog
よい

リー・ダニエルズ 監督
フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、キューバ・グッディング・Jr、テレンス・ハワード、レニー・クラヴィッツ、ジェームズ・マースデン、デヴィッド・オイェロウォ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、アラン・リックマン、リーヴ・シュレイバー、ロビン・ウィリアムズ、クラレンス・ウィリアムズ三世、ヤヤ・アラフィア、ミンカ・ケリー、ネルサン・エリス、マライア・キャリー、アレックス・ペティファー 出演

奴隷解放後も差別が日常的に行われていた時代。幼くして南部の農園で働くセシル・ゲインズは、白人に父親を殺された後、ハウス・ニガー(家働きの下男)として登用され、白人に仕える作法を叩き込まれる。やがて町に出たセシルは、幸運な出会いと努力の結果、高級ホテルのボーイとなる。そして、そこでの仕事ぶりが認められ、ついにホワイトハウスの執事に大抜擢される。彼は執事として“見ざる聞かざる”を貫き、空気のように存在を消して的確に仕事をこなし、歴代大統領たちの信頼を獲得していった。一方、家庭では白人に従順に仕える彼に反発するように、長男が公民権を求めて過激な反政府運動に身を投じていくが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347351



『ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~』と『グローリー/明日への行進』を観ていたのでとっつきやすかった。特に『グローリー/明日への行進』のほうは理解の手助けになった。


黒人問題と職務と家族の問題のバランスがとてもいい。
それぞれのからみ方がうまいというべきか。

ニクソンが魅力的で、レーガンのいいところと悪いところが交換条件のように描いてある。

ラストが感動的でいい。

邦題はどうだろう?